田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

氷瀑巡り №2 星置の滝 & 乙女の滝

2021-01-24 19:41:24 | 環境 & 自然 & 観察会

 久しぶりに晴れ上がった札幌の空の下、滝野すずらん丘陵公園内の滝に続いて氷瀑巡りを楽しんだ。水しぶきを上げる夏の滝とはまだ違った姿を見せる冬の氷瀑もなかなか良いものである。

   

   ※ 雲一つない今日の札幌の青空でした。(午前中)

 このところ降雪が続いたり、曇り空が多かったりと滅入る日が多かった札幌だが、今日はスカッと気持ち良く晴れ上がった札幌の空だった。そこで私も早速フィールドに飛び出した。今日は手稲山山麓にある四つの滝を巡って歩いた。その四つとは、「星置の滝」、「乙女の滝」、「平和の滝」、「布敷の滝」の四つである。四つの滝は川筋が二つに分かれるので、今日と明日の二日にわたってレポすることにする。

星置の滝

 「星置の滝」は星置川にできた滝であるが、近くに手稲西小や手稲西中があるなど、住宅街に近いところに位置する滝である。

   

   ※ 「星置の滝」は車道のすぐ横から谷に下ります。

   

   ※ このように入口から階段状に下っていきます。

 滝のすぐ傍には「真言宗巣立祈祷道場 如意輪寺」という除霊ができるお寺があるなど心霊スポットとしても有名な滝である。

   

   ※ ちょうど階段状のところを降りたところに如意輪寺の建物がありました。

   

   ※ お寺のある所から、さらに細い道を上っていくと…。

 滝の入口は道路脇にあり、滝に行くには難しくない。道路脇から階段状に200mほど急降下すると、川向に如意輪寺が見える。そのお寺に行く橋は、一般人は使用することができないようだ。お寺を横目にさらに進むと、そこに「星置の滝」が現れる。高さ12mとけっして大きな滝ではないが、全体が氷に覆われていた。しかし、滝を落ちる水の流れの音が聞こえてくる。そして滝壺は満々と水を湛えていた。つまり滝を流れ落ちる水の外側は凍っていたけれど、内部は今も水が流れ落ちていた。

   

   ※ 正面真ん中の氷の中を水が流れ落ちているものと思われました。

   

   ※ 滝つぼはごらんのように凍ってはいませんでした。

乙女の滝

 同じ星置川の上流にあるのが「乙女の滝」である。「乙女の滝」と命名された理由は、滝を流れ落ちる水の様子が優雅なことからつけられたとされている。

   

   ※ 手稲山登山の登山口「乙女の滝口」の標識です。「乙女の滝」まで1.4キロを歩きました。

 「乙女の滝」へ行くには、地図で確認すると「星置の滝」からさらに道路を遡り、道路が途切れたところから川沿いをスノーシューで近づこうと考えていた。ところが現地へ行ってみると、道路は企業の私有地(三菱マテリアル)のようで、きれいに除雪はされているものの、進入禁止となっていた。

   

   ※ 先行者の足跡を辿って「乙女の滝」に向かいます。

 そこで仕方なく、手稲山登山の「乙女の滝口」に車を置き、そこから徒歩で向かうことにした。距離にして約1.5キロである。先行者が雪を踏み固めていてくれたために、スパイク付き長靴で向かうことにした。天気は晴天、風はなく絶好のコンディションである。しんと静まりかえり、雪に覆われた林の中を歩くのはとても気持ちの良い。

 気持ちが良かったせいだろうか?ここで私は一つのミスを犯した。「乙女の滝」は散策路から脇道に入らねばならないのだが、その入口の標識を見落としてしまった。気が付いた時には4~500mも山道を登っていた。あわてて引き返し、脇道に入って無事に「乙女の滝」に到達することができた。

   

   ※ 写真の真ん中辺に標識がありますが、これでは見落としてしまいます。

   

   ※ この日「乙女の滝」を見に来た人はいなかったようです。

 「乙女の滝」は落差約8m。「星置の滝」よりさらに小さい。滝は二段に分かれているということだが、下の段の滝は「星置の滝」と違い、流れ落ちるところが凍っておらず、水が滑らかに滑り落ちる様子を見ることができた。

   

   ※ ちょっと小ぶりで氷瀑と称するには迫力不足かな?

   

 二つの滝とも氷瀑と称するにはやや小ぶりかな?とも思われたが、私の中では氷瀑のコレクションが増えたと思い満足している。

※ 今回を「氷瀑巡り №2」とするために、先に訪れた「アシリベツの滝」と「鱒見の滝」を№1とすることにした。