南日本新聞=gooニュースによると、尾辻秀久参議院議長(83歳)は来年夏の通常国会後の改選に出馬せず、今期限りで引退すると断言しました。
自民党は1年後に迫った鹿児島県選挙区(改選定数1)の公認候補内定者を探すことになります。
尾辻さんは当選6回。日本遺族会枠の全国比例選出を経て、鹿児島県区に移りました。
議連会長として、「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」(平成31年法律14号)をまとめました。が、先週3日(水)に最高裁大法廷が優生保護法そのものに14件目の違憲判決を出しました。地裁など国賠訴訟は1000万円以上の金額となっており「一時金支給法」の320万円は少ないとされています。厚生労働大臣の後輩となる田村憲久現・議連会長は、次の第214回臨時国会でさっそく支給法の改正案を提出する段取り。尾辻さんは議長の立場なのでかかわれなさそうです。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/minaminippon/region/minaminippon-20240708214317
尾辻秀久参院議長が勇退へ 「年齢や体力考慮」来夏の選挙立候補せず
自民党で長年活動し、厚生労働相などを歴任した参院議長の尾辻秀久氏(83)=南さつま市出身=は8日、南日本新聞の取材に、2025年の次期参院選に立候補せず、今期限りで勇退する意向を明らかにした。議員任期が満了となる同年7月まで、議長の職責を果たす考えも示した。
理由について尾辻氏は「年齢や体力などを考慮し、これからさらに6年、今まで通りの議員活動をするのは難しいだろうと判断した」と語った。「今は精いっぱい任期を全うしたい。議員として鹿児島最優先で仕事に臨む」と強調した。
この時期に勇退意向を明かしたことに関し「参院鹿児島選挙区は1人区。自民党や県連が公認候補を決める時間的猶予も必要だ」と説明。後継を巡っては「今後の日本に必要な、しかるべき人が選ばれると信じている」と述べた。
1940年生まれ。鹿児島県議を経て89年の参院選で初当選し6期目。厚労相や参院副議長、日本遺族会長など歴任し、ドミニカ移民問題の解決やがん対策基本法成立に尽力した。超党派議連の代表職も数多く担った。2022年8月、議長就任に伴い、自民会派を離脱した。
以上です。