【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田憲治さんは5年間で退く、衆議院事務総長に築山信彦さん

2024年06月21日 23時01分45秒 | 国会人事
[写真]きょうで勇退した岡田憲治・前衆議院事務総長、きょねん2023年10月20日、宮崎信行撮影。

 衆議院はきょう令和6年2024年6月21日の本会議で、岡田憲治さんの事務総長辞任を了承。事務総長に築山信彦さんの就任を全会一致による選挙省略で選びました。

  岡田前事務総長は5年間で勇退となりました。

 築山新事務総長は、委員部長、事務次長を歴任。4代連続で東京大学法学部卒の事務総長となります。

 以上です。

新しい参議院事務総長に小林史武さん、岡村隆司事務総長はちょうど3年で退く

2022年12月10日 21時56分03秒 | 国会人事
[画像]参議院議長に当選した尾辻秀久さんを、議長席に導く小林史武事務次長(当時)、ことし2022年8月3日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 参議院本会議で、岡村隆司事務総長が退き、後任に小林史武さんが当選しました。きょう令和4年2022年12月10日から、尾辻秀久議長・長浜博行副議長のもとで、参議院の議事や人事をつかさどることになります。

 岡村さんは感染対策での代表質問のマイク消毒、車椅子ユーザーのスロープ設置などで事務をつかさどりました。残念ながら参議院に多い印象が古今東西ある中堅職員の長期病欠があったようで、その任務もこなしたと思われます。

 また参議院事務総長は衆議院と違って、押しボタン式投票の時間を区切って、集計し、スクリーンに表示する機械のスイッチを右手人差し指で操作するという大役がありますが、感染対策で休止しています。

 参議院事務総長は5代連続で、ほぼ3年間で交代するルーチンとなっています。

 小林さんはおそらく本会議場で首相の真後ろが指定席となる議事部長などが長く、建制順で2番目ながら最エリートコースの委員部の経験は歴代総長よりもやや短いかもしれません。

 ねじれのない3年間となりますが、小林総長も、次の参院選の後の院の構成・臨時国会まで続けるでしょうから、なにか変化があるかもしれません。

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小宮山洋子さんが中央選挙管理会委員に 元厚生労働相兼内閣府大臣、枝野さんに近い

2021年06月16日 11時41分15秒 | 国会人事
[写真]小宮山洋子さん、9年前の2012年、宮崎信行撮影。

 国会は、中央選挙管理会の委員の欠員を補充し、小宮山洋子・元厚生労働大臣兼内閣府担当大臣を任命しました。

 さっそく第49回衆院選の比例代表の当選者の確定などの会議にあたることになります。

 小宮山洋子さんは、1998年7月の菅直人代表・羽田孜幹事長の参院選で比例代表トップで初当選。その後、衆議院に院替え。消費者庁を設置する特別委員会では、枝野幸男さんらと行動を共にしました。

 厚生労働大臣(兼)内閣府担当大臣として社会保障と税の一体改革関連法の長時間審議にあたりました。

 政権再交代選挙では地滑り的な大敗を喫して、引退。以前から世田谷区と軽井沢町の二拠点生活をしていましたが、最近は軽井沢町が多く、羽田次郎さんが当選した参院補選にも顔を出していました。

 中央選挙管理会は各党のOBOGが委員となっています。その一方、県選管の中には、自民党の元県会議長の実力者が、日程を強引に決めていることもあり、問題視する動きが潜在的に継続しています。

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【官僚人事】内閣総務官に大西証史さん、官報掲載、予算委員会「桜」連日答弁経て

2020年08月20日 09時42分53秒 | 国会人事
[画像]大西証史さん、ことし2020年2月4日、衆議院インターネット審議中継をスクリーンショット。

 大西証史・内閣総務官を含む今夏の内閣官房人事が、きょう2020年8月20日付の官報に掲載されました。

 大西証史さんは1964年愛媛県。東大法学部を経て昭和63年1988年に厚生省に入りました。

 大西さんは、2月・3月の衆参の予算委員会でテレビ入り基本的質疑も含めて内閣審議官として、「桜を見る会」の名簿について野党議員からの質問に答弁していました。内閣総務官が就任直前の国会で連日答弁に立っていたのは異例の展開。安倍晋三首相忖度官僚の論功行賞人事といえるかもしれませんが、さすがに言い過ぎかもしれません。

