鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

いやあ、よかった!

2021-01-10 14:30:42 | 思いつくまま

          

今日も午前中はとっても冷え込みました。最低気温は5時27分のマイナス(=△)6.3度でした。昼前からは0度以上になっています。

 

全く想定外でしたが、いかった、いかった(=よかった、よかった)。まさかこういう演題とは。聞いてよかった。家でこれを聞くのは私しかいないからなあ。2階に上がってきていてよかった。これでは何のことかわかりませんよねえ。

 

NHKEテレのきょうの午後2時からの放送です。「日本の話芸」ということで落語をやっていました。落語というと、きのうの夜も聞いていました。きのうはBS朝日の番組でした。企画が面白い。でも時間的に後半の半分しか聞けませんでしたが。

 

きのうのBS朝日の番組は、落語を東西で聞き分けるというか、江戸落語と上方落語とでどう違うのか、それを味わうために同じ演目で演じてもらうという企画でした。演目はおなじみの『時そば』です。でも上方では『時うどん』

 

私が聞いたのは江戸落語の『時そば』のほうです。でもその後司会者と東西の落語家が上方と江戸の違い等について話し合うのです。東京では”そば”ですが、関西では”うどん”ですね。「時そば」といえば、勘定を小銭で払う時に言う言葉”今なんどきだ”で有名ですね。

 

その昔、関西での通のうどんの食べ方は”噛む”のではなくのど越し、”飲み込む”のだと聞いたことがありますが、おもしろいものですね。そうそう、そういえば50余年前、就職ではじめて大阪へ行ったとき食べたカレーライスにはびっくりしました。

 

何となんとナントカレーライスに生卵がついてくるのです。食べるときは生卵をカレーになじませて食べるのですが、驚きました。辛いカレーならそうやって食べてもいいのですが、辛くないカレーにはちょっとという感じでした。

 

すべての店出そうだというのではなかったですが、今はどうなのでしょうか。そうそう、生卵の代わりにゆで卵をつけていたところもあったかなあ。食べることに対する地域の違いというのはおもしろいものです。

 

さっぱり話はきょうの落語の方に行きません。きょう2時から放映した落語は「ラーメン屋」です。桂文治という脂の乗っている落語家ですね。安心して話に入って行けます。桂と名乗るからには、桂文枝、桂小文枝の流れをくむのかなあ。ということは桂米朝も?

 

落語「ラーメン屋」には3人しか出てきません。おじいさんとおばあさんが屋台のラーメン屋をやっているところに、若い男がやってきて、ラーメンを注文します。ラーメンがうまいこともあるのですが、おじいさんのおばあさんの話しぶりが素晴らしく、男はラーメンを何倍もお替りします。

 

老夫婦には欲しかったのですが、子どもがいません。そのうち男は「近くに交番はないか」と聞きます。交番の場所を教えますが、散々ラーメンを食べた男は「お金をもっていない」と打ち明け、今晩止まるところもないので、交番につきだしてくれと老夫婦に頼みます。

   

そのうち屋台をしまおうとしますが、屋台をひいて戻るには力が足りません。若い男に頼みます。でも男は交番に行かないとと言います。男は押し切られて老夫婦のうちまで屋台を引いてきました。そこでお暇しようとしても家のなかへ導かれます。

 

家の中でお茶を飲み、遂にはお酒も飲み始めますが、そこからがいい話なんだなあ~。いやあ、落語家の話のうまいのに引きずり込まれ、思わずほろっとしてしまいます。

 

老爺はお願いします。子どもがいないので一度も言われたことはないが、一度はいってほしかったことば、聞いてみたかった言葉 ””おとっつぁん”” を言ってくれないかと頼みます。最初はぎこちなかったけど、何とかしゃべります。

 

すると老婆も対抗して ””おっかさん””と言ってくれと頼みます。老夫婦は1回言ってもらうたびにお礼のお金を出します。そして言ってもらうたびに望みも多くなり、額も多くなります。

そして、若者は交番に行くどころか、老夫婦のところで息子として一緒に働き始める決意をする、というあらすじなのですが、こんなことを書いてしまっては面白くはないですね、野暮ですねえ。いやあ、本当にいい話でした。

 

いやあ、こんなはずではなかったのですが、今日は落語で終わってしまいました。落語、奥が深いですねえ。日本の伝統文化、伝統話芸として末永く伝え続けていかなければいけないと改めて思いました。

みなさまも、じっくりと落語を聞きましょう。

 

 

 

 


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