今月23日の新聞に載っていました。
『石巻・大川小に母子像 死亡・不明の児童ら84人に祈り』
富士吉田市の石彫り作家浜田彰三さんが、大川小学校の悲劇を決して忘れてはいけないという思いで、遺族の心の安寧のため”形あるものに気持ちを託してもらえたら”と考えて彫ったといいます。
花崗岩を使って、幼子を抱く母の姿を彫りました。台座には「子まもり」とあります。
私は今回の東北地方・太平洋沖地震(東日本大震災)のたくさんの悲劇のなかでも。石巻市の大川小学校の大惨事は忘れられません。このブログでも書きましたが、本当に何とかならなかったのかと、いまでも悔しい思いで一杯です。
今回母子像が贈られたという記事を読んで、今まで行ってみようと思っても行けなかったですが、ようやく行ってみようという気になりました、行く決心がつきました。
夫婦で行き、花を供えて冥福を祈ってきました。 とっても素朴な母子像で、花崗岩の性質が上手く活かされていました。
みなさんには前後左右から見てもらいたくて、撮影しアップしましたが、じっと見つめれば見つめるほど正直辛くなってきました。 思わず泣き顔になってしまいそうで、必死に耐えました。
周りの風景がより一層悲しさを引き出すというか、たまらなくなってきます。 子どもを亡くした親はどう思うのでしょうか。
でもこういう現実があったのだということは、忘れるわけにはいきません。 生きているものの務めとして記憶し続けなければと強く思いました。
背景は見るも無残に変わり果てた大川小学校です。
合掌