 内閣総務官として全府省庁が書いた総理答弁を集約。また、在任中に、衆議院の解散の詔書の写しをお盆に載せて内閣官房長官に手渡す役回りも果たしそうです。

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衆議院事務次長に岡田憲治さん、参議院警務部長に大蔵誠さん

2019年01月04日 08時14分06秒 | 国会人事

[写真]皇居桜田門外から見た国会議事堂、きのう2019年1月3日、宮崎信行撮影。

 衆議院と参議院は、今週平成31年2019年1月1日(火・祝)付で、事務局人事を発令しました。

 衆議院事務次長には、議事部長・庶務部長・管理部長を歴任している、岡田憲司さん。

 衆議院調査局長には、阿部優子・事務次長。過去に事務次長が調査局長に横滑りした例は他に無いようです。

 衆議院庶務部長には、花島克臣さん。

 衆議院管理部長には、二階堂豊さん。

 衆議院記録部長には、藤井宏治さん。

 参議院警務部長には、大蔵誠さん。

 参議院管理部長には、金沢真志さん。

 参議院国際部長には、国際部や庶務部の副部長だった、加賀谷ちひろさんが昇格。

 参議院記録部長には、秘書課長・国際部長の経験がある、鈴木千明さんが就任しました。

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【人事】衆議院法制局長に橘幸信さん、改憲手続きシフトか、憲法審査会などで29回答弁

2017年12月08日 14時26分55秒 | 国会人事

[画像]橘幸信・衆議院法制局長、2014年2月4日分の衆議院審議ライブラリから、きょうスクリーンショット。

 衆議院法制局長に橘幸信さんが就任しました。

 平成29年2017年12月8日(金)付で、橘新局長は60歳。

 第48回衆院選後初めての第195回特別国会の最後の本会議で、鈴木正典法制局長が辞任。ただちに、大島理森議長は、橘さんを衆議院法制局長にしました。

 衆議院要覧によると、橘さんは昭和32年11月生まれで、昭和57年4月に衆議院に入省。衆議院法制局第四部第二課長、千葉大学助教授出向、憲法審査会事務局総務課長を経て、衆議院法制局の第二部長、法制企画調整部長、法制次長などをつとめてきました。

 国会審議では、合計29回答弁しています。裏方の職員としては異例の多さ。そのうち、23回は憲法審査会。そして、花形の予算委員会にも2回登場。スクリーンショットした、平成26年2月4日(火)は総理入り集中審議ですので、NHK国会中継にも登場したことになります。このときは、橘さんは「憲法改正国民投票法案の立案、審議の際にお手伝いさせていただきました事務方の立場から御答弁させていただきます」と語っており、局長就任前から、改憲手続きで、憲法審査会に属する議員からの信頼があついことをうかがわせます。

 ただ、鈴木前局長と橘新局長は4歳違いで、入省年次が3年違い。橘さんは現在60歳ですので、改憲シフトというよりも、順当な人事が絶妙なタイミングでやってきた、というところでしょう。

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[人事]2017年7月1日付国会人事、衆議院予算委員会専門員、憲政記念館長、参議院議院運営課長

2017年07月01日 20時48分58秒 | 国会人事

 平成29年2017年7月1日(土)付けで、衆議院事務局、参議院事務局、参議院法制局などはおのおの、人事異動を発表しました。通常国会閉会後の、7月1日付けの人事異動が多い傾向にあります。

 発表といっても、衆議院倶楽部、参議院倶楽部に加盟していないとプレスリリースは基本的にもらえません。なので、私だけでなく、民放テレビ局政治部ももらえていないかと思います。

