遅まきながら今日、近間の盤渓スキー場で今シーズンの初滑りをした。爽快な初滑りを思い描きながらスキー場に向かったが、実際は自らの体力低下を思い知らされるほろ苦い初滑りでもあった…。
先日の大雪で市内からほど近い盤渓スキー場もようやくオープンを迎えた。そのニュースを聞いて「それでは、足慣らしに…」と思いスキー場ら向かった。
本格的なオープンにはまだ積雪量が足りないとみえ、6本設置しているリフトのうち稼働していたのは中央の2本だけだった。スキー客も平日ということもあってか、疎らだった。天候は曇り空から雪が舞い落ちていた。
※ 写真にスキーヤーが写っていないところがやや寂しいです。
足慣らしということもあり、私は2時間も滑れば十分だろうと2時間券(シニア2,640円)を購入した。4時間券でも料金はそれほど違わないのだが、4時間も滑る自信はなかった。
※ 私が本日滑ったコースは、センターAコースとオレンジコースです。
まずは初滑りの最初ということで、山の中腹までの短いリフトに乗り、中斜面を滑ることにした。一本目とあってやや不安定ながらも、昔取った何とやらで難なく中斜面を滑り降りた。ホッとしたのも束の間、緩斜面に移ったところでアクシデントが発生した。曇り空だったこともあり斜面が良く見えていなかった。私の前に突然(といった感じで)大きなギャップが現れて、私は為す術なくもんどりうって転倒してしまった。以前ならシーズンの中で転倒など数えるほどしかなかったのに、いきなりの転倒はかなりのショックだった。
態勢を立て直して再び滑り始めると、なんと一帯はスキー場が人工的に凹凸を造った斜面だったようだ。初滑りはスキー場の地形をよく観察せねばならないことを教えられた思いだった。そしてその中斜面でもう一本滑ってから、メインの山頂まで延びるメインリフトで上った。
まだまだ降雪が十分ではないようで滑走可能なコースはオレンジコースだけで、そこも一部は土面が出ているところもあった。斜面もやや斜度がきつくなったので慎重に滑り降りることに徹した。とてもスピードを楽しむ余裕などなかった。その斜面を2本滑り終えたところで、私はある異変に気付いた。たった2本(先の中斜面を加えても4本)滑っただけで、肩で息をしているのに気付いたのだ。どうやら私の体力の限界が近づいている兆候だと悟った。
無理はできない。それでもそれから休み休みなんとか2本を滑るのがやっとだった。2時間券をかなり残したまま今日の初滑りを終えた。
最近はいろいろな場面で体力の衰えを自覚させられているが、本日の事態もかなりのショックである。さて、今シーズンは何度スキー場に向かう気力が湧いてくるだろうか??