鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

広瀬川と第九と、

2011-10-11 21:03:06 | 広瀬川

 9日ですか、広瀬川の散歩中、鮎の串刺し焼きをご馳走になったことを書きました。 写真も添付しましたが、竹に入ったヤマメ酒は竹筒しか見えませんでした。 竹筒のまま焚き火にかけたら熱くなって、竹がはじけてしまうかもしれません。 うまいこと考えたなあと思いながら、鮎を食べていました。 生活の智恵の一つなのでしょうか。 竹筒の下の方はこうなっています。

      

 こうなっていればいくら熱くなっても燃えない限り大丈夫でしょう。 膨張して爆発することもないでしょうし。 切り取ったばかりの青竹で飲む日本酒はさぞかし美味いことでしょうね。

 

 下の3枚は、9日の広瀬川、分流と本流が合流する付近の様子です。

 

 あと少し経てば、ここにサケが遡上する姿が見られます。

             

 是非とも生まれ故郷に戻ってきて欲しいです。 生命の強さ、逞しさ、素晴らしさ、神々しさを見せてくれるものと固く信じています。

  

 ニュースによると気仙沼の大川にはサケが遡上し始めているということです。 3月の大津波で想像を絶する被害を受けた気仙沼でもサケが戻ってきてくれました。 ありがたいことです。 嬉しいです。

 仙台では汽水域での天然鮎の稚魚は、遡上してはきませんでしたが、稚魚ではない成魚となったサケはきっと遡上してきてくれることだろうと思っています。 絶対に遡上してきます。 そして遡上してきたサケの様子を、このブログで紹介していきたいです。

 

 また、9日の夜は「仙台フィルと第九をうたう合唱団」の結団式がありました。今更結団式?と不思議に思うかもしれませんが、オーディションが9月18日にあり、その3日後に合格通知がありました。  10月2日(日)夜の第6回仙台クラシックフェスティバルのトリを努めるため、時間がなかったため練習に集中し儀式は省略したわけです。

 いよいよ9日から12月の第九の公演に向けた本格的な合同練習(4つのパートが一堂に会しての練習)が始まったわけです。

 何といっても今年は例年とは違います。 いつも使っている会場が被災し、修理が間に合わずに使えません。 合唱団の募集も遅くなりました。 そもそもこういう状況下で、演奏会を開催していいものかどうかというところから議論したようです。 去年は5月から初心者の練習がスタートしたのに、今年は7月からでした。 オーディションも去年は7月なのにことしは9月となってしまったり、日程的には厳しいものでしたが、それでも、こういう状況だからこそみんなで第九を歌い、ともに元気になり、復興のために前向きに進みたい、希望のメッセージを届けたい、仙フィルの事務局、仙フィル楽団、それに合唱団がひとつになって、こういう形になって動き出したわけです。

 式典のあと、合唱の指導の先生から厳しい?お言葉がありました。2日の「せんくら」での合唱は元気はあったものの、吠えているし、発音がよくないということで、最初はドイツ語の発音から入りました。

 シラーの詩、"An die Freude"(歓喜に寄す)の、合唱団として歌う部分の読み合わせです。 er の発音(巻くか巻かないか)の確認から、一つひとつの単語の発音、とくにWから始まる単語の発音は厳しかったです。

 そういう一つひとつの発音だけではなく、一つのまとまった文章としての意味、シラーが言おうとしたこと、それをイメージして表現すること、どこにアクセントをおくか、どこを強調すべきか、その言葉は誰に向けた言葉か、その意味する所は何か、そういうことを考えれば発声の仕方も変わってくるはず、とかいろいろ言われました。

 意味するところをしっかり把握して、情感を込めて歌うようにということになるのでしょうか。 そのため毎日詩の意味を考えながら口に出してみるようにと言われました。

 言われて見れば全てそのとおりなのですね。 大きな声で、はっきりと強弱を付けて歌えばそれでいいというわけではないわけです。

 そう考えるととっても大変です。楽譜どおりに歌うこと自体まだ難しいのに、詩に込められた感情を楽譜に沿って表現しなければなりません。 どこまでやれるか分かりませんが、先生を信じて付いていきたいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする