田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

アートパフォーマンス in 赤れんが

2014-12-25 15:40:57 | ステージ & エンターテイメント
 赤れんが庁舎で催されるイベントには良質のものが多いと感じていたが、なかなか参加する機会がなかった。今回出演した二つのグループのパフォーマンスは私を十分に満足させてくれるものだった。 

               

 12月21日(日)午後、赤れんが庁舎において、二つのグループが出演するパフォーマンスが行われると道新で告知があったので駆け付けてみた。
 出演する二つのグループとは打楽器アンサンブル「Esperanza(エスペランサ)とジャズコンポの「酒本廣継 2 Trombone Meeting +2」だった。


 最初は14時から約50分、Esperanzaの4人が打楽器の演奏を披露した。
 使用した楽器は、マリンバ、ヴィブラフォン、グロッケン、シロフォンであったが主としてマリンバが使用された。

 彼らは打楽器ということで聴衆の飽きを警戒したのだろうか、バラェティに富んだプログラムを編成した。それは2曲目と4曲目に用意した楽器を使わず、彼らの肉体を楽器として演奏したことである。

 具体的には「ボディパーカッション」と称して、自分たちの身体の各所を叩いて「スパニッシュダンス」という曲を演奏した。
さらに4曲目には「ヴォイスアンサンブル」と称して、それぞれが特定の野菜の名を連呼することで音楽に仕上げた「野菜の気持ち」という曲を披露してくれた。
 いずれも打楽器奏者としての可能性を広げる試みだったのだろう。
 計7曲を披露してくれたが、もちろん本職の打楽器を使っての演奏は、4人全てがプロ、あるいはセミプロで活躍している人たちだから確かな演奏を披露してくれた。
《Esperanzaメンバー》
  ◆白戸 達也(リーダー?) ◆石川 千華 ◆伊藤 汐里 ◆佐藤 奏子


 若干の休憩を入れて15時から登場した「酒本廣継 2 Trombone Meeting +2」は、プラス2の二人以外は全員がプロの奏者で2本のトロンボーンをメインとして本格的なスタンダードジャズを聴かせてくれるグループだった。(編成は2本のトロンボーンとギター、ウッドベースである)

 酒本氏はプレイヤーであるとともに、トロンボーンの指導者としても活躍しているようで、もう一人のトロンボーンプレイヤーは彼の愛弟子で若干19歳の坂本菜々という女性プレイヤーだった。
 また、+2というのも彼の教え子で、高2と中1という若い女の子だったが、二人ともしっかりした演奏ぶりが印象的だった。
 トロンボーンの音色がそうであるように、どこか気怠い雰囲気を醸し出すジャズに魅かれるものがあった。
《酒本廣継 2 Trombone Meeting メンバー》
  ◆酒本廣継(リーダー、トロンボーン) ◆坂本 菜々(トロンボーン)
  ◆長沼 発(ギター)       ◆本間 洋佑(ウッドベース)

 このように赤れんがで催されるイベントはかなり質の高いプレイヤーが毎回出演しているように思える。
 告知を見逃さないようにしながら、楽しみたいと思っている。