田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

DVD鑑賞会「世界遺産 新たなる旅へ」

2018-04-10 21:31:52 | 「めだかの学校」関連

 所属する「めだかの学校」の平成30年度の学習がスタートした。平成30年度上半期は、「DVD鑑賞会」と「野外講座」の二つが並行して実施される。この度、その第1回目のDVD鑑賞会が実施され、私は鑑賞会のナビゲーターを担当した。 

                  
                  ※ 今回視聴したDVD「悠久のインド」のパッケージです。

 4月9日(月)午後、「めだかの学校」の今年度最初の「DVD鑑賞会」があった。
 鑑賞するDVDは、道民カレッジが所有する「世界遺産 新たなる旅へ」というDVDを鑑賞するものである。

 第1回目の鑑賞会に取り上げられたDVDは、「故宮と中国の古都」と「悠久のインド」であった。
 私は若き日にインドを旅した経験もあり、「悠久のインド」のナビゲーターを担当することにした。
 ところが…。
 事前にDVDを見させてもらって「ありゃ」と思った。というのも、DVDの構成はインドの世界遺産に登録されている35カ所のうちから、次の5カ所の文化遺産を紹介するものだった。
 その5カ所とは、①「デリーのクトゥプ・ミナールとその建造物群」、②「コナーラクの太陽寺院」、③「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」、④「ハンピの建造物群」、⑤「タージ・マハル/アーグラ城塞」という五つの文化遺産だった。
 私はこの五つの中では、タージ・マハルとアーグラ城塞しか体験していなかったのだ。

 それでも、引き受けたからにはナビゲーターの任務を果たさねばならなかった。
 そこで世界遺産の中の「文化遺産」に関する解説をさせていただいた。
 私の理解では、「文化遺産」の場合、その多くは歴史的建造物がそのほとんどである。歴史的建造物というと、世界的に見てその背景には「宗教」が関連していることが多い。
 事実、今回の五つの文化遺産のうち四つは宗教との関連が濃いものだった。
 そこで、私はインドの宗教事情について解説することにした。

 インドの三大宗教というと、「ヒンドゥー教」、「イスラム教」、「シーク教」の三つであり、インドが発祥の地とされる「仏教」は今や風前の灯状態だという。仏教は13世紀にインドに進出したイスラム教によって徹底的に壊滅させられ、その後近隣諸国の仏教国などからの支援により、現在800万人前後の仏教徒がインドには存在するという。
 それに対して三大宗教の信徒の数は、ヒンドゥー教8億3千万人、イスラム教1億8千万人、シーク教3千万人という状況である。

             
             ※ DVD鑑賞会の一コマです。画面には中国編で、チベットのパタラ宮殿を映し出しています。

 今回の文化遺産と宗教の関係でいうと、①の「デリーのクトゥプ・ミナールとその建造物群」は、1206年にイスラム王朝が建立したもの。
 ②の「コナーラクの太陽寺院」はヒンドゥー教が13世紀に建立したもの。
 ④の「ハンピの建造物群」は14世紀、当時インドに進出しつつあったイスラム教に対抗して、インド南部にヒンドゥー教の王国が打ち立てたものだが、16世紀になってイスラムに敗れ廃墟と化してしまったそうだ。
 ⑤の「タージ・マハル/アーグラ城塞」は、私が唯一50数年前に直接目にした墓廟であり、城塞である。この二つの遺産共にヒンドゥー教徒のムガール王朝が建立したものである。

 ナビゲーターを務めるということは、自分自身多くのことを学ぶことができる絶好の機会である。これからも積極的に立候補するように努めたいと思う。


奇跡の出会い!?

2018-04-09 19:53:29 | 講演・講義・フォーラム等
 奇跡の出会いとは、ちとオーバー過ぎる表現かもしれないが、私からすると奇跡の出会いと表現したい。いつかまたその方と語り合いたいと思った。 

 私が所属する退職組織の各支部では、4月にそれぞれ総会を開催する。その総会には北海道本部から役員を派遣し、祝辞を述べさせてもらうことになっている。
 札幌市内には各区ごとに10支部あるため、役員が手分けして派遣している。役員の一員である私もその一翼を担っているのだが、8日(日)某支部の総会が開催され、私が赴くことになった。

