いよいよ年の瀬も押し詰まってきた。どうやら元旦はあまり天気が良くなさそうだ。はて、どうしたものか?
さて、「私的に‘14を振り返る」シリーズも今回を含めて残り2回となった。今回は、【どんなステージを堪能したか】、【どんな映画を観たか】について今年一年を振り返ってみることにした。
【どんなステージを堪能したか】
◆平成開進亭(「初笑い寄席 in シアターZOO」桂枝光と桂宮治の落語 シアターZOO 1/04)
◆中国大黄河雑技団(中国の地方の雑技団の選抜による演技 サッポロファクトリー 1/04)
◆フランツ・ヴィルト修復記念レクチャーコンサート(ラントシュ・イシュトヴァーン他 1/18)
◆タマラ・コキラシヴィリ ピアノコンサート(ポーランド人ピアニスト 道立近代美術館 3/22)
◆札響アンサンブルコンサート(札響の管楽器の三人でのコンサート 道立近代美術館 3/25)
◆チカホ クラシックライブ VOL.11(大平まゆみ + 高橋聖純〈フルート〉 &教育大生 4/17)
◆小樽・手宮夜桜ライブ(道内で活動するアマチュア、セミプロのライブ 手宮神社境内 5/10)
◆チカホ クラシックライブ VOL.12(大平まゆみ + ホクレングリーンコール 5/22)
◆Sapporo Sound Square (Jammin’ Zeb ステージ チカホ3条広場 6/13)
◆円山ミュージックソン(アマチュア音楽祭的イベント 北海道芸術高校、カフェ他 6/22)
◆PMF大通公園コンサート(PMFヨーロッパ、PMFオーケストラ・ブラス・メンバー 7/09)
◆PMFオープニングコンサート(PMFオームストラ、九嶋香奈枝他 芸術の森野外ステージ 7/12)
◆PARK JAZZ LIVE CONTEST(アマミュージシャンのコンテスト ミュージックテント 7/21)
◆PMF GARAコンサート(PMFオーケストラを初め豪華な出演陣 キタラ 8/02)
◆ばんけいミュージックフェスティバル(多彩な顔ぶれが揃う野外音楽祭 ばんけいスキー場 8/10)
◆ハーモニカアンサンブル演奏会(北海道内のハーモニカの祭典 東京からも賛助出演 キタラ 9/19)
◆チカホ クラシックライブ VOL.13(大平まゆみ + 札幌国際短編映画祭関係者 10/10)
◆サッポロサウンドスクェア(函館出身のMACO、三人組のWHITE JAMのライブステージ 10/16)
◆ザ・北海道ベンチャーズ チャリティライブ(札幌大教授をメインとしたメンバー 札幌大学 11/02)
◆北海道ハンドベルフェスティバル(全道のバンドヘル愛好家が集った祭典 教文会館 11/08)
◆Mother Crossライブ(幼稚園父母のゴスペルグルーブ サッポロファクトリー 11/21)
◆X‘mas朗読とハープの夕べ(クリスマスの詩の朗読とハープのコラボ 時計台ホール 12/17)
◆アートパフォーマンス in 赤れんが(打楽器アンサンブル、ジャズコンボ演奏 赤れんが庁舎 12/21)
◆札響の第九(恒例の年末行事、今年で5回目 きたら 12/27)
【どんな映画を観たか】
◆「かぐや姫の物語」(製作費50億円を投じた高畑勲監督のアニメ シネマフロンティア 1/05)
◆「鑑定士と顔のない依頼人」(沢木耕太郎が絶賛したミステリー ディノスシネマ 1/08)
◆「キタキツネ物語」(獣医師竹田津実氏原作 1978年制作のオリジナル版 学院大サテライト 1/14)
◆「さよなら、アドルフ」(ナチスに翻弄された少女の物語 ディノスシネマ 2/16)
◆映画版「おしん」(主役の濱田ここねが予想外の好演をした映画 道新ホール 2/18)
◆シリア問題映画会(「シリア、踏みにじられた人々と希望」 北大学術交流会館 3/20)
◆「銀の匙」(農業高校の生活の漫画を原作とした映画 シネマフロンティア 3/31)
◆「それでも夜はあける」(黒人奴隷社会からの脱却を試みる黒人の物語 シネマフロンティア 4/17)
◆「WOOD JOB」(都会の軟弱な青年が林業に挑む話 シネマフロンティア 5/23)
◆「ふしぎな岬の物語」(吉永小百合主演 千葉の岬にある喫茶店の物語 札幌プラザ2・5 10/02)
◆「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」(北朝鮮による拉致被害者家族の記録映画 教文会館 10/13)
【どんなステージを堪能したか】では、今年もたくさんのステージを楽しむことができた。私の中でのベスト3を挙げるとすれば、PMF GARAコンサート、ばんけいミュージックフェスティバル、チカホ クラシックライブといったところだろうか?
PMF GARAコンサートは豪華出演陣のうえ、クラシック初心者でも十分に楽しめる構成となっているので来年もぜひ参加してみたいと思っている。
ばんけいミュージックフェスティバルは、おじさんたちでも楽しめるロック系の音楽祭で、昨年に続き楽しむことができた。
チカホ クラシックライブは、札響の大平まゆみさんのチャリティーによって行われている無料ライブだが、今年は3回も聴かせてもらうことができた。大平さんのクラシックを広めようとする奉仕の精神には頭が下がる思いである。
【どんな映画を観たか】を振り返ると、今年は映画観賞の本数が例年の半分以下と、映画観賞の機会が極端に少なくなったのが一つの特徴である。常々、「映画は最高のエンターテイメント」と言ってはばからない私らしくない一年だった。
原因として考えられるのは、メディアなどで宣伝する映画にけっこう期待外れが多いという思いが私の中で育ちつつあることが一つある。もう一つは、良質の映画の情報を入手する手段を持てていないことが挙げられる。
それにしてもである。やはり、私の関心が映画以外に向きつつある一年だった、ということも言えそうだ。
わずか11本の中からベストワンを挙げるとすると、ミステリアスなストーリーがいつまでも記憶に残った「鑑定士と顔のない依頼人」ということになる。
しかし、ステージも、映画も、例え年齢を重ねても楽しめる分野である。これからもできるぎり楽しむ機会を増やしていきたいものだ。