田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

またまたまたまた 年末 de 札響の第九

2012-12-09 21:57:21 | ステージ & エンターテイメント
 すっかり年末の恒例となってきた感がある「札響の第九」である。今回もいつものメンバーで昨日演奏会を楽しんだ。いつ聴いても第四楽章の合唱には圧倒される。「札響の第九」を聴くと「今年もいよいよ暮れだなあ」という感を強くする。それにしても…。

                

 昨日(8日)札響の本拠地キタラ(中央区中島公園1-15)で今年の「札響の第九」演奏会があった。
 2009年の年末に「年の暮れに第九でも聴きましょうか?」と私が提案以来、毎年3人でベートーヴェン交響曲第9番 ニ短調op.125「合唱付き」を楽しんでいる。
 今年の特徴は指揮者がこれまでの尾高忠明さん、高関健さんという日本人指揮者から、札響の首席客演指揮者を務めるラドミル・エリシュカというチェコの方に代わったことだった。
 ラドミル氏は当年81歳という高齢であるが、その履歴を見るとヨーロッパではかなり高名な方のようだ。

            

 もう4回目ともなると第九について語ることはいいだろう。今回はちょっとやぶにらみ的なことを記すことにしたいと思う。
 その一つは、指揮者のラドミル氏のことだ。私たちの席は例によって比較的リーズナブル(4,000円)なRAブロックだった。その席はちょうどオーケストラを横から見る位置で、指揮者のラドミル氏の表情がよく見えるところだった。
 私にはラドミル氏が演奏中なんだか不機嫌そうに見えた。時々、ラドミル氏のサインがダメ出しをしているようにも見えた。これはあくまで素人がそう見えたという話であって、おそらく真実ではないとは思うのだが…。あるいはレベルの高いヨーロッパからやってきたラドミル氏にとっては不満な箇所もあったのかな?などと考えてしまった。

          

 もう一つ、この「札響の第九」の開催の時期がずいぶん前倒しされて開催されたなあ、という感じなのだ。
 ‘09が12月26日、‘10が12月26日、そして昨年が12月17日だった。それが今年は12月8日である。札響の都合もあるとは思うのだが、以前に比べずいぶん早い時期の開催である。「今年もいよいよ暮れだなあ」とは記したが、本音を言えば「ちょいと早いんじゃないの」という気分だ。
 できればもう少し年末も押し迫ってから開催してほしいなあ、というのが偽らざる気持ちである。

 と言いながらも、三人でこれまた恒例の忘年会になだれ込み、「来年はどの席を予約しようか」という話が早くもH氏から出てくるのだった…。