             
             ※ 支部総会の後の記念講演で「認知症について」講演する、徳洲苑しろいしの施設長・岡本尚士氏です。

 総会では無難(?)に祝辞を述べさせていただき、その後の総会、記念講演会、そして懇親会と全ての行事に参加させていただいた。
 懇親会に移ってからである。懇親会では、各自が自分の近況とか、関心事についてスピーチするコーナーが設けられていた。
 初対面の方々ばかりであるから、私にとってはその人となりを知るうえでとても興味深かった。
 私にもスピーチせよというので、私は拙ブログのことについて話させていただいた。

 会には大学の後輩にあたるK氏も参加されていた。K氏がスピーチの中で、私のことに触れて「大学時代に休学されてヨーロッパ、アジアをバックパックの旅をされた方です」と紹介してくれた。
 すると、全ての方のスピーチが終わったとき、ひとりの方が私の傍に近づいてきた。
 そして、その方は「あなたは学生時代にヨーロッパ、アジアをバックパックで巡って歩いたというけれど、私も同じころヨーロッパを自転車で巡り歩いた経験があります」といって、ご挨拶された。その方は私より7年先輩の方でN氏と名乗られた。

 N氏は一度札幌市内の私立高校に勤務されていたが、25歳の時に退職されヨーロッパに旅立ったということだった。それは私が旅立つより2年前のことになる。
 というと、N氏か旅立ったのは1966年ということになる。一般市民の海外渡航が自由になってから、わずか2年後ということになる。
 海外渡航が自由になったとはいっても、2年後である。そんな中で勇敢にも旅立ったN氏の行動力は素晴らしい!
 酒の力があったのかもしれない。私たちはたちまちのうちに意気投合した。
 それは旅したものでしか分かり合えない感情である。
 若き日に海外を彷徨した体験は、自分を創るうえで大きな動機付けとなった、ということについて二人は意気投合した。
 さらには、旅の体験談を語るときに体験したものでしか理解し合えないものがある、という点についても意見は一致した。

             
             ※ 札幌市内某支部の懇親会の様子です。

 時間もそれほどなかったので、N氏の旅談義を聞くには時間がなさ過ぎた。彼がどこを自転車で走ったのか、彼は旅の中で何を感じ、体験をどう生かしたのか?それらを十分に語るには時間がなかった。
 今から半世紀以上も前、ヨーロッパ・アジアの国々を長期間にわたって旅した人はそうは多くないだろう。
 50年以上も前に、そうしたスタイルでの旅をした人との遭遇は、私にとってはまさに“奇跡の出会い”だった。

 N氏と、できればゆっくりと旅の体験談を語り合いたいと思った。
 そんな奇跡の出会いにも近い出会いを演出してくれたK氏に感謝したい。

映画 212 ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

2018-04-08 22:37:30 | 映画観賞・感想

 この男がいなかったら、イギリスの運命は、いやヨーロッパの行方さえ変わっていたかもしれない。迫りくるナチスの脅威から、ヒトラーとの和平交渉を勧める周囲の声に、悩みながらも敢然として立ち向かったチャーチルの4週間を追う迫真のストーリーだった。 

                  
               ※ 本日の写真は全てウェブ上の写真を拝借しました。これはアカデミー賞受賞前のポスターですね。

 本年度アカデミー賞の「主演男優賞」と「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を獲得したという映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」がディノスシネマズ札幌劇場で公開中と知って、ぜひとも観なければとの思いから4月6日午前劇場に足を運んだ。

 平日の午前中だったが人気の映画と見え、シニアを中心にけっこうな人が詰めかけていた。
 チャーチルが第二次世界大戦中にイギリスのリーダーを務め、イギリスを勝利に導いたということは歴史の事実として知識としては知っていたが、その内実となると詳しくは知らなかった。
 ヒトラーのナチス軍は大戦初期に破竹の勢いでフランスに進撃し、フランスの陥落も間近という状況の中、派遣したイギリス軍はダンケルクの海岸まで押し込められ、ナチス軍の攻撃に晒されようとしていた。

             
             
 そうした中で登場したチャーチルは、指導者として決断せねばならなかった。それは、ヒトラーとの和平か、徹底抗戦か、という究極の決断である。
 ヒトラーの周囲、政敵はダンケルクにあるイギリス軍40万人を救うために和平を主張するが、チャーチルは悩みに悩んだ末、敢然とこれを拒否し、徹底抗戦とともにダンケルクの兵の救出作戦を命ずるのである。

