田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

大人のまちなか探検隊 3

2009-10-26 16:13:45 | 札幌(圏)探訪
 某日、出勤前の時間を利用し南1条の西1~2丁目を虫瞰図的に歩き回りました。「おやじのまちなか一人探検隊」は順調に進んでいます!
 
 この日は出勤が10時30分だったので出勤前に街に出ることにしました。
 毎日一万歩を自らに課しているために、目ざす南1条まで歩け歩けです。

 南1条へ向かう途中でテレビ塔前を歩いていた時でした。テレビ塔の脚下の目立たない所に見慣れぬものを見かけました。近づいてみると⑦「さっぽろテレビ塔 SINCE1956」と記されたプレートが立っていました。よく見るとテレビ塔が立てられた由来のようなことが書かれてありました。それは植え込みの陰にひっそりと立っていて近くに寄って撮影するのも大変でした。それを見ていた中国人カップルがそのプレートに近づき記念写真を撮っていた所を、私がまたその後から撮りました。
        
        ※ プレートには1956年当時、札幌の人口は50万人足ら
         ずと記されています。現在とは隔世の感があります。        

        
        ※ プレートのところで記念撮影をする中国人カップルです。

 南1条の西1丁目に入ってまず目に付いたのが(株)「日動」の前に置かれていた⑧「シャクナゲの木が植えこまれた枡」でした。札幌市内のビルや会社の前に最近こうした大型のプランター(枡)に植え込まれた小さな木が目立ってきたように思われます。街路樹といわないまでも街路樹的雰囲気を演出させようとしているのでしょうか?
        
        ※ こうした大型プランターでの植え込みが目立つ札幌市内です。

 (株)「日動」を通り過ぎると比較的大きな「萬田記念病院」が一角を占めています。その外来用の玄関が開いたときに私は見逃しませんでした。何やら興味ある彫刻が見えたのです。私には北海道が産んだ世界的な彫刻家の⑨「安田侃の彫刻」のように見えました。後から病院に確かめたところ間違いなく安田侃さんの作品だということが判りました。これはなかなかの発見ですよ!(と自画自賛しています)
        
        ※ 安田彫刻に共通する白い大理石と滑らかな曲線です。

 その萬田記念病院に寄り添うように時代がかった建物に入っている居酒屋「高田屋」がありましたが、その店の横の壁には⑩「大きな落書き」が描かれていました。よく橋桁などに見られるような落書きです。もしかすると古びた壁をカモフラージュするために店主が絵を描きたい若者に壁を提供したのかな、などとうがった見方をしてしまいました。
        
        ※ 古い壁に黒やグレーを使い、モノトーンの世界を意識した?

 西2丁目に入るともうすっかり札幌の表の顔といった雰囲気でファッションビルと駐車場が辺りを占め、面白そうなスポットは見つかりそうにありません。
 唯一、⑪「岡田花香仙」という変わった名前の店が目に入りました。線香を売る店かなと思ったのですが、看板の案内には「印章・ゴム印・印刷・・・」とあって「線香」の名が出てきません。後の方になってようやく「お香・のし袋・・・」といったそれらしきものの名前がようやく出てきました。時代と共に売れる商品が変わってきたことを示していたのかもしれません。
        
        ※ 扱い商品名のところがテカッてしまいましたね。

 この日の最後は、市役所の屋上に上がりました。
 私の記憶では屋上に庭園があったように思われたのですが、上がってみて私の記憶違いだということが判りました。市役所の屋上は⑫「屋上展望回廊」になっていました。ただ回廊とはいってもぐるっと周りを回れるような形ではなく、北側と南側に分かれて展望するようになっていました。(名前に偽りあり?)
 市役所の19階にある屋上は周りに高い建物が増えたとはいえ、まだまだ展望のきく魅力的なところです。また同じ階にある「パーラーあおぞら」は隠れたスポットの一つといえるかもしれません。
        
        ※ 展望回廊です。広すぎる場所にプランターでアクセントをつけています。

        
        ※ 北側の展望回廊から見たビル群に囲まれた札幌時計台です。

 う~ん。札幌のまちなかも「虫瞰図的目線」で見るとなかなか面白いですなぁ~。