田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市のパークゴルフ場めぐり〈9〉北発寒公園コース

2020-08-11 15:17:18 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 北発寒公園コースは、公園もパークゴルフコースも、これといった特色が感じられなかった。どこにでもある公園、どこにでもあるパークゴルフコースといった感じだったが、その特色の無さが私の好成績を生んだ??

   

   ※ 「北発寒公園」の全体図です。パークゴルフコースが公園の中央を占めています。

 「北発寒公園」は「手稲稲積公園」からは東寄りの下手稲通に面したところにあった。北発寒公園は「街区公園」の一つということで、子ども向けの遊具、芝生広場などを有するどこにでもある公園の一つだったが、敢えて特色といえば比較的小さな公園なのに野球場を有しているところが特色の一つといえるかもしれない。

   

   ※ パークゴルフコースのスタート地点に掲示されていた案内図です。

 パークゴルフ場はそのような公園の中心部に造られていた。コースは9ホール、総延長約268mと長いとはいえないコースだった。コースの整備状況は良いとは言い難く、無料コースに多くは望めないといったところか。コース内には柳の木が多く植えられていて、それが先日来の風の影響か?柳の葉がコース内に散乱していて気になった。

   

   ※ コース全体の様子ですが、整備が行き届いたコースとはいえないでしょう。

   

   ※ 前日来の強風の影響か?柳の葉が散乱していました。

 コースそのものにも特に特色はなく、プレーするには難しくないコースといえるかもしれない。それが私の成績にも反映したのかもしれない。9ホールを27で回るなんて、私には出来過ぎである。

   

   ※ コースが短い割には広々とした印象を与えてくれた北発寒公園コースでした。

 このコースもプレーしている人は少なく、私以外に三人一組の方々がプレーしているのみだった。平日にプレーをする人はほとんどがリタイヤ組と思われるが、そうした方々は朝早くにプレーされる方が多いのかもしれない。私の場合はほとんどが午後からの場合が多く、この日も午後2時過ぎだったので多くの人がプレーするところに遭遇しなかったということなのかな??

   

   ※ おおよそのコースにはこうした東屋風の休憩所を備えているようです。

《コース概要等》

〔住      所〕手稲区新発寒4条2丁目

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長 約268m

〔休      日〕月・火曜日

〔利用時間〕日の出~日没   〔駐車場〕あり(39台)

〔プレー料金〕無料

〔問い合わせ〕手稲稲積公園管理事務所☎685-1010

〔訪問日&私の成績〕20/08/06  27/33 


札幌でしかできない50のこと〔5〕みよしの 狸小路店

2020-08-10 15:17:40 | 札幌でしかできない50のこと

 ひじょ~に庶民的な味の「みよしの」の餃子とカレー、確かにこれも北海道を代表する庶民の味といえる。典型的な庶民の一人である私には何の不満もない餃子とカレーのセットだった。

   

   ※ 狸小路2丁目です。お盆を前に賑やかな飾りですが、人通りは少なめでした。

 「札幌でしかできない50のこと」登録№023「みよしの 狸小路店」だった。

 「みよしの」と聞いて、私は本州から進出したチェーン店だと思っていた。テレビコマーシャルでお馴染みの店だったからだ。しかし、調べてみると「みよしの」は札幌を中心に道央圏(旭川も含む)に店舗を出店する完全な北海道発のチェーン店だったのだ。

   

   ※ 意外に間口の小さい「みよしの狸小路店」でした。

 そして「みよしの」の特色はカレーの上に餃子が鎮座しているという「ぎょうざカレー」が特色の店だということだ。このスタイルが札幌っ子に大うけしたらしい。

 私はガイドマップに出ていた狸小路店を目ざした。すると狸小路2丁目商店街に意外に狭い間口で狸小路店が出店していた。

   

   ※ 店の前に張り出されたメニュー表です。いずれもリーズナブルです。

 店内に入ると券売機があり、そこでメニューを決めねばならない。私はガイドマップがお勧めの「みよしのセット」(560円)の普通盛を迷いなくチョイスした。「みよしのセット」とは、餃子とカレーがセットになったものである。

   

   ※ 省力化を図るためでしょう、発券機が入り口に置かれています。

 店内は二つの大きなテーブルが鎮座しているのだが、それぞれはそのテーブルに向ってカウンター形式に座るようになっている。

   

   ※ 店内はご覧のように狭く細長い形をしていました。

 座ってほどなく「みよしのセット」が出されてきた。餃子が5個とカレーの普通盛である。私の近くに座った若者も同じメニューだったのだが、彼はカレーの上に餃子を載せて食べ始めた。それがこの「みよしのセット」の食べ方なのかもしれない。しかし、初めての私はそうすることができずに、餃子のタレを作ってカレーとは別々に食した。

   

   ※ みよしの一番押し(?)の「みよしのセット」です。

 味的には可もなく不可もなく、といったところか?料金を考えれば、贅沢なこといえるわけがない。二つの味でお腹を満たしてくれれば十分である。

 札幌っ子の庶民の味「みよしの」の餃子とカレーはこれからも長く札幌の庶民のお腹を満たし続けてくれるのだろう。 

《みよしの 狸小路店概要》

〔住  所〕札幌市中央区南3条西2丁16-4狸小路2丁目南

〔電  話〕011-231-3440

〔営業時間〕曜日により開店時間が10時、11時の日がある。閉店時間も曜日により21時と23時の日あり。

〔定休日〕 無休

〔駐車場〕 無

〔座席数〕 14席(カウンター席のみ)


札幌第一高校に凱歌!夏季高校野球南北海道大会

2020-08-09 14:35:00 | スポーツ & スポーツ観戦

 夏季高校野球南北海道大会決勝戦は、札幌第一高校と札幌国際情報高校の間で戦われたが、8対3で第一高校が決勝戦を制した。チームの総合力からいって札幌第一やや有利とみていたが、予想どおりの結果となった。しかし、そこにも勝負の綾のようなものが見えた…。