                  
                  ※ 完全にチャーチルに変身したゲイリー・オールドマンです。

 この映画の見どころは、何といってもチャーチルが決断した後に行う下院での演説である。ここでの迫真の演説で、チャーチルは見事に世論を変えてしまったのである。
 この映画の主演:ゲイリー・オールドマンにアカデミー賞の主演男優賞が与えられ、ゲイリー・オールドマンをウィンストン・チャーチルに変身させた日本人のメーキャップアーチストの辻一弘氏にメイクアップ&ヘアスタイリング賞が与えられたことは、何よりこの映画の魅力を語っている。

                  
                  ※ ゲイリー・オールドマンの素顔です。

                  
                  ※ メーキャップアーチストの辻一弘氏です。

 素顔のゲイリーとは似ても似つかないチャーチルに変身させた辻一弘氏の技術、そしてチャーチルになりきって観客の心を鷲掴みにするゲイリーの演技力…。久しぶりに満足感を覚えながら劇場を後にした。
 なお、映画の原題は「Darkest Haur」、直訳すると「最も暗い時間」である。


今年のコンサは本当に強い?

2018-04-07 19:50:31 | スポーツ & スポーツ観戦
 今年のコンサの強さは本物らしい!?と思わせてくれる今日の戦いだった。今季初めて観戦した対名古屋グランパス戦はコンササポーター冥利の戦いだった。ミーシャ監督を迎えて、コンサは本当に“強いコンサ”に変身したのか? 

             
             ※ 相変わらず熱い声援を送り続けるコンサドーレ札幌の熱烈応援席のサポーター席です。

 今日、4月7日(土)今季のコンサのホーム三戦目にして初めてスタジアム観戦が実現した。コンサはこの日まで5戦して1勝2敗2引分け勝点5で、15位だった。
 順位はそれほどでないものの、戦い方にこれまでのコンサとの違いが感じられ、私たちには今季のコンサに、どこかにワクワク感があった。

             
             ※ 遠路はるばるたくさんのサポーターが駆け付けた名古屋グランパスのサポーター席です。

 そうした思いもあり、今日の私は「きっと楽しい戦いが見せてくれるはず」との期待を持ちながら札幌ドームに向かった。
 私と同様の思いのサポーターが多かったのだろうか?観客は17,390人との発表があり、スタジアムはかなり埋まっていた。

 試合はボール支配率は名古屋が上回っていたものの、決定機はコンサの方が上回っており、いつ得点が入ってもおかしくない試合運びだったのだが、なかなか得点に結びつかずイライラを募らせていたところ、前半26分、CKから若手新藤が決めて1対0で前半を折り返した。
 点取り屋としてジェイに代わって起用された都倉が外しまくっていた。ハーフタイムに、サッカー狂のT氏に「ドームで観戦中。都倉はあそこまで外しちゃ、次はないでしょ」とメールを送ったほどだった。

             
             ※ 私の席のすぐ近くからキックの名手福森選手がCKを蹴った瞬間です。本日のベストショットです。

             
             ※ その福森選手のCKに見事合わせて先制点をゲットした進藤選手(右)が都倉選手と福森選手に寄っていくところです。

 後半も同じように札幌は決定機を何度も作ったが、相変わらず得点にはいたらない。そうした中、ジェイが故障した三好に代わって入ると、その直後の67分にジェイのセンターリングに都倉が派手なバイシクルキックで決めた!(この得点で都倉はこの試合のMVPになった)
 さらに、73分には札幌から名古屋に移籍した櫛引がゴール前でクリアミスをしてオウンゴールをプレゼントしてくれ3対0と願ってもない展開となり、そのまま試合を終えることができた。

             
             ※ 私のお目当てのチャナテップ選手はなかなか近づいてくれず、遠い後ろ姿しか撮れませんでした。

 札幌サポーターにとっては気持ちよく帰路に就くことができた今日の戦いだった。
 札幌は今季、新監督ミハイロ・ペトロビッチ監督(愛称:ミーシャ)を迎えて、チームを変えた・変わったと言われているが、これまでTV観戦していると確かにそのことを感ずることができたが、守備面には問題を抱えているように思えた。ところが今日の試合ではその部分の修正もかなりできていたようにも思える。

             
             ※ 試合後、サポーター席にあいさつに回る札幌イレブンです。

 J1に戦いはますます厳しくなっていくと思われるが、今季の札幌には昨季のようなJ1残留という目標ではなく、さらなる上位進出を期待したいして戦いを見守りたいと思う。


今シーズンのボランティア発進!

