随分昔…そう会津藩公行列まだとは言わずに白虎行列なんて言ってたっけ。
子供達が小学生だった頃に観に行った以来なので
かれこれ20年くらいは行ってなくて、特にばぁちゃんが倒れてからは
なおさら観にいく余裕もなく、観たのはいつもテレビのニュースでだった。
ところが今年は運が良いというのか…ばぁちゃんのディサービスに当たってて
それじゃ孫太郎と一緒に観にいこうかって話に盛り上がってしまったが
朝起きると外は雨…どうしようかと思っていたのだが
孫太郎も来てるし、心なしか雨もやんだ様で…うっしゃ!決行!!と。
当然車の混雑は予定されていたので、送迎係を夫にお願いして
私と孫太郎はメインストリートである神明通りへと、さぁ 観るぞ!会津藩公行列!!
ベビーカーを積んで置いたので、それに乗せて移動が楽で良かった。
すでに歩道にはシートを敷いて場所取りしてる家族が多かったが
それでも適度な場所を探して、一番前に陣取り行列を観る事が出来た。
孫太郎が喜んだのは先導のパトカーで、次はやっぱり目の前のデカイ馬!
エイエイオーの掛け声を、孫太郎と一緒に拳をあげて、キャッキャと笑いあった。
昨年亡くなられた小説家故早乙女貢氏が、毎年西郷頼母役で騎乗し参加していたのだが
今年は敬意と哀悼の意を示すために、空席となっていたのが心に残った。

火縄銃演武(会津藩鉄砲隊)

殺陣演武(六真企画)
行列通過前に行われるイベントで、メインストリートは人で溢れるくらいだった。

「毛槍奴」真っ赤な顔に隈取りで、所々で毛槍の投げ渡をしたりする。
これがけっこうな人気者だったりしている♪

会津若松市の市長さん^^

白虎二番隊 (会津藩が組織した、15歳から17歳の武家の男子によって構成された部隊)

朱雀隊 (18歳から35歳までの武家の男子によって構成された実戦部隊)
軍政の改革により作られ、主力部隊であった。

青龍隊 (会津藩が組織した、36歳から49歳までの武家の男子によって構成された国境守備隊)

娘子隊 (会津婦女薙刀隊、通称「娘子隊(じょうしたい)」と言われる一隊)

もののふの猛き心にくらぶれば 数にも入らぬ我が身ながらも 辞世の歌
容姿端麗、文武両道の才女であった(中野竹子)

行列が通った後には馬の落し物…掃除していく裏方さんにも惜しみない拍手を送りたい!
昔ばぁちゃんと子供たちと、会津藩公行列を観に行った時に
前に立つ人がいて注意した事があって、うぉ~中年の逞しさみたいなものを感じたのだが
実際 私が同じ年頃になって、やっぱり孫の前に立つ人がいて
同じように前の人に注意を促す…しっかり私もオバタリアン一直線だと…自嘲^^;
そんな事を思い出しながらタイピングをしていたが
そうだ 今日はある意味ばぁちゃんの記念日のようなもので
脳梗塞で倒れてまるっと13年目だったか…振り返ってみれば早いものだと。
いつか…孫太郎が大きくなって
昨日の会津藩公行列を見た事が記憶の片隅にでも残ってる事があるのだろうか。
たぶん無理だろうけど、私の記憶の一ページにはシッカリと刻まれて
楽しかった孫との思い出、きっとばぁちゃんにも残っているんじゃないかと
思い出だけでも人は生きてゆけるものなんじゃないのかなぁ~
なぁ~~んて、私らしくもなく、そんな事を考えてしまった。