昭和歌謡を中心にアコーディオンで伴奏し、皆が心の中で口ずさむ。なんとも心和む集まりに参加した。この3~4年、カラオケにもいくことのなかった私には、例え声には出せずともなんとなく心が癒されたひと時だった…。
一昨日(10月14日)、西区八軒にある「八軒地区センター」において「サロン・ド・ハッチ コンサート」が開催され参加した。参加を思い立ったのは、アコーディオンを片手に市内各所で歌ごえ喫茶的な活動を展開している石澤佳子さんが出演すると知ったからだ。いぜん、私は4・5回石澤さんの歌ごえ喫茶に参加して楽しい思いをしたことが蘇り参加してみたいと思い立ったのだ。
ところで「サロン・ド・ハッチ」とは何のことだろうと思ったのだが、どうやら会場が八軒地区センターということもあり、八軒地区センターの会場をサロンのようにして開放し、地区住民の方々の交流を図りましょう、ということのようだ。いただいたパンフによると、その「サロン・ド・ハッチ」がコロナ禍のためにここ2年半ほど開かれていなかったということで、今回は本当に久しぶりの開催だったようだ。会場には開催を待ちわびた中高年の方々が100名近く参加していたようだ。
石澤さんはどんな曲でも楽譜なしで自分流に弾きこなす技量をもった方で、今回も昭和歌謡を中心に多くの曲を演奏してくれた。その曲目はというと…。
①赤とんぼ、②野菊、③修学旅行、④さらば恋人よ、⑤恋人よ、⑥枯葉、⑦追憶(⑥、⑦はアコーディオン独奏で)、⑧湯の街エレジー、⑨遠くへ行きたい、⑩北酒場、〈休憩〉
⑪真夜中のギター、⑫帰ってこいよ、⑬津軽のふるさと、⑭だんご三兄弟、⑮リベルタンゴ(⑭、⑮はアコーディオン独奏で)、⑯黒ネコのタンゴ、⑰証城寺の狸囃子、⑱月の法善寺横町、⑲紅葉、⑳上を向いて歩こう、《アンコール》愛の讃歌
問題は歌詞カードまで渡されて、石澤さんの素晴らしいアコーディン演奏があって、「声を出してはいけない」という縛りだった。参加者たちはついつい細やかに声を出していたようだ。それを聴いた周りの人たちも声を出したことで、主催者から何度も「声を出さないように!」と注意が入った。今の時期だから、主催者の注意はいたし方ない。しかし、歌うのが好きな方にとってはつらい規制だったに違いない。一日も早く以前のように大きな声を出して、ストレスが発散できるような日が来ることを願いたいものである。