 衆議院が管理する憲政記念館長、常任委員専門員、参議院で過去の事務総長も経験している、委員部議院運営課長らの人事異動がありました。

 日経新聞(衆議院参議院)から。

▽ 衆院(1日)内閣委員会専門員、長谷田晃二▽文部科学委員会専門員兼科学技術・イノベーション推進特別調査室長、鈴木宏幸▽農林水産委員会専門員、室井純子▽経済産業委員会専門員、佐野圭以子▽国土交通委員会専門員、山崎治▽予算委員会専門員、石上智▽憲政記念館長、宇佐美雅樹


▽ 参院(1日)記録部副部長、久保田正志▽庶務部副部長、加賀谷ちひろ▽同、塚本禎宏▽厚生労働委員会調査室首席調査員、佐伯道子▽環境委員会調査室首席調査員、金子和裕▽予算委員会調査室首席調査員、星正彦▽請願課長、広松彰彦▽議院運営課長、北脇達也▽委員部第二課長、荒井透雅▽同第三課長、加来賢一▽同第四課長、山本秀彦▽同第五課長、高野智子▽同第六課長、森黒土▽同第七課長、三瓶朋秀▽厚生課長、福嶋博之▽営繕課長、松村高俊▽自動車課長、有薗裕章▽情報監視審査会事務局総務課長、富士由将
▽ 〔法制局〕第二部第一課長、宇田川令子▽同第二課長、又木奈菜子▽第四部副部長、武蔵誠憲▽同部第二課長、斎藤陽夫▽第五部第一課長、宮沢宏幸▽調査課長、伊藤正規

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衆議院事務局人事、委員部長は女性初の阿部優子元議事部長、議事部長に五十嵐一郎さんら 1月1日付

2016年01月01日 05時00分00秒 | 国会人事

 衆議院は平成28年2016年1月1日(金)、「1課9部1局」のうち、6部長らの人事異動を発令しました。おのおの、新しい議事部長に五十嵐一郎さん、委員部長に阿部優子さん、記録部長に矢尾板丈明さん、管理部長は岡田憲治さん、憲政記念館長に花島克臣さん、憲法審査会事務局長に斎藤育子さんを充てました。

 しあさって週明け4日月曜日からの第190回通常国会にのぞみます。

 議院事務局法(昭和22年4月30日法律83号)と衆議院事務局事務分掌規程は次の「1課9部1局」を設けています。

 秘書課、議事部、委員部、記録部、警務部、庶務部、管理部、国際部、憲政記念館、憲法審査会事務局、調査局。

 このため、法令で定めた建制順では、向大野新治事務総長、紅谷弘志事務次長に続き、議事部長、委員部長。本会議場での座り位置の並びもそうなっています。

 ただ、形式主義的な議事部長と実質主義的な委員部長という対比や、本会議には事務総長、事務次長も出席している関係もあり、現在と先代の事務総長は、議事部長を経た後に委員部長を務めています。

 阿部優子委員部長は衆議院事務局史上初めての女性の委員部長。建制順トップの議事部長はすでに務め、その後、憲法審査会事務局長をしていました。委員部では議運を担当する議院運営課長もやりました。入局は昭和60年(1985年)3月。

 衆議院事務局は現在では、現役職員の国内勤務地は、東京都千代田区永田町に限られています。国内転勤はありません。女性国家公務員が働きやすい職場といえそうです。れでいて、局全体で常時3名ほどがロンドンおよびそれ以外の海外で議会調査をしていますし、東京で国際部員になれば海外からの見学客に常に対応し、委員会による海外派遣の同行もごくまれにあります。輝く女性にはやりがいがあるでしょう。忙しい委員会と、そうでない委員会とで、人員配置に配慮しているようにうかがえることもあります。

 なお、名称が似ている、衆議院法制局、参議院事務局、参議院法制局は、憲法の二院制の規定もあり、もともと、採用試験が別ですので、人事交流はありません。

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(http://miyazakinobuyuki.net/)

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