【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【選挙】候補者が埋没して見えないとの声、襷をしない真意は

2024年06月25日 21時32分44秒 | 大縄跳びの内側から
 都知事選で、商店街を練り歩いた新人候補者(前参議院議員)が埋没してしまい、姿が見えなかったとの声が、現地や事後のSNSで上がっています。

 公職選挙法143条で、候補者は「たすき、胸章及び腕章の類」を使えるとしています。逆に、「アドバルーン、ネオン・サイン又は電光による表示、スライドその他の方法による映写等の類」は日本の選挙では使えないことになっています。

 私はよく、武士道にたとえるので、分かりにくいと苦情を受けていますが、現職にきりかかるチャレンジャーは、武士道では、先に名乗ることになっています。

 新人は自分が知名度があると思って、たすき(襷、タスキ)をしないと見られます。真意はまだ取材していません。

 が、選挙事務所・議員会館にアシッドアタック、刃物、爆弾などを使った殺害を予告するファクスが届き、警視庁が警戒を強めています。

 そのため、私服警官などが多く、また東京は立憲民主党の地方議員の割合が多い傾向があり、ボランティア・スタッフの男性の割合が多く、女性の候補が埋没して見えないまま、練り歩きで通り過ぎて行ってしまったと、商店主からの声も出ていました。



 やはり、陣営の人数が多くなればなるほど、たすきを使って、あの人が候補者だ、あの人がこの運動の神輿だということを明示するのが基本だと考えます。新人が自分は知名度があるからタスキをいらないと考えているのだったら、うぬぼれです。


[画像]たすきを使った選挙運動の例。

 以上です。
 


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