天気予報は思わしくなかったが、一縷の望みをかけて今朝日の出前に藻岩山登山を敢行した。しかし、ご来光を期待した多くの登山者の願いもむなしく太陽は微笑んでくれなかった…。
拙ブログにお立ち寄りの皆さま
新年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、私の新年の事始めは「天気が良ければ藻岩山に登って初日の出を仰ぎたい」と予告していた。ところが天気予報は数日前から最悪の荒天と出ていたため、半ば諦めていた。
それが昨日(12月31日)の午後になって、晴天になったではないか!私は俄かに期待し、「あるいは?!」との思いから藻岩山登山を決めた。
午前4時起床し、準備を整え5時少し前に「慈恵会病院登山口」に着いた。駐車場はちょうど満杯となる寸前だった。
午前5時、周りはまだまだ暗い中、登山用のヘッドライトを点け登山を開始した。上りはじめ頃から細かな雪が降ってきたことがやや不安だった。
※ ヘッドライトはこのように足元を照らしてくれます。
反対に幸運なこともあった。私のすぐ前を先行した方が絶好のペースメーカーになってくれたのだ。非常にゆっくりと確実に歩を刻む方だった。私が登山する場合は身の程を知らずにどうしてもオーバーペースとなってしまい、辛い思いをしながらの登山が多かった。今日はその方のペースに付いていくことで、気持ち良く登り続けることができた。
ここ数日の降雪で登山コースには厚く雪が踏み固められていたが、私は例によってスパイク付き長靴で登ったが、上りも下りまったく不安がなかった。
※ 登山中、中腹からは街の夜景が見え、期待を抱かせてくれたのだが…。
登山者は例年に比べると少なかったのだろうか?いつもだと急斜面などではヘッドライトが点々と続くのだが、今日はそれほどでもなかった。やはりここでもコロナ禍が影響していたようだ。
ゆっくりと登り続けて1時間15分後の午前6時15分、背中にやや汗を感じ始めたときに山頂に到達した。山頂から見た札幌市の中心街はまだ夜が明けておらず夜景が綺麗に見えたので「あるいは?」と思いで日の出時刻を待った。
※ 山頂から札幌市の中心街を見ると、鮮やかな夜景が広がっていました。
藻岩山々頂の特長は、山頂に登山者のための休憩舎があることだ。私はそこで日の出時刻近くまで待つことにした。
6時50分、休憩舎を出て屋上の展望台に行くと、意外や意外、多くの登山者が日の出を待っていた。例年は藻岩山ロープウェイが運行されているため、初日の出を見るたくさんの人たちが詰めかけ大混雑になるのだが、今日は登山者だけだったのだが、それでも100人前後の人たちが詰めかけていたように見えた。
※ 初日の出を待つ人たちですが、これはほんの一部の人たちです。
全天は曇っていた。しかし、東の空の一端の雲が切れだいだい色の空が僅かに広がっていたため、私はまだ諦めてはいなかった。
※ 残念ながら、僅かな雲の隙間がだいだい色に染まっただけでした。
しかし、時間が経つにつれてだいだい色の空がしだいに狭まってきて、本日の日の出時刻の7時06分になっても何の変化も表れなかった。
う~ん。残念!無念!退散せざるを得なかった。
皆さまに札幌の初日の出をお届けしようと考えていたのだが、願いは叶わなかった。意欲が衰えなければ来年再びチャレンジしたい。
※ 下山は一斉に登山者が下山したので、写真よりはるかに多い人数の方が下山したため危険なほどでした。(走って下山する人が多いためにとても危険です)