flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

春日大社

2006-01-18 12:56:45 | かみのやしろ

(奈良市春日野町 世界文化遺産 旧官幣大社)
 冬の若草方面を訪れた。春日大社へと向かったが、初めての筈なのに、過去に訪れたような感覚がした。興福寺へは十六年振り、東大寺には二十四年振りに訪れる。辺りの鹿達の、自然とのコントラストが良かった。
 春日大社は、神護慶雲二年(768)藤原永手が鹿島神宮の武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、香取神宮の経津主命(フツヌシノミコト)、枚岡神社の天児屋根命(アメノコヤネノミコト)と后の天美津玉照比売命(アメノミツタマテルヒメノミコト)を合祀し、創建したものとされる。平安時代の記録『延喜式神名帳』には「大和国添上郡 春日祭神四座」とある。また、弘仁四年(813)藤原冬嗣が興福寺南円堂を建立した際、本尊の不空絹索観音が春日大社祭神である武甕槌命の本地仏(神仏の垂迹)であるとされ、以後、興福寺との神仏習合が深まっていった。
   

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