   

   ※ 札幌第一高校の優勝が決まった瞬間、お決まりのポーズをマウンド付近で…。

 高校野球の地方大会の決勝戦というと、午後1時開始かと思っていたが、今日の決勝戦は午前10時プレイボールで開始された。

 試合はリード文でも紹介したように8対3と意外な大差がついて札幌第一高校の勝利となった。しかし、序盤はお互いに点を取り合う拮抗した内容だった。

 そうした中、札幌第一が2対1でリードした3回表の攻撃で、情報高校の守備の破綻からさらに1点を献上する場面があった。この回、レフトに上がったフライに対してボールに追いつきながら後逸してランナー2塁を許し、さらにセンターフライも同じようにボールの追いつきながら捕球することができずミスミス1点を許してしまった。昨日の投稿で私は情報高校の守備の不安を指摘した。昨日は内野陣だったが、本日は外野陣が痛いところでミスを犯してしまった。難しい飛球だったとは思うのだが、これは情報高校の層の薄さが関係しているのかな?と思われた。情報高校は公立校の上、進学校である。どうしても選手層は薄いという現状があるように思われる。

   

   ※ 原田投手がセットポジションから投球に移るところです。

 次なる勝負の綾は、原田投手の投球数制限の問題である。このことも昨日記したが、本日の試合で原田投手の球数は5回二死を取ったところで球数500球に達して降板しなければならなかった。(大会規定による)リリーフした2年生投手の平川は、疲れのない分、勢いのあるボールを投げて5回、6回と零封し、スコアは3対2の1点差で後半の展開に期待を持たせた。ところが情報高校ベンチは7回から好投していた平川投手に変え、同じ2年生の左腕木村投手をマウンドに送った。この交代が私にはまったく解せなかった。答えは情報高校の有倉監督の胸の内にあると思うが、この交代が試合を決定づけてしまった。平川投手は7回に1点、8回には4点を献上して試合の帰趨は決してしまった。

 昨日の駒大苫小牧の投手交代は、新聞記事によると、監督が好投していた北嶋投手の異変を感じて交代させたとあったが、本日の場合にも外からは分からない何かの事情があったのだろうか?

 試合は結局、札幌第一の山田投手の安定した投球と、自慢の打線が評判通りの強打を発揮して勝利した。札幌第一の堂々とした戦いぶりは見事だった。

   

   ※ 準決勝、決勝の2試合を一人で投げ切った札幌第一山田投手です。

 それにしても札幌情報高校の戦いぶりは賞賛に値する本大会の活躍だった。前述したように札幌国際情報高校は公立学校であり、進学校である。野球をするにはけっして恵まれた環境とはいえないのではないか、と想像される。そうした中、昨年の夏の大会も決勝戦まで勝ち残り甲子園が寸前にまで迫り、秋の大会でも活躍したという。その第一の要因は好投手原田の存在である。昨年も2年生でエースとして全試合投げ切ったそうだ。すらりとした上背で、スピードだけではなく多彩な変化球を操り、豊かな才能を感じさせた。プロも注目していると聞いているが、現段階ではプロへ進むよりも大学に進みさらに体を強化して、ボールの威力を増したうえで、可能性があるのであればプロへ進むのが最善ではないかと思われる。

   

   ※ 敗戦が決まり、悔しそうに唇を噛みしめる原田投手です。

 ところで試合の中でも紹介されていたが、原田投手と捕手の久保田選手は中学校からバッテリーを組んでいると聞いて、少し調べてみた。すると、彼らは「日高リトルシニア」の出身だということが分かった。つまり彼らは中学生の時から硬式ボールを握っていたのだ。ちなみに情報高校の4番を打つ秋田選手も日高リトルシニアの出身ということで、情報高校の中軸は日高リトルシニア出身の選手が担っていたことが分かり興味深かった。

   

   ※ 原田投手は打撃でも非凡なところを見せました。ヒットで塁上に立った様子です。

 ところで札幌国際情報高校の有倉雅史監督は、プロ野球の日本ハム、福岡ダイエーフォークスなどに在籍した元プロ野球選手として知られている。「人間力野球」をスローガンに掲げて最近注目を浴びているが、原田投手など主力が卒業した来年以降も強豪校の一つとして、さらにまた公立高校の星として活躍し続けるのかどうか注目していきたいと思う。

 いゃ~、高校野球って、楽しいですね。興味深いですね。


栄冠は情報高か?第一高か? 夏季高校野球南北海道大会

2020-08-08 17:34:50 | スポーツ & スポーツ観戦

 甲子園大会はなくなったけれど、やはり夏には高校野球が似合う。南北海道大会は本日準決勝二試合が行われ、札幌国際情報高校と札幌第一高校が決勝に駒を進めた。果たして今年の南北海道大会を制するのはいずれの高校か?