2018-04-06 16:35:05 | ボランティア
 ビリ砂利が歩道を覆っていた。昨秋の落葉が歩道に積み重なっていた。路上から雪が消えると、それは醜いだけの存在になってしまった。一日も早く、それらを取り除きたいと思い、昨日早速今年初めての清掃活動を行った。 

 私たち道立近代美術館前の歩道の清掃活動に取り組む「近美を愛するブリリアの会」であるが、活動を開始して今年9年目を迎えた。
 例年の活動開始の時期は、路上のビリ砂利などを業者が除去した後から始めるのが通常だった。ちなみに昨年の活動開始は4月28日だった。
 しかし、あまりにも醜い状態だったので、今季は少し早かったが4月5日に第1回目の活動を行うことを提案したのだった。

             
             ※ 清掃活動前の路上の様子です。路上一面をビリ砂利が覆っていました。

 4月5日(木)朝6時30分、会員の方々が三々五々集まってきた。
 久しぶりに顔を合わせた会員も多く「お元気でしたかぁ~」という挨拶とともに、竹ぼうきを手に活動を開始した。
 例年よりかなり早い活動開始だったので、集まってくれる方が少なくなるのでは?と心配したのだが、9名もの方々が参加してくれた。

             
             ※ 清掃活動を行う会員の方々です。柵の前面には落葉が溜っています。
 
 歩道を覆うビリ砂利は重く、掃いて集めるのがなかなか困難だった。私たちは路上の片隅にビリ砂利を掃き集め、いつの日かビリ砂利を集めにくる業者に任せることにした。

             
             ※ 掃き集めたビリ砂利は写真のように路上の片隅に集めて、業者にお任せすることにしました。

 一方、落葉の方は昨年秋から冬にかけて落ちた葉が積み重なっていて、大量の濡れ落葉が集まった。こちらはボランティア袋で集めたのだが、なんと17袋にもなってしまった。

             
             ※ 掃き集めた落葉はボランティア袋17袋にもなりました。

 ビリ砂利と落葉に格闘すること50分。路上は久しぶりにすっきりと清々しい表情を取り戻した。
 活動に参加した方々は、路上同様にスッキリとした表情で解散した。
 今季もまた、2週間に1度程度の割合で活動を続けていくことが出来たらと思っている。

             
             ※ 清掃活動を終え、すっきりとした路上の様子です。

ワンコインランチ紀行 17 北海道議會食堂

2018-04-05 18:25:46 | ワンコインランチ紀行 
 噂には聞いていたけど、そのボリュームには腰を抜かす思いだった。道議會食堂名物の「大特大ざる」は半端ない大盛りだった。私は苦労して、苦労して何とか胃袋に収めたのだった…。              

 正確に言うと「道議會食堂」はワンコインランチの範疇には属しない食堂だった。メニューのほとんどがワンコインを超える価格設定なのだ。しかし、一応お役所食堂の一つということでレポすることにした。
 道議会食堂にはこれまでも何度か行ったことがあったが、議会の正面玄関からはいったことはない。北海道庁舎の地下の廊下を通って訪れた。

             
             ※ レトロ感が漂う道議会食堂の入り口と、メニューサンプルが展示されたガラスケースです。

             

 食堂は入口の表示に「道議會食堂」と表示されているようにレトロ感漂う食堂だった。他の役所食堂と違い、食券の発券機はなく、スタッフに直接注文する方式だった。テーブルにあったメニューを見て、ワンコインでは無理と感じて、ここは名物「大特ざる」(650円)にしょうと決めて、スタッフに注文した。

