あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

里芋の思い出

2007-10-20 22:58:29 | 思い出
どうも今年の里芋の出来は、いまひとつだったようだ…。
この酷暑が祟ったのか例年に比べると小粒の芋が多く
山椒じゃあるまいし、小粒でも…っていうわけにはいかなく、剥くのに手間取るんだよね。

しかも腐ったものもあって、まぁ 百姓の来年で頑張るしかないかな^^;
百姓の来年とは、今年は良くなかったが来年は大丈夫だろう…とか 
来年こそは良い出来にしてやろう~のような意味。



箱の端にある大きいカシライモ、親芋だが食べないところが多く捨てる人もいるが 
煮物や茹でて田楽味噌なんかで食べると美味しいので我が家は捨てない。


その里芋でいつも思い出すのだが
倒れる前のばぁちゃんは、たくさんの里芋を作って
このあたりのばぁちゃんたちが、自転車で近場の町へ売り出かけていたように
我が家のばぁちゃんもそうしていた。

野菜造りが上手で他にもいろんなものを売って
ほんのこづかい程度なのだが
オカズやら子供達へお菓子などを買ってくれたりしていた。

里芋も小さいのまでシッカリと保存していて
春先に木の芽の出る頃まで腐らす事はなく
山椒を取って味噌にして、保存していた小さい里芋を
丸ごと大鍋に茹でて、端っこをつまむと…ほら!って
上手に中身だけをツルッと出して山椒味噌をつけてたべていたのを思い出す。

山育ちだから、そういうのが好きなんだって…。

私は保存が上手ではなくて、いつもお正月近くには凍みらせて腐らせて
だから当座食べる分くらいしか作らないようになってしまったけど
たまに、あの山椒の香りのする味噌で食べていた小芋を食べてみたくなる時がある。

因みに里芋は脳を元気にしてくれる。
調べてみたらカロリーが低く、食物繊維も豊富で
ビタミンBやぬめりのもとガラクタンは脳細胞を活発にする優れもの。
芋類はカロリー高そう~と、思っている方はぜひ里芋をお勧めしたい。

昔ながらの里芋の煮っ転がしはもちろんの事
さっとゆでてグラタンやコロッケなどの洋食メニューに
大根や人参…豆腐など、繊維の豊富な里芋の組み合わせのけんちん汁
便秘、高血圧、糖尿にも効果的な健康料理のようだ。


という事で今日の一枚♪


野の花というには邪道だが、タンポポの綿毛が全て飛んでいってしまった後の 
なんだか滑稽なような…そんなのがあちこちにあった。(笑)




コメント (22)
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