 今日は一日yogiboに寝転んでTVの前に陣取った。高校野球南北海道大会を観戦するためだ。今年は既報のようにコロナ禍の影響で甲子園大会は開催されない。高校球児の無念さはいかばかりか?その代替措置として北海道高校野球連盟が開催したのが夏季北海道高等学校野球大会南北海道大会」である。その大会の準決勝戦が本日行われたのだ。

 その観戦記を簡単に記し、明日の決勝戦を占ってみたい。

 第一試合〈札幌国際情報高校 vs 駒大苫小牧高校〉戦は、9対5で情報高校が勝利した。しかし、この試合はリードした駒大苫小牧高がミスミス相手に勝利を献上したような試合だった。というのも、先制した情報高校に対して7回逆転して5対3とリードすると、それまで好投していたエース北嶋を引っ込め、リリーフをマウンドに送ったのだ。すると情報高校はリリーフした山投手の襲いかかり一気に6点を挙げて逆転しそのまま逃げ切ったという試合だった。

  

 駒大苫小牧はなぜ好投していた北嶋投手を替えたのか?駒大苫小牧の佐々木監督の心中を測りかねた。敢えて言えば、今大会では1週間以内に投手が500球以上投げられないという大会規定が存在する。想像するには北嶋投手をそのまま投げさせると、決勝戦に駒を進めても途中降板しなければならなくなるのを恐れたのかもしれない。そこで2点のリードを山投手で凌げると判断したのかもしれない。しかし、結果は凶と出た。策士、策に溺れたともいえる試合ではなかったか。

 一方で勝利した国際情報高校のエース原田は準決勝を終えて今週すでに424球投げているそうだ。ということは、決勝戦では76球しか投げることができない。それはおそらく5回程度だろうか?試合後そのことを聞かれた情報高校の有倉監督は「それはそのとき最善を尽くすだけです」と答えていたが、トーナメント方式の高校野球では有倉監督の考え方が王道ではないだろうか?

 続く第二試合〈札幌第一高校 vs 札幌大谷高校〉戦は、4対1で第一高校が制した。どちらも活発な打撃で勝ち上がってきたのだが、この試合では札幌第一の山田、札幌大谷の阿部の両投手が好調で打撃陣はあまり奮わなかった。試合は序盤2回のワンチャンスをうまく攻めた札幌第一がそのリードを守り切って勝利した。試合としては単調な試合だった。

  

 さて、明日の決勝戦を占うと……。

 単純な図式でいうと情報高校の原田投手と第一高校の打線の戦いというのが一般的な見方だろう。情報高校は何といっても原田投手の力で勝ち上がってきたチームである。その原田投手だが、これまで全試合を一人で投げてきているだけに疲労が相当に溜まっているようだ。今日の試合も本来の投球ではなく、彼の投球術で相手打線をかわしていたように見えた。さらに明日は、投球数の関係から途中降板を余儀なくされるという不利な状況である。ただ、本日見たかぎりでは情報高校の打線もかなり活発なところがあったので、あるいは面白い試合になるかもしれない。

 一方、第一高校のエース山田投手は、本日は大谷高校相手に好投した。しかし、準々決勝戦の対立命館慶祥戦では3回持たず6失点で降板するというように安定した投手とはいえない面も持っているようだ。

 いずれにしても投手の出来が試合を左右すると思われるが、総合力から考えると「札幌第一がやや有利なのでは」というのが私の見立てである。札幌国際情報高校の守備(本日3失策)、そして原田投手を救援する第二投手の頑張りによって白熱した決勝戦になることを望みたい。明日もまた、TV観戦しようと思っている。                


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈8〉手稲稲積公園コース

2020-08-07 17:55:48 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 手稲稲積公園は、「ていねプール」をはじめ、テニスコート、野球場などスポーツ施設が充実した公園として知られている。初めて訪れた公園だったが、パークゴルフ場は大きな公園の一角にひっそりと位置していた。

  

  ※ 手稲稲積公園の全体図です。パークゴルフ場はEです。B、Cがテニスコートです。

 手稲稲積公園はその面積181,503㎡と、札幌ドーム約3.5個分という広大な面積を誇る公園である。その中でも「ていねプール」が面積のおよそ半分を占めている。夏の短い札幌にはたしてオープンなプールが必要か?という論議もあろうかと思われるが、そこはコスパの問題だけではなく、北国の子どもたちにもプール遊びを味わわせてあげたいという親心が働いているものと思える。

 その手稲稲積公園だが、プール以外にもテニスコート16面、野球場、バスケットコート、そのほか広い多目的広場などスポーツ施設が充実した公園として知られている。

 駐車場は118台も駐車できる広い駐車場であるが、公園の南側、JRの線路に面した側にある。そこから高い木々が林立する通路を通ってパークゴルフ場に向かう。

   

   ※ 駐車場からパークゴルフ場に向かう通路です。

   パークゴルフ場は広い芝生広場の一角を区切るようにして造成されていた。それはおそらく公園ができた後に市民の要望によって生まれたパークゴルフ場のように思えた。

   

  ※ パークゴルフ場はご覧のように芝生広場をフェンスで区切って造成されていました。手前はパークゴルフ場ではなく、芝生広場の部分です。

 9ホールで、総延長が約427mというからけっして短いパークゴルフ場ではないのだが、広い芝生の片隅に位置しているだけに、もっと広々と設計してもよかったのでは、と思わされてしまう。

   

   ※ スタート前の休憩所です。向こうに整備に使う道具などが入った小屋が見えます。

   

   ※ スタートホールの1番コースです。フェンスで仕切られた細いコースです。

 コースの整備状況は他の無料コースと比べて可もなく不可もなくといった感じである。ティーグランドの様子を見て、いかにも手作り感が伝わってくるようなところも垣間見れた。

   

   ※ グリーン上は整備が行き届いているとは言い難い状況でした。

   

   ※ ご覧のティグランドはいかにも手作りの感じがしたのですが…。

 訪れた時間は昼過ぎだったが、プレーしている人は個人の方が2~3名程度だった。その中のお一人が私に声をかけてきた。なんと退職者組織で同じ役員を担っている方だった。公園の近くにお住まいだという。奇遇だった。

   

   ※ 中にはこのような林間コースもありました。

《コース概要等》

〔住      所〕手稲区前田1条5丁目

〔コース概要〕・9ホール、パー33 総延長 約427m

〔休      日〕水曜日

〔利用時間〕日の出~日没   〔駐車場〕あり(118台)