                  
                  ※ テーブル上に置かれていたメニューの片面です。

 そのメニュー表を書き写すと、
 《定食》◇日替り定食 670円 ◇ハムエッグ定食 520円 ◇ベーコンエッグ定食 520円 ◇ビジネス(焼肉)定食 600円 ◇ハンバーグ定食 620円 
 《御飯もの》◇チャーハン 570円 ◇カニチャーハン 670円 ◇チキンライス 550円 ◇ポークカレーライス 500円 
 《丼物》◇玉子丼 500円 ◇親子丼 550円 ◇天丼 830円 ◇海老天丼 830円
 《スパゲッティ》◇ナポリタン 550円 ◇ミートソース 550円 ◇和風(醤油味) 570円 ◇和玉(醤油味・玉子入 鉄板焼) 670円 
 《自家製ラーメン》◇醤油ラーメン 620円 ◇醤油チャーシュー麺 830円 ◇ざるラーメン 500円
 《温かいそば》◇かけそば 450円 ◇月見そば 500円 ◇かしわそば 600円 ◇とじそば 500円 ◇親子そば 650円 ◇カレー南そば 650円 
 《冷たいそば》◇ざるそば 430円 ◇大ざるそば 480円 ◇特ざる 550円 ◇大特ざる 650円
ということで一部麺類以外は500円オーバーとなっていたので、ここはワンコインにこだわらずに、道議会食堂名物の「大特ざる」にしたのだ。

             
             ※ 「大特ざる」の威容(?)です。

 間もなく運ばれてきた「大特ざる」を見て驚いた。もうこれ以上は盛ることができないと思えるほど蕎麦は盛り上がっていた。私が見たところ、普通のざるそばの3倍の量はあったのではないか?そして特徴的なことはつけ汁が温かな汁だったことだ。つけ汁にはエビの天ぷら、鶏肉、ウズラの卵、なると、ねぎなどが入った煮出し汁だった。
 面白いな、と思ったのはつけ汁にさっと浸けたときは冷たい蕎麦、ちょっと長めに浸けると温かい蕎麦になったことだ。最初は美味しくいただいていた。ざるそばの場合、並盛りでは物足りないと思う時もあり、並盛り2枚くらい食すると満足感を得るのだが、3枚となると話が違う。私はかなりの時間をかけてなんとか完食した。

             
             ※ さらに近接して、その迫力を写そうと思った一枚です。

 後日談がある。あまりにも量が多かったため、満腹感以上のものを感じた私は、この日の夕食を食べることができなかった…。
 興味のある方はぜひともトライしてみてはいかがだろうか? 

             
             ※ 食堂内の様子です。私が入ったのは昼食時間を過ぎていたので閑散としていました。 
                     
【札幌第一合同庁舎食堂 データー】
札幌市中央区北2条西6 北海道議会議事堂 B1F
電  話   011-271-8845
営業時間   09:00-18:30
定休日    土・日・祝日
座  席   50~60席くらいか?(全てテーブル席)
駐車場    有
入店日   ‘18/04/03


平昌冬季五輪の感動を再び!

2018-04-04 19:48:42 | 講演・講義・フォーラム等
 平昌オリンピック、パラリンピックは私たち日本人に大きな感動を与えてくれた。スポーツが発信する明るさ、爽快さ、そして醍醐味を私たちは十分に堪能することができた。そんな平昌五輪を私たちに伝えてくれた北海道新聞のカメラマンが語った。 

 4月3日(火)午前、道新DO-BOXにおいて「道新カメラマンが語る レンズで追った17日間~平昌取材裏話~」というトークショーに参加して、記者たちの話に耳を傾けた。
 北海道新聞社としては冬季五輪に初めて二人のカメラマンを派遣したという。その二人とは、藤井泰生カメラマン(40歳)と北波智史カメラマン(35歳)の二人である。
 彼ら二人に対して、先輩カメラマンである野勢英樹カメラマンが話を引き出す形でトークショーは進められた。派遣された二人の話からいろいろと興味深いお話を聞くことができた。

             

             
             ※ 会場の道新DO-BOXの壁一面に二人のカメラマンが撮った写真が展示されていました。

 二人の話を伺っていて、最も感じたことは「写真は選手たちの心情を雄弁に物語る」ものだということに改めて気付かされた。
 それを感じたのは、今大会で大活躍のスビートスケートの高木美帆選手が、前回大会のソチ五輪に落選した瞬間のいかにも悔しそうな表情を写し取った写真。
 そして、平昌五輪の女子3,000mで滑走した後、悔しそうな表情を見せる高木選手に近寄ってきたドイツのスケート界のレジェンドであるペヒシュタイン選手が高木選手に語りかけると、彼女がペヒシュタインにガッツポーズを見せている写真だった。
 ペヒシュタインは現在45歳で7回の冬季五輪出場を誇り、通算5個の金メダルも獲得しているレジェンドで、若いスケート選手たちから「お母さん」と慕われている選手だそうだ。
 カメラマンの藤井氏は語る。ペヒシュタインは思うようにタイムが伸びなかった高木選手に近寄り「あなたの専門は1500mなのだから、そこで頑張りなさい」と囁いたに違いないという。それを受けて、高木選手は確かにペヒシュタインに向かってガッツポーズをしている写真も写し出されたのだ。

