「札幌ぶらり散歩」とは、札幌市内の歩道のできるだけ未体験のところを歩くことによって、新たな発見や心に留まった光景などをレポートしようとするものである。
現存するほとんどのサイロは歴史遺産的に扱われ、観光資源などとして利用される中、本日レポートの三つのサイロはまだまだ現役としての役割を果たしているサイロのようであった。
乳牛など飼育する牧場地帯にはかつて林立するようにあったサイロであるが、牧草や飼料の保存方法の改良によって無用の長物と化し、道内の農村風景から急速に姿を消していったのがサイロだった。
そんなサイロが現役として使われているらしい光景に札幌市内で出会った。
11月30日(日)、この日私は月寒グリーンドーム(旧称)に所用があったので、車で移動した後、グリーンドーム周辺をウォーキングすることにした。
グリーンドームの周囲には北海道農業専門学校・八紘学園の実習地・牧草地が広がっている。
本日の話題のサイロはその実習地・牧草地で目にしたものである。
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※ 赤いトタン屋根と札幌軟石の落ち着いた色合いのコントラストが素晴らしいですね。
最初に目にしたのは、月寒東1条13丁目の八紘学園資料館の横に建っていた二連式のサイロだった。資料館の横というのだから、あるいは現役ではないのかもしれない。
石造りの二連式サイロだったが、使われていた石は札幌の名産・札幌軟石だった。
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※ こちらは別角度から撮ったものです。札幌軟石って渋いですねぇ。
続いて、その直ぐ近くに小さなサイロがあった。サイロの壁に大きく「養鶏」と書かれていたのは艶消しだったが、反対にそれが現役であることを示しているようでもあった。こちらの築材はコンクリートブロックだった。
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※ 可愛い、可愛いミニサイロです。
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※ こちらは明らかにコンクリートブロック製です。
さらに八紘学園の実習地・牧草地を取り巻く周囲の道路を歩いていると、牧草地の中に建てられた牛舎の横に大きなやはり二連式のサイロが目に入った。
こちらの方は現役バリバリといった感じで、牛舎の周りには牛がたくさん放牧されていて、外部の者は容易に牛舎(サイロ)に近付けない。しかたがないので、可能なかぎり近づき、望遠を駆使してカメラに収めた。
牛たちはカメラを構えた怪しいおっさんを「何者じゃい?」といった目つきながらも、どこかぼやーっとした表情でこちらを眺めていた。
遠目ではあるが、こちらのサイロはレンガ製のように見えた。
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※ 牛舎もサイロも現役バリバリです。
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※ 牛たちはみんなお尻を向けていますが、写真に写っていない一頭が私をじーっと見ていたのです!
と、八紘学園内にある三つのサイロを眺めてきたのだが、そのうち二つは明らかに現役のように思われた。
冒頭に、道内においてサイロは急速に姿を消したと記したが、私が聞いた話ではサイロは牧草などを刈り取ったものをサイロに貯蔵し、冬期間の食料に供していたが、技術革新によってラップフィルムで巻いただけで保存できる方法が開発されたことによりサイロが無用となってしまったようだ。道東の牧場地帯などではタワー型の大型のサイロの建設費用が?千万円もしたと聞いている。そうした設備投資が無駄になるのだから農業も大変である。
八紘学園のサイロが現役で使われているということは、あくまで教育用として酪農の原点を学ばせるという必要性からかもしれない、と考えたのだが…。
札幌市内には現役云々は別として、まだまだサイロのある風景がある。いつかまたレポートできたら、と考えている。
現存するほとんどのサイロは歴史遺産的に扱われ、観光資源などとして利用される中、本日レポートの三つのサイロはまだまだ現役としての役割を果たしているサイロのようであった。
乳牛など飼育する牧場地帯にはかつて林立するようにあったサイロであるが、牧草や飼料の保存方法の改良によって無用の長物と化し、道内の農村風景から急速に姿を消していったのがサイロだった。
そんなサイロが現役として使われているらしい光景に札幌市内で出会った。
11月30日(日)、この日私は月寒グリーンドーム(旧称)に所用があったので、車で移動した後、グリーンドーム周辺をウォーキングすることにした。
グリーンドームの周囲には北海道農業専門学校・八紘学園の実習地・牧草地が広がっている。
本日の話題のサイロはその実習地・牧草地で目にしたものである。
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※ 赤いトタン屋根と札幌軟石の落ち着いた色合いのコントラストが素晴らしいですね。
最初に目にしたのは、月寒東1条13丁目の八紘学園資料館の横に建っていた二連式のサイロだった。資料館の横というのだから、あるいは現役ではないのかもしれない。
石造りの二連式サイロだったが、使われていた石は札幌の名産・札幌軟石だった。
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※ こちらは別角度から撮ったものです。札幌軟石って渋いですねぇ。
続いて、その直ぐ近くに小さなサイロがあった。サイロの壁に大きく「養鶏」と書かれていたのは艶消しだったが、反対にそれが現役であることを示しているようでもあった。こちらの築材はコンクリートブロックだった。
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※ 可愛い、可愛いミニサイロです。
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※ こちらは明らかにコンクリートブロック製です。
さらに八紘学園の実習地・牧草地を取り巻く周囲の道路を歩いていると、牧草地の中に建てられた牛舎の横に大きなやはり二連式のサイロが目に入った。
こちらの方は現役バリバリといった感じで、牛舎の周りには牛がたくさん放牧されていて、外部の者は容易に牛舎(サイロ)に近付けない。しかたがないので、可能なかぎり近づき、望遠を駆使してカメラに収めた。
牛たちはカメラを構えた怪しいおっさんを「何者じゃい?」といった目つきながらも、どこかぼやーっとした表情でこちらを眺めていた。
遠目ではあるが、こちらのサイロはレンガ製のように見えた。
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※ 牛舎もサイロも現役バリバリです。
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※ 牛たちはみんなお尻を向けていますが、写真に写っていない一頭が私をじーっと見ていたのです!
と、八紘学園内にある三つのサイロを眺めてきたのだが、そのうち二つは明らかに現役のように思われた。
冒頭に、道内においてサイロは急速に姿を消したと記したが、私が聞いた話ではサイロは牧草などを刈り取ったものをサイロに貯蔵し、冬期間の食料に供していたが、技術革新によってラップフィルムで巻いただけで保存できる方法が開発されたことによりサイロが無用となってしまったようだ。道東の牧場地帯などではタワー型の大型のサイロの建設費用が?千万円もしたと聞いている。そうした設備投資が無駄になるのだから農業も大変である。
八紘学園のサイロが現役で使われているということは、あくまで教育用として酪農の原点を学ばせるという必要性からかもしれない、と考えたのだが…。
札幌市内には現役云々は別として、まだまだサイロのある風景がある。いつかまたレポートできたら、と考えている。