地球の気候温暖化が懸念されているが、時間の尺度を何億年、何千万年という途方もない尺度で見た時に、現在の温暖化をどう捉えるべきか?門外漢には想像すらつかないレベルのお話に耳を傾けてみた…。
9月24日(土)午後、札幌市中央図書館において中央図書館主催の「サイエンス・フォーラム in さっぽろ」が開催された。講演題はタイトルにある通り「地球史的視点から見た気候変動」と題して、新潟大名誉教授であり、現在北海道総合地質学研究センターの理事長を務める宮下純一氏が講師を務めた。
私にとっては難解すぎる演題に一瞬躊躇もしたが、怖いもの見たさも手伝い参加してみることにした。予想どおり宮下氏のお話は私にとっては難解を極めた。そのためどうレポすべきかかなり悩んだこともあり、レポも遅れてしまった。
宮下氏の話は、元素の話、大気の組成の話、地球の誕生の話と基礎の基礎から私たちに易しく話されたが、それすらも私の中にはなかなか入ってこなかった。そこで私がかろうじて理解できたかな?と思われる部分についてのみレポすることにした。
良く言われているように地球は誕生以来46億年が経っていると言われている。その46億年は地球史的はいつくかに分類されるのだが、地球史的に現在も含まれる直近の時代を「新世紀」と呼ぶそうだが、それすら6500万年前から現在までを指し、その中からさらに約250万年前から現在までを「第四紀」と称しているそうだ。その第四紀はこれまでに4度の氷河期があったが、氷河期と氷河期の間の比較的気温が高い時期を「間氷期」と呼び、そうした間氷期は数万年から20万年くらい続くそうだが、現在は新世紀における4度目の間氷期だそうだ。その間氷期がそろそろ終わりを迎えているということが地質学会において共通見解となっているらしい。
※ 講演をする宮下氏です。(演題上のパーテーションが光を反射しています)
前置きが非常に長くなった。ここからは急に現実的な数字となるのだが、宮下氏は19世紀、20世紀の気温の変化を示し、特に20世紀末において気温の上昇が急激であることをグラフを示しながら説明された。(このことは今や科学界においては常識となりつつある)
宮下氏は明言されなかったが、現在起こっている気候変動によって地球が壊滅的な状況となることと、近い将来にやってくる第5の氷河期の到来とがどちらが早いかということをおっしゃっていたのだと私は解した。(この私の理解に自信はないことを断っておきたい)
講義を伺った後、ネットなどを検索していると氷河期の到来が2030年にも始まると予測している地質学者もいるとの記事も目にした。
天文学的な数字を提示されても門外漢の私にはピンとこないのが正直なところだった。今を生きる私たちは近視眼的に地球温暖化を憂慮するのだが…。
「怖いもの見たさ」で参加したが、やっぱり怖かった。
紅顔の美少年も還暦の色男になるはずです。
まあ、厚顔無恥の初老の紳士とも僭称できますが。
それと氷河期ですが、ぼくが子供の頃、子供向けの科学雑誌では「氷河期が来る」と言われていたものです。
いつの間にか、氷河期も終わったのかと思ったら、気候変動と氷河期のデッドヒート状態だったのですね!
ご指摘を受けて焦りました。私のことだから、またやってしまったかな?と…。慌てて調べ直しましたが、どうやらしろまめさんが学んだ時代から地球の年齢はどうやら1億年も年齢を重ねたようですね。ともかく私のミスではないらしいと分かってホッとしている自信のない私でした
それにしても、何億年とか、何千万年とか、もう私の理解の範囲外でお話に付いていくのが大変でしたぁ。