脳疾患による後遺症に悩む患者数が増えているという。そうした方々に対して人間工学に基ずく医療の研究が進んでいるという。特に最近注目されているのがAI(人工知能)の技術を応用した医療だという。AIを応用したリハビリとは?
かなり前のことになってしまったが、5月22日(水)午後、かでる2・7において「ほっかいどう学 かでる講座」の第1回講座が開講され参加した。
講座は「人間工学とリハビリの最先端医療を学ぶ」と題して、柏葉脳神経外科病院の医師と作業療法士の方々3名が講師を務められた。
ところがどうも私自身が講義の内容を理解できないためにレポできないでいたのだが、なんとか受講したこと対して私自身の責任を果たしたいと思う。
私にとって困難だったことは、AIそのものに対する理解度がイマイチのため、AIがリハビリにどう関わっているのかについて最後まで良く理解できなかった。私の浅はかな理解では脳疾患を患った患者は “物体検知” が難しいのだが、それがAIによって “物体検知” の助けができるということのようなのだが…。
※ 3人の講師のトップバッターを務めた柏葉脳神経外科病院「先端医療研究センター」の所長の松澤等氏です。
例えば、脳卒中によって手に麻痺が残った場合、「BMI」、「MELTz」、「mediVRカグラ」といったAIを応用した機器がリハビリの助けをするという。
そのメカニズムについて、私は講師の説明を理解することができなかったが、機器を仲立ちすることによって、例えばモノを掴むという動作を機器が命令し、患者本人はモノを掴む感覚を自覚できなくとも、機器がモノを掴んだと伝達するというような仕組みらしい。そうした動作を繰り返すことにより、本人が徐々にその感覚を掴んでいくという仕組みのように理解したのだが…。
う~ん。ともかく私には最初から最後まで頭の中は「???」の連続だった。
月刊文藝春秋誌が今月号で「がん先進治療ここまで来た!」と特集しているが、医療の世界は大変な技術革新が進んでいるらしい。それは医療の世界だけではなく、あらゆる世界で私のような旧世代の人間には付いていくのが困難なほどのスピード感で進歩しているようだ。
せめてその概要くらいは知りたいという思いはあるのだが、今回は正直言って難しかった…。