             

             
             ※ 藤井カメラマンがベストショットとして挙げた女子パシュートの場面です。カメラポジションが満足だったようです。

 また、予想以上のブームを巻き起こした女子カーリングであるが、銅メダルを授与された瞬間に、本橋選手が見せた悔しさの表情の中に「けっして満足していない」という心情を写し取れたと北波カメラマンも話されていた。

 報道写真の世界も日進月歩のようだ。北波カメラマンは、2台のカメラを上下に繋げて、カメラの設定を変えることで、一度に二つの瞬間を写し取る工夫をしたという。さらには、別の場所にカメラをセットし、違う角度からの表情を写し取る工夫もしていたという。

             
             ※ ちょっと見づらいですが、北波カメラマンは2台のカメラを上下に繋げたものを持っています。 

             
             ※ その北波カメラマンがベストショットに挙げたのが、山田コーチからお姫様抱っこをされる高梨選手を写した一枚です。

 驚きの情報は、17日間で二人はそれぞれが約150,000カットのシャッターを押したという。そしてその中から厳選して約3,400枚のカットを本社に伝送し、その中から私たちが新聞で目にすることができたのは何十カット位なのだろうか?
 二人のカメラマンは言う。「私たちはオリンピックを取材(観戦)していても、それはレンズを通しての観戦なのです」と…。確かに17日間で150,000カットもシャッターを押し続けていたら、満足に観戦することなど叶わないだろうなぁ、という思いだった。
 私たち読者に感動の一枚を届けるために、彼らカメラマンはプロフェッショナルに徹してシャッターを押し続けていることを改めて教えられたトークショーだった。

             
             ※ スノボーの平野選手の演技の軌跡を一枚の中に収めた北波カメラマンの力作です。

札幌麺紀行 130 えぞっこ 西友宮の沢店

2018-04-03 21:21:55 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 久々の味噌ラーメンだったが、恐れていたような濃厚さはなく、意外とあっさり味だった。札幌ラーメンの味噌のイメージとは違ったが、それはそれで店の味ということ? 

                  
                  ※ 西友宮の沢店の地下一階にある「えぞっこ 宮の沢店」のエントランスです。
  
 困ったときの食レポである。
 年度末、年度初めは講座なども少なく、出かける機会も少なくなる。ブログネタに困る時期だ。そんなときには食レポである。
 「えぞっこ 西友宮の沢店」は、地下鉄「宮の沢」駅を降りて、札幌市生涯学習センター(愛称:ちえりあ)に通ずる地下1階にマックや喫茶店、そば店などが並ぶ一角に店を出している。
 これまで、ちえりあに向かう際に何度も前を通ったが、入ったことはなかった。
 4月1日、ちえりあで借りた本を返すために向かった際に、初めて店に足を踏み入れてみた。
 日曜日とあって店内は家族連れなどで賑わっていたが、私はおひとり様用のカウンター席に導かれた。

             
             ※ 店の前には「本日のおすすめ」メニューが展示されていました。

 メニューを見ると、ずいぶん多彩なメニューが用意されていた。
 食レポの場合、私はその店のベーシックなメニューを選択することにしている。したがってこの日も、お店イチオシの「味噌ラーメン」(税抜き680円)にした。
 
             
             ※ 多彩なメニューが用意されていて、特に考えのない場合は迷ってしまいます。

 間もなく運ばれてきた「味噌ラーメン」は、特にこれといった特徴は感じられず、ふつうの味噌ラーメンといった感じだった。
 スープを口にする。「うん?これは意外に濃くないぞ」というのが第一印象だった。麺は黄色が濃いかんすい麺だった。トッピングは、チャーシュー、メンマ、キクラゲ、モヤシ、長ネギが載っていた。

             
             ※ 店内の様子です。

             
             ※ 私がオーダーした「味噌ラーメン」です。
    
 一般的な札幌の味噌のスープというと、濃さと甘みが特徴なのだが、私のような年代になると、最後にはその濃さについていけないところがあった。しかし、ここえぞっこの場合は、ある種の物足りなさはあったものの、薄味だったために最後まで味噌ラーメンを楽しむことができた。
 この部分は、それぞれの好みということでどちらに軍配を上げる、というものでもないようだ。

              
             ※ この写真からスープの色が薄いことに気付かれるのではないでしょうか? 

