いやあ、今日はよく冷えました。一日中空気はとても冷たかった。でも、最高気温は7.0℃でした。8日は7.2℃、7日は6.5℃が最高気温でした。
午前6時は0.2℃、9時は4.1℃で正午は6.1℃でした。書き忘れるところでした、きょうの最低気温は何となんとナントマイナス0.2℃(△0.2℃)でした。マイナスになったのは今冬初めてですか。これからは普通になっていくのでしょうね。
寒いと言えば、同じ年頃の有名人が亡くなっていくのもさみしいですね。記憶をたどってみると(敬称略)、桂ざこば、西田敏行、日野正平、小倉智明と出てきます。
桂ざこばは落語家で、桂米朝の孫弟子?桂米朝を超えることはできませんでした。桂米朝と比較するのは酷か?兄弟子が桂枝雀ですか。桂枝雀はそれこそ天才落語家でしたね。それだけに自死するなんて・・・。有名人や才能のある人はややもすると若くして自死する道を選んでしまう。
西田敏行は福島県という隣県出身者ですし、何と言っても「釣りバカ日誌」に代表されるように、ひとを笑わせる天才でした。アドリブの才能に満ち溢れている貴重な俳優(歌手でも)でした。
日野正平は映画俳優としてわき役として渋い演技を見せてくれましたが、何と言ってもNHKBSの「こころ旅」ですね、この番組で一気に好きになりました。子どもがそのまま大きくなったかのような天真爛漫さ(と言ったら怒られるかな)が気に入りました。自転車の旅ですが、高いところが大嫌い(本能的に怖がってしまう)で、坂道では必死に頑張るも、自分に正直でギブアップする、自然の生きものが好きですぐに触ったり捕まえたりするところもいいですね。
小倉智明は、ニュースキャスターとして長いこと朝の顔として活躍してきましたが、個人的にはそういうことよりもたった一つだけのことで記憶に残る人になってしまいました。2011年の大阪城ホールでの「サントリー一万人の第九(指揮者は佐渡裕)」の司会を担当したことですね。言葉にできませんが、あの東日本大震災の年末の一万人の第九での司会者、これは非常に気を使ったのではないかと、気苦労したのではないかと思います。でも、それだけに心に残る司会者となってしまいました。
ここまで書いてきたら、次はこれからのホープの出番です。12月10日の朝日新聞の地元版の記事です。『N響コンマス・郷古廉(すなお)さん 夜の多賀城跡 悠久の調べ』という見出しでした。
「NHK交響楽団の第一コンサートマスター」と書いてあるじゃないですか。まだ31歳ですよ、31歳のバイオリニストの郷古廉さん。もう31歳かという感情と、まだ31歳かという感情が交錯します。もともと10代のころからバイオリニストの国際コンクールで優勝するなど国内外で注目されていた才能の持ち主です。
今から18年前後も前のことですが、彼のバイオリン演奏を本当に身近で見ることが、聞くことができました。まだ中学一年生かそこらの年代だったかと思いますが、ある小学校の音楽室か?その時はピアノの先生と一緒の演奏会でした。そのピアノの先生の指導を受けて才能を開花させたのかなあ~、演奏自体も素晴らしいものでしたが、その時の演奏会でびっくりしたことがありました。だから忘れることができません。
バイオリンの絃は4本ありますよね。でも、演奏の後みんなの前でピアノの先生に言ったのです、絃が切れてしまった!と。いやはや驚きでした。それでも、何の違和感もなく演奏できるのだなということを知りましたし、それを実践したかれの実力にびっくりし脱帽した次第です。それを考えれば、31歳でN響のコンマスになることもありだなあと思った次第です。
※カワセミと小魚の群れの写真は11日の撮影です。