〔プレー料金〕無料

〔問い合わせ〕手稲稲積公園管理事務所☎685-1010

〔訪問日&私の成績〕20/08/06  32/33 

 


札幌でしかできない50のこと〔4〕大通公園

2020-08-06 15:28:54 | 札幌でしかできない50のこと

 札幌市民にとっても、また札幌を訪れる人にとっても、大通公園は最も愛されている公園であり、ランドマークでもある。大都会札幌の真ん中に緑豊かな公園が存在していることを先見の明があった先人たちに感謝する思いである。

   

   ※ 大通公園を象徴する一枚で、テレビ塔、噴水、「泉の像」の3点セットが入った一枚です。(大通3丁目)

 登録№044「大通公園」である。

 「大通公園」は札幌市の中心に位置し、札幌市を訪れた観光客がまず行ってみようと考えるところではないだろうか?また、札幌市民にとっても買い物で中心街に出たり、何かイベントが開催されていたりする場合にはよく立ち寄り、憩う場としても利用されている場所であり、多くの市民に愛されている公園である。

   

   ※ こちらも写真スポットとして急上昇の4丁目広場です。

    

   ※ 大通公園の各所には造園会社が寄贈する花壇が華やかさを競っています。     

 大通公園のそもそもの始まりは、北海道開拓使の第二代判官岩村通俊が札幌府を拓くにあたり北側の官地と南側の民地の間に火防線を設けるという発想がそもそもの始まりだった。そして1871(明治4)年、幅約100m、長さ1.5kmの現在の大通公園の原型が形作られた。その火防線は5年後の1876(明治9)年には大通花草園として早くも多目的利用がなされるようになったという。つまり札幌の大通公園は150年近くの歴史ある公園である。

 以来、戦時中には畑に転用されたり、戦後はGHQによりスポーツ公園として利用されたりしたこともあったが、概ね市民の憩いの場として、あるいはさまざまなイベントの場として利用されながら、今日に至っている。

 私はその大通公園を上方から撮るために、大通公園の東端に位置している「札幌テレビ塔」の地上90mの展望台に上がった。というのも、札幌市では8月いっぱいテレビ塔を含む10の施設の入場料を無料にするというキャンペーンを実施している。その制度をちゃっかり利用させてもらったのだ。

   

   ※ 展望台入場料(800円)が無料との表示が出ていました。

   

   ※ この一枚を撮るため展望台まで上りました。大通公園を一望します。

   

  ※ 望遠を引っ張ると遠くに大倉山ジャンプ競技場のシャンツェが真正面に遠望できます。

 展望台から見る「大通公園」はビル街に囲まれながら、緑濃い光景が美しかった。また、遠くに見える大倉山ジャンプ競技場のシャンツェも札幌を象徴する光景として誇らしかった。

   

   ※ こちらは大通公園と反対方向の東側です。将来はこちらにも100mほど大通公園が伸びるというニュースを耳にしました。

   

   ※ こちらは北方向です。手前の高いビルに阻まれてJRタワーが見えませんね。

   

   ※ こちらは南側方向です。右に見える山は藻岩山です。

 大通公園の昼下がり、いつものように観光客や市民で混雑しているという光景ではなかった。それでも日陰のベンチにはけっこうな観光客や市民が憩っていた。

   

   ※ 日当たりのよい方向のベンチは人が皆無です。このように人々が憩う装置が整っています。

 大通公園の夏の風物詩として「とうきびワゴン」が有名である。しかし、近年は人々の嗜好の変化からかワゴンは激減し、聞いたところ2台しか出店していないということだった。私は久しぶりに焼きトウキビ(300円)を買い求めて食した。さすがにプロが茹で、そして焼き焦げを付けたトウキビは香ばしく美味しかった。

   

   ※ たった2台にまで減ってしまった「とうきびワゴン」です。

   

   ※ 私が買い求めた焼きトウキビです。

 毎年、この時期の大通公園はビール会社各社が大テントを建て、盛大なビアガーデンが店開きしている時期なのだが、今年はそれらも見当たらず寂しい光景だった。と思って歩いていたら大通公園8丁目広場に差し掛かった時にテントが建てられていた。市民からの要請もあって「ミニビアガーデン」が店開きしていた。しかし、見たところ空席が目立ち、いつものビアガーデンとは比べ物にならない寂しさだった。

   

   ※ ミニビアガーデンは昼下がりということもあり閑散としていました。

 大通公園の西端には由緒ある旧札幌控訴院(札幌市資料館)が重々しく鎮座していた。

   

   ※ 大通公園西端には旧札幌控訴院の建物が重々しく鎮座しています。

 札幌市の大通公園は、以下に示すように札幌を代表する大きなイベントを毎年開催し、たくさんの観光客や市民を集めてきた大公園である。コロナ禍が収まり、いつもの大通公園の姿が一日も早く還ってくること願いたい。

   

   ※ 野口イサム作の彫刻「ブラック・スライド・マントラ」です。

   

   ※ 扉の写真に使用した本郷新制作の「泉の像」の大写しです。大通公園にはこうした彫刻作品や、銅像、歌碑など多数の作品がちりばめられています。

   

   ※ とぼけた味が人気のキャラクター「テレビとうさん」です。

《大通公園の主なイベント》

◇さっぽろ雪まつり(2月上旬から中旬)

◇さっぽろライラックまつり(5月下旬)

◇YOSAKOIソーラン祭り(6月上旬)

◇花フェスタ(6月下旬から7月上旬)

◇さっぽろ夏まつり 大通ビアガーデン(7月下旬から8月中旬)

◇北海道マラソン(8月下旬)

◇さっぽろオータムフェスト(9月上旬から9月下旬)

◇ミュンヘン・クリスマス市(11月下旬から12月24日)