【えぞっこ 西友宮の沢店 データー】
札幌市西区宮の沢1条1-1-30 西友 宮の沢店 B1F
電  話   011-792-3470
営業時間   11:00~20:30
定休日    無休(1月1日のみ休業)
座席数    不明(かなりの座席があった)
駐車場    有(西友の駐車場・無料券割引券あり)
入店日   ‘18/04/01



高校演劇っていいなぁ…

2018-04-02 18:26:20 | ステージ & エンターテイメント
 高校演劇っていいなぁ、と心から思えた一日だった。笑いあり、涙あり…、変に凝ったところがなく、素直に感情移入することができる。若さが弾ける舞台からおじさんは元気をいただいたのだった…。

                   
                  ※ 教育文化会館前に掲示されていた「おバカな高校演劇対決」のポスターです。

 3月31日(土)午後から夕刻にかけて、札幌市教育文化会館小ホールで開催された「第11回 おバカな高校演劇対決」を鑑賞する機会を得た。
 昨年初めて観て、その魅力に気が付き、今年も心待ちにして出かけたイベントだった。

 確かなことは分からないのだが、私が得た微かな情報では、このイベントは札幌の某高校演劇部の顧問をしていた先生が仕掛け人らしい。その顧問の先生は、他校の親しい顧問たちに声をかけてこのイベントを始めて今回で11回目を迎えたということのようだ。その仕掛け人の顧問は、現在滝川高校演劇部の顧問をしているらしい。にへいこういちさん?

 さて、今回の舞台に登場した高校演劇部は?
 ◇札幌藻岩高校演劇部、◇大阪精華高校演劇部、◇釧路湖陵高校演劇部、◇滝川・札幌北陵・芦別有志の4チームだった。(出演順)
 大阪精華高校は、ここ数年毎年来札していて、部員たちにとっては楽しみの舞台となっているようだ。
 舞台の方は、16時から各校が持ち時間のおよそ50~60分をかけて演じられた。

 最初は札幌藻岩高校「かくれんぼ2018」というこのイベント向けの演目を上演したようだった。
 昨年、私は藻岩高校の舞台にとても感激した一人で、今年も期待していた。
 ストーリーはノスタルジックな“かくれんぼ”を題材として淡い恋を描くものだったが、残念ながら私はストーリーに入っていくことができなかった。というのは、私の責任だったのだ。私は会場後方に陣取ったために演者のセリフを良く聞き取ることができなかったのが、その主な要因だった…。残念!

             
             ※ 精華高校演劇部が札幌公演に向けて練習している様子のようです。

 そこで私は思い切って会場前方の前から3列目に席を移した。
 そして迎えた大阪精華高校「じゃあ、おわります」の舞台である。
 精華高校の舞台は昨年もそうだったが、徹底してギャグやコントで満たされたものだった。さすがに大阪人!といった感じの舞台だった。プロフィールで触れられていたが、彼らはいつもおふざけをしているわけではなく、札幌の人たちが思い描く大阪人のイメージを壊したくないというサービス精神がそうさせているものと思えた。それにしても楽しかった!

 続いて釧路湖陵高校「そこそこヒーロー」の舞台である。
 少ない部員で、舞台装置も簡素な中、熱演ぶりが伝わる舞台だった。主演のコウヤくんも良かったが、良家の子息を演じたリョースケくんのはまった演技が光っていた。
 コウヤがそこそこの力を手に入れ、そこそこの湖陵高校が、そこそこの熱意と、そこそこの演技で、観客の皆さまをそこそこ感動の渦に巻き込みます。というプロフィール紹介が冴えていた。

             
             ※ 舞台装置にも凝っていた「LE・LE・LE・LAND」の舞台です。(顧問のブログから拝借)

