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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

沖縄からの手紙 Part Ⅰ

2009-04-12 19:23:05 | 道外の旅

 与那国島の嵩西義明氏からたくさんの与那国島の香りとともに手紙が届いた。(嵩西氏と私の関わりについてはこちらを参照ください。
 それは私からの手紙に応えてくれたものだった。
 私は3月初めに嵩西義明氏に次のような手紙を書き送っていた。
        
        ※ 嵩西氏からの贈り物 そのⅠ 与那国島の海岸の白い
         砂やさんご礁、貝殻などです。できれば箱庭のようなもの
         を作ってみたいと思っています。

『 沢木が視て、そして感じたのは、与那国島の島民が外敵に翻弄される小島の悲哀を味わいつつも与那「国」の末裔としての誇りのようなものを感じたのではないだろうか…、このあたりのことを与那国島の人たちの末裔の一人である嵩西さんはどうお感じになっているのか、ぜひお聞きしてみたいと思ったのです』

 それから約1ヶ月の時を経て、嵩西氏からの返信が届いたのです。
 たくさんの与那国島の香りとともに…。
 そして手紙にはこう書かれてありました。
『お手紙で質問の島(国)の誇りですが、私はあまりありません。実は父が家系のことを色々調べていましたが、先祖は首里(本島)まで分かりましたが、父が亡くなりそれ以上のことは分かりません。元々私には島民以外の血が流れているせいなのかもしれません。
 でも、島の人々にはなにかプライドを感じます。何か分からないけど、島以外の事にはあまり興味がないことです。私は良い意味と悪い意味の両方感じられます』
        
        ※ 嵩西氏からの贈り物 そのⅡ 与那国島産のサトウキビ
         を原料とした黒糖です。

 嵩西氏は島民のプライドのようなものを感じつつも、それは《良い意味と悪い意味と両方を感ずる》と言います。
 それは嵩西氏だからこそ感ずることのできる感情なのでしょう。
 嵩西氏は手紙に次のように書き添えてくれた。
『こんど島に来られた時は、酒を飲みながら語らいたいと思います』

良い意味と悪い意味…、それは何を指すのだろう?
その謎を尋ねながら与那国島を再訪したいなぁ、との思いが私の中に芽吹こうとしています。
        
        ※ 嵩西氏のからの贈り物 そのⅢ 与那国島の人たちが
         よく飲んでいる「長命草茶」です。
        
 嵩西氏からも贈り物はもう一つあります。そのことについては次回にレポートします。