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈7〉五天山公園コース

2020-08-05 15:29:01 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 五天山公園コースは、特徴ある五天山のふもとに広がる五天山公園の一角に広がるパークゴルフ場である。さすがに有料(優良?)コースだ。非常に良く整備され、コースも長く気持ち良くプレーすることができた。

 五天山は、その昔砕石を発掘した山だったようだ。私が初めて目にした五天山の山肌は岩を削られた跡がくっきりと残り痛々しいほどだった。札幌市はその五天山の麓に総合公園を造成しているところだった。

      

   ※ 私が2010年に訪れた時には、まだ五天山の山肌は削られた跡が見えたのですが…。

   

   ※ 今回訪れた時には、かなり木々が茂り回復した姿を見せてくれました。

 ※ 今回の写真は午後3時を回っていたため、光量が少なく写真が暗くなってしまいました。

 それから十数年、久しぶりに訪れた五天山公園は削られた山肌には木々が茂り、緑が蘇っていた。パークゴルフ場はその五天山公園の一角に広がっていた。

   

    ※ コース案内図です。下からAコース、Bコース、Cコースとなっています。

 パークゴルフ場はゲートのようなところでプレー料金を支払い、そこを通過してプレーするシステムとなっていた。プレー料金は65歳以上の場合、2コースで180円、3コースで270円と案内された。私はここに二度と来ることはないだろうと思い、全コースをプレーしてみようと3コースを申し込んだ。

   

   ※ ゲートのようなところで料金を払い、パークゴルフ場へと導かれます。

 コースでプレーしている人は、この時点で午後3時を過ぎていたこともあり、広いパークゴルフ場に数組だけでゆっくりとプレーすることができた。

   

   ※ ちょっと暗いですが、このようにコースは整備されていました。

   

   ※ ボールはフェアウェイに止まり、先方のグリーンを目ざします。

   

   ※ BコースからCコースを俯瞰してみたところです。

 コースの整備状況は全く問題なく、非常に良く整備され、コースの一つ一つも長く思いっきりプレーを楽しむことができた。

 Aコースでのプレーを終え、Bコースを6番まで進んだところでコース整備にぶつかってしまった。午後も遅く、プレーヤーも少なくなったことで整備時間にぶつかってしまったようだ。私は止む無くBコースでのプレーをあきらめ、Cコースに移った。Cコースを終えると十分だった。私はBコースに戻ることなく、この日のプレーを終了した。

   

   ※ Bコースはコース整備中だったため、途中でプレーを止めました。

 ここで有料コースは2ヵ所目であるが、やはり有料コースは整備状況が段違いに良い。これからはますます有料コースでプレーする人が多くなっていくんじゃないか、と私は思ったのだが…。

   

   ※ 五天山が見えるコースの途中に設けられた休憩所です。

《コース概要等》

〔住      所〕西区西野504番地五天山公園内

〔コース概要〕・27ホール、パー99 総延長 約1,367m

〔休      日〕なし

〔利用時間〕7:00~日没30分前受付終了   〔駐車場〕あり(155台)

〔プレー料金〕(18ホール)一般270円、中学生以下120円、65歳以上180円、他

〔問い合わせ〕五天山公園管理事務所☎662-2424

〔訪問日&私の成績〕20/08/03  Aコース 30/33 Cコース 33/33

 


札幌でしかできない50のこと〔3〕雪印パーラー 札幌本店

2020-08-04 14:44:45 | 札幌でしかできない50のこと

 「雪印乳業」というとかつて乳業メーカーとしてトップメーカーの地位を誇った北海道発の大企業である。その関連会社である雪印パーラーのアイスクリームは北海道ブランドとして根強い人気を誇っている。   

 登録№012「雪印パーラー 札幌本店」がランクインされていた。

 ウェブ上で「雪印パーラー」は次のように紹介されていた。

 「1961年に創業した老舗の雪印パーラーは、北海道のみならず国内外のスィーツファンが訪れる有名スポットです。酪農が盛んな北の大地が生み出した、新鮮な“乳”を使った至福のスィーツが味わえます。」

 こう紹介されると、札幌を訪れたは観光客は「札幌ならでは…」と思い、訪れること必至だと思われる。そこで在札13年目の私は初めて訪れることにした。

 ところが、ここでも飲食業の変転の速さを味わうことになった。私は確か店舗は札幌駅前通りにあったはず、と思い周辺を探したが見つからなかった。改めてスマホで住所を確認して探したところ、以前の場所からそう遠くない、しかし駅前通りではなく一本東に寄った通りに面して店舗があった。

   

  ※ 「雪印パーラー」のエントランスは意外に地味な感じの店構えの印象を受けました。

 ガイドマップができたのが2015年であるが、その後に入居していたビルの解体に伴い2017年4月に移転していたということだった。

 店のウィンドウには多彩なアイスクリームやパフェ類がいっぱい飾られていた。

   

   ※ ウィンドウにはたくさんのアイスクリームやパフェが飾られていました。

        

   ※ その中でも特大の「パラゴン」と称するパフェはなんと!9,500円の値札が付いていました。誰がこんな巨大なものを味わうの???

