鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

節分の鬼

2007-02-02 22:39:18 | お知らせ

 今冬初冠雪となった今日2日、この前発表会に招待された幼稚園にまた行って来ました。用件は「鬼」です。「節分の鬼」です。

 幼稚園は、男性は園長先生だけなので、他のところから鬼となって子どもを怖がらせ、子どもから豆をぶつけられる人を必要としていたわけで、これも面白そうだと思って、引き受けた次第です。

 幼稚園の要望があり、鬼は4人(匹)で、種類は「いじわる鬼」「なきむし鬼」「なまけ鬼」「うそつき鬼」だそうです。

 4匹の鬼にはそれぞれ役割があり、せりふも与えられています。

 まず、鬼の代表が叫びます。「わっはっはっは!俺たちはおまえたちの『こころの鬼』だ!」と。

 次に、いじわる鬼が「俺様は、いじわる鬼!いじわるする子のこころにすんでるぞ!」、なきむし鬼が、「俺様は、なきむし鬼!すぐなく子のこころにすんでるぞ!」と、さらになまけ鬼が、「俺様は、なまけ鬼!お片づけしない子のこころにすんでるぞ!」と、最後に、うそつき鬼が、「俺様は、うそつき鬼!うそをつく子のこころにすんでるぞ!」と叫びます。

 鬼の担当を決め、私はうそつき鬼で、「黒鬼」になることになりました。

 そして、幼稚園のいうとおりただ言ったのでは面白くないので、4人で打ち合わせをし、振り付け等も考えました。

 上記のせりふももとは、「俺たち」が「私たち」、「俺様」は「私」となっていたのですが、それでは怖くないので、そのように直しました。 

 ステージに上がったら、大袈裟な身振り、手振りで、かつ大きな声で子どもたちを圧倒することにしました。というのも、先生からは「子どもたちを怖がらせてください」と言われていましたから。 

 鬼のお面は幼稚園で作成するということだったので、服装をどうするか悩みました。3人はジャージを着用するということだったので、ジャージを持っていない私は、黒のとっくりセーター、下は鮎つり用の黒のタイツを基本とし、寒くないように中には着込みました。そして、もう誰もはかなくなった子どもの半ズボンを着用したら、それらしくなりました。

  そして、鬼につきものの金棒ですが、これは紙のロールの芯を使って、それにダンボールを張り合わせて太さを調節し、最後は赤いラッカーを吹き付けて作りました。それだけでは物足りなかったので、本当はイボイボをつけたかったのですが、その代わりとして、赤・黒・青・黄色の絶縁テープを5cm間隔くらいで張り巡らしました。

  先生方がつくった肝心の鬼のお面は、よく考えてつくったもので、基本は原色の紙袋で、それに銀紙等で目鼻立ちをつけ、目の部分はくりぬいてカラーのセロファンが貼ってあります。それに角と髪の毛を取り付けて出来上がりです。

 これだけでは、被ってもすぐにずれてしまいますが、そうならないように紙袋の底に(被れば頭に当たる部分)厚紙でまあるくし、頭部が収まるようにできています。(工事現場のヘルメットの構造と同じです。) でも、長く被っていると中は熱くなってきます。口の部分が開いていないし。それに視界が悪い、見えにくい。一人一人に合わせてつくったわけではないので、仕方がありませんが。

 

 いよいよ本番です。前述のように朝から雪、雪の日の鬼もいいかもと、喜び勇んで幼稚園へ。

 絶対に出番となるまでは園児の目に触れないように注意して(先生からも強く言われていたし)、待機の部屋に入る。

 ホールでは、全園児が集まって園長先生の節分の話や、園児のの鬼のお面の紹介、福の神が登場し、豆を配ったりしています。そして、みんなで豆にパワーを注入しているようです。鬼にぶつけるために。

  暗くなったホール、ステージだけは明るくなっている。いよいよドアが開いて出番です。大声を出しながら、威張り散らした態度でステージに上がりました。

 代表格のいじわる鬼が「わっはっはっは!俺たちはおまえたちのこころの鬼だ!」と叫び、順番にジェスチャーをつけながら怒鳴ります。

 私は「うそつき鬼」のため、少し考えて、うそつき鬼らしく、「俺様は、正直鬼だ!」と叫んでから、少し間をおいて「うそじゃ、うそつき鬼だ!」といったのですが、受けませんでした。もともと受け狙いではなかったのですが。

 こどもに恐怖感を与える、鬼の怖さを教えるということが狙いでしたので、次のせりふ、「いじわるはどの子だ!」「なきむしはどの子だ!」「なまけものはどの子だ!」「うそつきはどの子だ!」というせりふが続くのですが、私は「うそつきはどこのどいつだ!こらしめてやる!」というふうに一部追加させてもらいました。

 そして、ステージからフロアに降りて、子どもたちに襲い掛かるのです!!鬼の面は写真のようにそんなに怖いものではないのですが、薄暗いホールで金棒等の凶器を持って追い掛け回すわけですから、子どもたちは必死で、思いっきりパワーが注入された殻付きのピーナッツを投げてきます。ぶつけてきます。

 当然顔にも当たりますが、これが結構顔に響いてくるもので、子どもたちの本気さが分かります。泣きながらぶつける子どももいました。最初から怖がっている子は先生の背中に隠れていたり、子どもの反応・対応も千差万別でした。

  ひととりホールで暴れた後は、「やられたー」「たすけてくれー」といって退散するわけです。 

 控え室に入ってほっと一息。でも幼稚園を出るまでは園児に見つからないように注意して、戻りました。

 

  後で園長先生から感謝の電話があり、先に先生や担当の先生もやってきてお礼を言っていきました。とっても迫力があってよかったと褒めてもらえました。

 お礼は殻付きのピーナツでした。

コメント (1)
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