鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

これもいいです、「この世界の片隅に」

2016-12-02 17:20:59 | お知らせ

 夕方前には止みましたが、日中は強い風が吹き荒れました。 だけどその割には寒さはあまり感じませんでした。ありがたいです。

  

 

 吹き荒れたといえば、国会でも自民党の横暴が、暴風雨が吹き荒れています。もはや誰にも止められない横暴ですね。まさに怖いものなしですから。 好きなことを好きな時に、いかようにでもできるのですから。国民が圧倒的に支持していますから。

                 

 

 議員立法の火事の法案ならぬカジノ法案、まさに「火事の」といってもおかしくないのではないかと思ってしまいます。かなり前からくすぶっていた法案ではありますが、会期延長したことに便乗して採決してしまうなんて、開いた口が塞がりません。

  

 またしても日本人を堕落させようということでしょうか。 ギャンブル依存症の国民をたくさん産み出し、貧乏人からさらにお金を巻き上げて富裕層に富が集まるように仕向ける。暴力団が手ぐすね引いて法案の施行を待っているのではないでしょうか。 

 カジノを設置すれば大いに観光に資するという声が大きく唱えられていますが、それはたんなる表向きの姿だけであって、表には必ず裏があります。裏ができてきます。じわじわ大きく影響するでしょう。 日本人自ら滅びへの道を歩もうとしているとしか私には思えません。何と愚かなことでしょう。

                 

 

 議員ということで言えば、東京都議会の議員専用の復活財源ともいうべき200億円が小池都知事によって表の世界に出されましたが、これも呆れたことです。呆れ果てた、ここまで議員は堕落してきたのか、議員をそうさせた行政も情けないとしか言いようがありません。

 こんな予算措置が他の自治体でできますか。東京都だからこその200億円ですが、それを当然のこととして知事に反発している都議会議員たち。やっぱり自分たちを特権化している。特別な存在とうぬぼれている。

 ここは小池都知事に踏ん張ってもらって、是非とも200億円は節約しましょう。いくら東京の財政が豊かだといっても、オリンピックのようにどんぶり勘定で3兆円、2兆円何て言っていられるのもいまのうちです。そのうち、間もなく東京都は高齢者で溢れかえるのですから。わが世の春を謳歌できるのも今の内です。

 

 

 愚かな極みは「もんじゅ」ですね。 どこがもんじゅ・文殊ですか。暗愚そのものではないですか。文殊菩薩に失礼極まりないことです。「もんじゅ」の後継として「高速実証炉を開発していくそうです。 

 もんじゅ失敗の検証もなしに、あたらしい原子炉をつくっていくという。絶対に開発をあきらめない、往生際の悪さ。 こだわりの強さ。引くということが分からないらしい。いままで1兆円投資してきたから今更止められないというメンツにこだわっているのかも。

 

 まるで先の大戦での旧日本軍の戦い方、戦術と全く同じではないですか。 引くことができす、止めることができずにズルズルと投入していき、その都度大敗、全滅してしまう。死んだ英霊に対して申し開きができないということで、無責任のまま滅亡に突き進む。 何と愚かなことでしょう。

 これだって圧倒的に自民党が議席を確保しているからであり、自民党内に安倍に対抗できる政治家が居ないためです。 前にも書きましたが、なんでもできるのですから。怖いものはないのですから。 首相は行政府の長のほかに、立法府の長も兼ねているのですから。

 

 

 前置きが長くなってしまいました。不愉快な出来事が多すぎます。 であればこそこういう戦争中ではあるけれども、静かに、当時の日常生活を丹念に映写している映画を見る価値があるのではないでしょうか。家族、生活をとっても大切に描いています。

              

 人間味、人情味あふれる映画ですが、でもこの映画で訴えたかったものは悲惨な戦争そのものです。 じわじわと生活が戦争で蝕まれていきますから。 とくに空襲の場面になると音がすごいですね。それまでの落ちついた静かな音声とは打って変わって、腹に響くような爆音、爆発音となります。呉という軍港がどういう性格を持っていたか教えてくれます。けっして声高に反戦平和を訴えるような映画ではないですが、私には、であればこそ逆に反戦や平和についてゆっくりと足下からひとり一人の心に沁みてくるように感じました。

 

 個人的には主人公の声を担当している「のん」こと能年玲奈にも大いに注目しました。 いやあ、じっさいとってもよかったですよ。抑えの利いた声で、主人公になり切っています。新しい可能性に掛けて成功したと言えるでしょう。たまにですが、「あまちゃん」のときの叫び声みたいな声も聞こえてきて、懐かしさを感じたりもしました。

 

        

       

 「夕凪の街 桜の国」を描いた人なのですね、原作者は。何で見たのかなあとずーと思っていました。この女の子の描き方、心にスッと入ってくる素直な気持ちが感じられます。とっても好感、好印象が持てる作画です。


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