 私は開店時間の11時と同時に入店し、この日一番の客だった。オーダーはガイドブックで「スノーロイヤルを使ったメニューを選ぶべし」との指示通りに「スノーロイヤルストロベリーパフェ」(1,160円)をオーダーした。

   

   ※ コロナ禍が影響して観光客は少なく、店内は閑散としていました。

「スノーロイヤル」なるものが何者か?も分からずにオーダーしたのだが、ウェブ上では次のように紹介されていた。

        

   ※ これが話題(?)の「スノーロイヤルストロベリーパフェ」です。

 「スノーロイヤルアイスは、昭和43年に当時の天皇・皇后両陛下のために作られたアイスクリームである。乳固形分24.5%、乳脂肪分16%の最高級のアイスクリーム。宮内庁より両陛下のために、最高のアイスクリームをとの依頼に基づいて開発された。」とあり、「濃厚な割には、アッサリで、極端な濃厚さを感じさせない仕上がりである」とあった。

   

  ※ 良く分かりませんが、スノーロイヤルなるものをほじくりだしてみたつもりですが…。

 さて、私がオーダーした「スノーロイヤルストロベリーパフェ」であるが、辛党の私にとっては濃厚なのか、アッサリなのか、その基準が判らない。ともかく甘く、そして量も多く、完食(?)するのが大変だった、というのが正直なところである。甘党にはたまらない味なのだろうが、残念ながら私にはその価値を測るだけの感覚が備わっていなかった。しかし、創業以来半世紀を超えて長く愛されているということは、紛れもなく北海道の味として長く長~くファンに愛されてきたということなのだろう。そのことに納得!

   

   ※ パーラーの入り口にはショップも併設されていました。

   

   ※ 雪印名物飲料の「ソフトカツゲン」をキャンディ化したものが販売されていました。

《雪印パーラー 札幌本店概要》

〔住  所〕札幌市中央区北2条西3丁目1-31

〔電  話〕050-5596-8107

〔営業時間〕10:00~21:00(但し、現在はコロナ禍のため変更)

〔定休日〕 無休

〔駐車場〕 無

〔座席数〕 104席(テーブル席)


札幌市のパークゴルフ場めぐり〈6〉せせらぎふれあいコース

2020-08-03 16:26:55 | 札幌市のパークゴルフ場巡り

 「せせらぎふれあいコース」は地域住民が自主的に管理・運営するある意味で理想的なパークゴルフ場の一つではないか、と思わされた。これまでの無料のコースとは違い、かなり整備されたコースで地域の住民の方々がたくさんプレーされていた。

   

 「せせらぎふれあいコース」の場所を説明するのはなかなか難しい。発寒川上流域の左岸に位置する発寒川緑地の一角にあるパークゴルフ場である。住所をナビに打ち込むと凡そのところまで導いてくれ、そこに駐車場があり、その横にコースが広がっていた。

   

   ※ コースのすぐ脇には道路を隔てて発寒川が流れています。

 そしてコースの横には「西野パークゴルフ同好会」と書かれた立派なクラブハウスが建っていた。コースのスタート地点には東屋が配置され、傍にある連絡板には同好会の方が整備していることをうかがわせる文書が張り出されていた。

    

    ※ 立派なクラブハウスが建てられていました。

    

    ※ スタート地点の東屋は休憩所を兼ねているようでした。

 さっそく1プレーさせてもらおうとすると、すでにコース内で地元の方々が数組プレーを楽しんでいた。コースはこれまで体験した無料のコースと比べると、かなり整備されたコースである。コース全体はけっして広くはないが、適度に木々も配置されていて、気持ちの良いコースだった。

   

   ※ 1番ホールの様子です。その左側には0番コースという練習コースがありました。

   

   ※ ご覧のような林間コースが目に優しいコースでした。

   

   ※ 各コースのティグランド脇にはコースの長さ、レイアウトが表示されています。

 特徴的だったことの一つは、コースの整備のために一部のコースは ティーグランドが閉鎖されていたり、グリーンの位置を変えていたりしていたところがあった。これは絶えずコース整備に努めていることの証ともいえるだろう。

   

   ※ このティーグランドは「使用禁止」のマークが取り付けられていました。

 この「せせらぎふれあいコース」は市内に数多くある無料コース(48コース)のある意味模範的コースといえるかもしれない。地域住民が憩えるレクリェーション施設を自分たち自らの手で管理・運営するコースとして続いてほしいと願いたい。(本当の実態は分からない中、私の想像で書いていることを了承願いたい) 

《コース概要等》

〔住   所〕西区西野6条1丁目発寒川緑地内

〔コース概要〕・9ホール、パー33  総延長約332m

〔休   日〕火・金曜日 

〔利用時間〕7:30~日没   〔駐車場〕あり(20台)

〔プレー料金〕無料

〔問い合わせ〕西区土木部☎667-3201

〔訪問日&私の成績〕20/8/03   30/33

 


北海道低山紀行100座登頂を振り返って

2020-08-02 16:11:58 | 北海道低山紀行 & Other

 この度、私が一つの目途としていた北海道内の低山を中心にして100座の登頂を達成することができた。登山については全く素人だった(今もそうだが)私がおよそ10年間かけて一つの目標を達成することができ充足感に浸っている。その10年、100座を振り返ってみたい。

 現職時代、私はほとんど登山には関心がなかった。

 それが退職後、札幌に転居してきて第二の職場も終えた平成22(2010)年、何か体を動かすことは?とあれこれ考えを巡らすうちに、身近な山に登ってみよう!と思い立ったのが始まりだった。

 初めは「札幌近郊低山紀行」と称して、札幌の近隣にある標高の低い山を中心に登っていた。登っているうちに登山の良さ、面白さに気付き始め、自分一人ではなく札幌市内で開催される集団登山にも参加し始めた。また、年に一度開催される退職組織のレクリェーション登山で、大雪山や十勝連峰の縦走も体験し、ますます登山に嵌っていった。

 そのうちに北海道新聞刊行の「夏山ガイド」の札幌・小樽近郊の山のほとんどを登りつくしてしまった。まだまだ元気だった私は、自分自身のプロジェクトを「札幌近郊」から「北海道」に名称替えして、目標を北海道内に置き換えて100座登頂を心密かに目指すことにした。

 以来10年、先日の「目国内岳」を登頂することによって目標の100座登頂を果たすことができた。私が登頂することができた100座をまとめてあるので、ここに掲載してみる。

