田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 74 中央区・「島判官」出会いコース

2009-04-23 22:11:21 | 札幌ウォーク & Other Walk
 コースは北海道神宮の表参道に通ずるいわばメイン通りを神宮に向かうコースです。何度も訪れているコースですが、あらためて周囲を見渡しながらゆっくりとウォークしました。

 コースの正式名を中央区・札幌開拓の原点「島判官」出会いコース(コースマップはこちら 往復3.0Km)と言います。
 島義勇(よしたけ)判官は明治2年、北海道開拓史主席判官となり現在の札幌市の街並みの基盤を構想し着手した人物として知られ、「北海道開拓の父」と称されているが、その顕彰銅像が北海道神宮社殿の横に建立されています。

 このコースのスタート&ゴールは表参道に通ずる北1条通りから少し入ったところにある「円山まちづくりセンター」です。
 昭和の商店街の色を残す円山まちづくりセンター界隈から、北1条通りに出て真っ直ぐ北海道神宮を目ざします。
 たくさんの車が行き交う道路を跨いで建つ第一鳥居をくぐり、表参道に通ずる北1条通りに面した商店街を眺めながら進むと、今は廃館となった元札幌市長公館が見えてきます。
        

 最近各地の首長の公館や公宅の廃止のニュースが相次いでいます。実際に不必要な場合もあるのだと思いますが、果たして札幌市ほどの大都市の場合はどうなのでしょうか?
        

 元札幌市長公館のところから少し横にそれたところに在札幌米国総領事館があり、星条旗がなびいていました。周りはぐるりと塀に囲まれ、入口には警官が常駐していて警備もなかなか厳重です。
        

 元のコースに戻ると、その後は円山公園を左手に見て進みます。まもなく桜の季節がやってくると公園内は多くの花見客が訪れ、焼肉の煙に満たされます。
 円山公園内のコース近くに島判官の後を継いで開拓史判官として実際に札幌の街づくりを担った岩村通俊の銅像が建っています。
        

 岩村通俊像の近くには、百年行幸記念の石碑、包丁塚などが建っていますが、これらは以前に「冬景色の神宮・円山公園散策コース」(そのレポートはこちら)で紹介しましたので割愛します。

        

 さらに進むと第二鳥居が見えて、いよいよ北海道神宮境内へと進みます。
 表参道を進み、神宮神門の左横に目ざす「島義勇判官銅像」が聳え立っています。
 台座を入れるとその高さは5メートルくらいにもなるでしょうか。
 中国人のカップルが銅像を背景にして記念写真を撮っていましたが、意味を分かっていたのだろうか?それとも単なる背景として?
        

 その後、神宮拝殿に上り拝礼を済ませた後、参道横にある参拝者休憩所に寄りました。
        

 ここは六花亭製菓の茶菓がお茶と共に無料で参拝者に提供されています。
 訪れた日はちょうど「判官さま」という餅菓子が提供されていて、美味しくいただいてきました。
                

 春の陽気に包まれた午前、来たときと同じ道を円山まちづくりセンターまで戻りました。
《ウォーク実施日 ‘09/04/18》