 最後は、滝川高校&札幌北陵高校&芦別高校の合同チームが演じた「LE・LE・LE・LAND」だった。
 主人公の女子高生さつきは、なにもかもがいやになりベランダから飛び降り自殺を図った。さつきが気が付くと、そこは「霊霊霊ランド」だった。霊霊霊ランドでのあれこれを体験する中で、さつきは自分が早まったことに気づき、現世へ帰りたいと願う。
 現実の世界では、瀕死のさつきを救急隊員が蘇生を何度も試み、最後にようやく息を吹き返すというストーリーであるが。ストーリーには安易な自殺を戒めるメッセージが込められていた。
 合同チームとは思えないまとまった舞台で、舞台装置も本格的だった。この「おバカな高校演劇対決」を主宰するにへいこういちさんの意気込みを感じさせてくれた舞台だった。

 4校の演劇部がそれぞれの持ち味を出してくれた舞台は、観ている私には心楽しい4時間だった。何といっても高校生らしいはつらつとした若さがまぶしい。
 終演時には早々と来年の3月30日(土)に第12回目の開催が決まっているとの告知があった。来年もまた、馳せ参じたいと思う。 

介護保険の行方はどうなる?

2018-04-01 21:01:55 | 講演・講義・フォーラム等
 私たちシニア世代にとっては最も関心を持つべき介護保険制度である。しかし、今のところ健康に特別不安がないことをいいことにして大して関心を持たずにいた私である。今回の講座で、自分がこのことにいかに無知であるかを思い知らされた。 

             
             ※ 講座は毎回シニアたちが熱心に受講しています。

 3月31日(土)午後、西円山病院が主催する「地域で暮らす高齢者のための医療公開講座」の3月講座が開催された。今回の3月講座のテーマは「医療保険・介護保険は今後どうなる?」というものだった。

 西円山病院が主催するこの種の講座は、毎回豊富な資料を準備してくれることが大きな特長なのだが、今回も実に38頁もの資料が準備された。
 その講義内容は懇切丁寧を極め、日本の人口の推移から、将来の人口予想、そして産業構造の変化、国家財政にいたるまでテーマの背景にまで迫るものだった。

 ただ、そこまでレポートすることは困難なので、介護保険法について私が理解できたことに絞ってレポートすることにする。
 介護保険法は、もともとあった“老人福祉法”が財政破綻したことにより、医療分野を切り離した“老人保健法”を制定したもののこれも破綻し、平成9年に改めて“介護保険法”を制定され、平成12(2000)年からスタートし、現在に至っているということだ。

 現在の介護保険の財源は、被保険者(第1号、第2号)が50%、国が50%を負担することになっている。
 その被保険者の保険料だが、2000年から年々上がり続けているらしい。保険料は3年に1度見直されているということだが、札幌市の場合2000年には2,911円だったものが、2015年には5,514円となり、今年2018年には5,773円になる見通しだという。
 なぜ保険料が上がるかというと、介護保険を利用する年代(主として75歳以上)が増加しているのに対して、生産年齢人口が減少し続けていることがその要因である。

 日本の人口の推移をみると、この傾向はますます顕著となり、保険料も増加の一途をたどることになるようだ。
 介護保険を利用できる要介護認定を受けると、どのようなサービスが受けられるかというと、「訪問介護サービス」、「通所介護サービス」、「短期入所サービス」などが、要介護状態によってうけられるということだ。
 さらには、「施設サービス」として、「介護老人福祉施設」、「介護老人保健施設」、「介護療養型医療施設」というものがあるようだが、「介護療養型医療施設」と言われる病院内にある施設はいずれ廃止され、今年から「介護医療院」というものが創設されるという。

             
             ※ この日の講師の一人、社会福祉士の大植友樹氏です。

 問題は、将来自分がどのような状態で介護を受けねばならないようになるか、ということがある。そのような状態になってしまった場合は、自分にとってベストの方法を選択しなければならない。
 その時に心強い味方となってくれるのが、今回の講師も務めた「社会福祉士」という存在のようだ。
 西円山病院には「社会福祉士」が実に20人も勤めているということだ。西円山病院は総合病院であるが、それにしても20人もの方が常勤しているとは、「社会福祉士」の存在が今の時代にとても重要になっているということなのだろう。
 自分が「社会福祉士」のお世話になるのは、何年後だろう?