◎北海道低山紀行 登山記録

           ※ 数字は標高(小数点以下省略)、〈〉内は標高差を表す 

№ 1. 藻岩山(旭山記念公園)531m〈231m〉   ‘10/06/09

№ 2. 八剣山(南口ルート)498m〈288m〉      ‘10/06/13

№ 3. 五天山 304m                 ‘10/06/19

№ 4. 円山(大師堂口ルート)225m        ‘10/07/09

№ 5. 砥石山(小林峠ルート) 862m〈516m〉      ‘10/08/03

№ 6. 朝日岳 598m〈298m〉                 ‘10/09/11

№ 7. 夕日岳 594m〈300m〉              ‘10/09/11

№ 8. 定山渓小天狗岳 765m〈445m〉          ‘10/10/07

№ 9. 青山(白川市民の森)530m             ‘10/10/14

№10. 三菱山(盤渓市民の森)482m         ‘10/10/14

№11. 銭函天狗山 536m〈417m〉              ‘11/05/26

№12. 神尻居山 946m〈650m〉               ‘11/06/04

№13. 手稲山(平和の滝ルート)1,023m〈774m〉‘11/07/02

№14. 赤岳(大雪山)2,078m〈580m〉      ‘11/07/30

№15. 北海岳(大雪山)2,149m         ‘11/07/30

№16. 黒岳(大雪山)1,984m〈474m〉      ‘11/07/30

№17. 塩谷丸山 629m〈579m〉          ‘11/09/16

№18. 遠藤山 735m                  ‘11/09/16

№19. 天狗山(小樽)532m               ‘11/09/16

№20. 樽前山 1,041m〈363m〉           ‘11/09/25

№21. 風不死岳 1,102m〈445m〉            ‘11/09/25

№22. 神威岳 983m〈733m〉            ‘12/06/26

№23. 下赤岩山(小樽)279m           ‘12/07/18

№24. 赤岩山(小樽)371m           ‘12/07/18

№25. 旭岳(大雪山)2,291m〈690m〉      ‘12/07/31

№26. 間宮岳(大雪山)2,185m         ‘12/07/31

№27. 中岳(大雪山)2,113m          ‘12/07/31

№28. 尻別岳 1,107m〈457m〉                    ‘12/10/09

№29. 野牛山 539m                    ‘12/10/14

№30. 八剣山(中央口ルート)498m       ‘12/10/19

№31. 紋別岳 865m〈576m〉           ‘13/05/24

№32. 定山渓天狗岳 1,144m〈755m〉           ‘13/06/16

№33. 駒ケ岳(馬の背)902m〈415m〉       ‘13/06/21

№34. 藻岩山(慈啓会ルート)531m〈440m〉    ‘13/07/18

№35. 藻岩山(市民スキー場ルート)531m    ‘13/07/22

№36. 藻岩山(小林峠ルート)531m        ‘13/07/26

№37. 上富良野岳 1,893m           ‘13/07/31

№38. 上ホロカメットク山 1,920m〈650m〉    ‘13/07/31

№39. 十勝岳 2,077m〈1,147m〉       ‘13/07/31

№40. チセヌプリ(神仙沼)1,134m〈383m〉  ‘13/09/21

№41. 藻岩山(北の沢ルート)531m        ‘14/05/08

№42. 春香山 906m〈770m〉            ‘14/07/25

№43. 空沼岳 1,251m〈884m〉             ‘14/08/03

№44. 羊蹄山 1,898m〈1,450m〉        ‘14/08/30

   

№45. 三角山~奥三角山縦走 311m~354m      ‘15/01/15

№46. 札幌岳 1,293m〈895m〉         ‘15/06/14

№47. 迷沢山 1,005m〈596m〉         ‘15/08/23

№48. 余市岳 1,488m〈303m〉         ‘15/08/30

№49. 無意根山1,464m 〈1,085m〉      ‘15/09/06

№50. イチャンコッペ山 828m〈495m〉     ‘15/09/23

№51. 藻岩山全コース一筆書縦走 531m      ‘15/10/18

№52. 藤野富士(冬)651m〈329m〉      ‘15/12/13

№53. 盤渓山(冬)604m〈334m〉       ‘16/01/14

№54. アポイ岳 810m〈740m〉         ‘16/05/06

№55. 吉田岳 825m              ‘16/05/06

№56  黄金山 739m〈550m〉          ‘16/05/15

№57. 来馬岳 1,040m〈690m〉        ‘16/06/06

№58. オロフレ山 1,230m 〈310m〉      ‘16/06/06

№59. 徳舜瞥山 1,309m 〈610m〉       ‘16/06/19

№60. ホロホロ山 1,322m           ‘16/06/19

№61. 伊達紋別岳 714m〈※獲得標高735m〉   ‘16/07/01

№62. 稀府岳 702m〈513m〉            ‘16/07/01

№63.   砥石山(中ノ沢ルート) 862m〈616m〉   ‘16/07/12

№64. 喜茂別岳 1,176m〈337m〉         ‘16/08/04

№65. 豊平山 662m〈410m〉            ‘16/08/12

№66. 恵庭岳 1,319m〈1,010m〉          ‘16/09/22

№67. 蝦夷松山 667m〈477m〉        ‘17/05/31

№68. 恵山 617m〈373m〉             ‘17/06/01

№69. 海向山 569m〈325m〉                               ‘17/06/01

№70. 礼文岳 489m〈485m〉            ‘17/06/16

№71. 利尻山 1721m〈1,509m〉          ‘17/06/18

  

