田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

炎暑の中でPMFピクニックコンサート

2022-07-31 11:52:01 | ステージ & エンターテイメント

 誰がこんな酷暑を用意したんだ!?と毒づきたくなるほどの暑さの中でのPMFピクニックコンサートだった。フルオーケストラの音は魅力たっぷりだったのだが、酷暑は演奏に集中しようとする私を妨げるばかりだった…。

         

 昨日(7月30日)午後、札幌芸術の森野外ステージにおいて「PMFピクニックコンサート」が開催された。私にとって、今夏数多く聴いたPMF関連のコンサートの酉を飾る期待のコンサートだった。

 朝からピーカンに晴れた空は、会場の芸術の森野外ステージに向かう頃には、車の車外温度計が35℃を示していた。(実際の札幌の気温は30.8℃だったという)

   

   ※ 私が会場に着いた開場15分前にはご覧のような長蛇の列がうねうねと続いていました。  

 私が会場に着いたのは、開場時間の15分前の11時45分だった。すると開場を待つ長蛇の列が100メートル以上に伸びていて「出遅れたか!?」という思いだった。しかし、いざ会場に入ってみると、さすがに野外会場である。広々としていて、私が望んだ会場の中央付近の芝生席に無事に席を確保することができた。そこに私は野外フェス用(と私が勝手に呼んでいる)の折り畳みチェアを取り出し座ったのだが、暑くてかなわない。たまらず持参した雨傘を日傘に変えて私自身をガードした。

   

   ※ 観衆の方たちは写真のように食料や飲み物を持参して入場する人が多かったです。

   

   ※ 私が座った後方の芝生席です。遠くにはテント群が並んで見えます。

   

   ※ そのテント群です。この日のような強い日差しの中では最適です。写真が曇っているのは蒸気のせいかな?

   

   ※ 私が野外フェス用の折りたたみチェアと呼んでいる年に一度しか使わないグッズです。

 13時、ピクニックコンサートはスタートした。冒頭を飾ったのは、なんと!ジャズトリオだった。日本のジャズピアニストの第一人者である小曾根真がプロデュースし、自らも演奏に加わり、ピアノ+トランペット+コントラバスのトリオが30分間演奏した。曲名ははっきりと聞き取れなかったが、クラシックの曲にジャズテイストを加えた数曲が演奏された。演奏自体を私が評価することなどできないが、トランペットの音色が印象的に私の耳に届いた。

 続いてはHBCジュニアオーケストラが登場した。彼らが披露した曲は次の二曲だった。

 ◆喜歌劇「軽騎兵」序曲 / スッペ

 ◆バレエ組曲「眠れぬ森の美女」から / チャイコフスキー

 HBCジュニアオーケストラとは小4~高校生まで、将来の音楽家を目指して活動しているとか。総勢80数名のフルオーケストラの音はやはり素晴らしい。今回のPMFで来札した指揮者ダニエル・マツカワ氏の指導・指揮によって堂々とした演奏を披露してくれた。

   

   ※ 演奏中に写真はNGとのことで、演奏会前にステージを写しました。

   

    ※ ステージ上空はご覧のように雲一つない青空が広がっていました。暑いはずです。

 それにしても暑い!首の周りを中心に私は汗まみれで、持参したハンカチは使い物にならないくらいだった。休憩を挟んで第二部はいよいよPMFオーケストラの登場である。披露された曲は3曲だった。その3曲とは…。

 ◆歌劇「オペロン」序曲 / ウェーバー

 ◆ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26 / プロコフィエフ

 ◆交響曲 第2番 ニ長調 作品73 / ブラームス

 比ぶべくもないが、やはりHBCジュニアオーケストラとは段違いの優れた演奏だった。一つ一つの紡ぎ出す音の質が違っているように思えた。さすがにオーディションを通過してきた若き音楽家たちの集団である。

 「おーっ!?」と思ったのが、ビアノ協奏曲のピアニストが小曾根真氏だったことだ。ジャズピアニストとはいってもクラシックにも精通されていることなのだと思う。しかし、私にはやはり小曾根氏のピアノにはジャズテイストが混入されているように思えてならなかった。それは先入観というものなのだろうか??

 圧巻は最後のブラームスの交響曲第2番だった。迫力ある圧巻の47分間はピクニックコンサートの最後を飾るに相応しい一曲だった。

 それにしても暑かった!炎天下でのコンサートは体力も相当に要求されるものだと悟らされた。途中、集中力が途切れてしまう瞬間もあったが、なんとか最後まで乗り切れた。

 PMFの開催は2021の途中打ち切りを含めて、3年ぶりの開催となったが、私は計6回のコンサートに足を運びPMFを楽しませていただいた。今年ほどの回数は無理かもしれないが、来年以降も楽しませてもらおうと思っている。



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