№72. 室蘭岳 911m〈506m〉                ‘17/07/06

№73. カムイヌプリ 750m〈496m〉       ‘17/07/06

№74. 仁頃山 829.2m〈554m〉       ‘17/08/14

№75. 雌阿寒岳(オンネトー) 1,499m〈854m〉‘17/08/15

№76. 雄阿寒岳 1,370m〈955m〉                   ‘17/08/16

№77. 昆布岳 1,045m〈790m〉              ‘17/09/04

№78. ニセコアンヌプリ 1,308m〈558m〉         ‘17/09/05

№79. 南暑寒岳 1,296m〈756m〉               ‘17/09/17

№80. シャクナゲ岳(長沼コース)1074m                  ‘17/10/16

№81. イワオヌプリ 1,116m〈366m〉     ‘17/10/17

№82. 写万部山499m〈358m〉          ‘19/04/30

№83. 横津岳 1,167m〈250m〉         ‘19/04/30

№84.  御殿山〈函館山〉334m〈278m〉      ‘19/05/01

№85.  当別丸山 482m〈442m〉                      ‘19/05/02

№86. 烏帽子岳 1,078m〈303m〉       ‘19/05/03

№87.  手稲山(乙女の滝ルート)1,023m〈913m〉‘19/06/06

№88.  美利河丸山674m〈455m〉        ‘19/06/14

№89. 黒松内岳 740m〈549m〉                            ‘19/06/15

№90. 朝里天狗岳 683m〈298m〉       ‘19/07/07

№91.  盤渓山〈夏〉604m〈334m〉        ‘19/07/12

№92. 北広山 487m〈202m〉         ‘19/07/16

№93. 八剣山(西口ルート)498m〈258m〉      ‘19/07/28

№94. 斜里岳 1,547m〈862m〉       ‘19/08/14

   

№95. 西別岳 799m〈465m〉                          ‘19/08/15

№96. ピンネシリ 1,100m〈800m〉      ‘19/10/01

№97. 白旗山 321m〈206m〉             ‘20/05/14

№98. 浦臼山 718m〈473m〉             ‘20/06/24

№99. 岩内岳 1,085m〈885m〉         ‘20/07/29

№100.目国内岳 1,220m〈560m〉       ‘20/07/30

  こうして並べてみると、面白いことに気づく。実は2008年には一つの山にも登っていないのだ。別に体調が悪かったわけではない。この年は、特にヒグマ出没のニュースが世間を騒がせたために、私が怖気づいてしまい山に向かう気力が失せてしまったことが原因である。ということで2008年を除くと、今年でちょうど10年間で100座に登頂したことになり、1年平均で10座の登頂を果たしたことになる。

 さて、「100座登頂といっても但し書きがある」と山旅日記で触れたが、それは純粋に100の違う山を登ったわけではないということである。つまり私の中では同じ山に登っても登山ルートが違えば一つの山としてカウントしてきたということなのだ。

 例えば、2010年8月に砥石山に登っているが、この時は「小林峠ルート」だった。そして2016年7月に「中ノ沢ルート」で同じ砥石山に登っている。私はこれを二つの山に登ったことにしてカウントしているということなのだ。同じような例は、藻岩山、八剣山なども同様である。また、唯一の例として盤渓山は夏と冬に登頂しているが、これも条件が違うということで二つの山としてカウントしている。というように純粋に100の山の登頂を果たしたということではないということなのだ。しかし、私が何か記録を狙っているとか、他に誇るというようなことではなく、あくまで自分の中で目標としていた登頂数に達したということなのだ。そのことに対して今は充足感に浸っているのだ。

 登頂した100座はそれぞれの想い出を私の中に残してくれた。その中でも特に印象に残った山を挙げよ、と言われたとしたら、その山容、スケールの大きさから①羊蹄山、②利尻山、③斜里岳を挙げたい。この三つの山は決して低山ではなくスケールも大きく、困難を極めながらの登頂だったが、幸い天候にも恵まれ、眺望を楽しむことのできた山々でもあった。

 

なぜ山に登るのか?

 さて100座登頂を終えた今、初心者ながらこの命題について考えてみたい。

 有名な登山家マロリーは「そこに山があるから」という有名な言葉を残したが、私はいつも山に登りながら「山は誰に対しても平等ではないのか」ということを感じながら登っていたような気がしている。山は老若男女誰に対しても、金持ちの人もそうでない人に対しても、また地位のある人も無い人に対しても、全ての人に対して平等であると思う。例えお金を積んだとしても山登りが楽になることなどない。偉い人だからといって誰かが助けてくれるわけでもない。誰もが自らの足で一歩一歩登山道に歩みを刻み続けながら、頂きを目ざさねばならない。その平等性こそが魅力なのではないかと思っている。

 私が登山を始めて4年目のとき、札幌市の「山遊会 ル・レラ」というグループが主催する「定山渓天狗岳」登山会に参加したことがある。私のレベルでは非常に難しい山だったが山遊会の方々のサポートを得てなんとか登頂を果たしたことがあった。私が後日、山遊会のリーダーに感謝のメールを送ったところ、返信メールをいただいた。その中に「登山はインテリのスポーツです。これからも続けてください」というメールをいただいた。

 私はその後、山に登るたびにこの言葉について反芻したのだがよく意味が分からずにいる。敢えて考えれば、苦しく辛い登りに耐えて、その後に待っている充足感を得ることを知っているような人はインテリといえる、ということなのだろうか?

 ともかく登山は、体力に余裕のある人は速さを競うようなことがあってもいいだろう。しかし、体力の衰えた私たち世代はゆっくり、ゆっくり一歩ずつ、自分のペースで頂きを目ざす。それぞれのペースで頂きを目ざせばよいのだ。どのような登り方も登山の楽しみを感得することができるのが登山の良さだと思う。

 しかし、最近はその体力にも限界を感じ始めたのが正直な気持ちである。一応の目標を達成することができた今、今後はできる範囲内でゆっくりと楽しみその数を少しでも増やすことができたらいいなぁ、と思っている。