昨日の夕方から何度余震が続く事か。
夕食の支度を始めたところ、突然にグラグラと来た地震。
短い地震ではあったが、かなり揺れに一か月前の大参事が頭を過る。
その後も何度かの余震があったが、心配された様な被害は少なかったようだ。
東北岩手宮城と我が福島県と多大なる被害があって
その中でも我が福島県は原発事故の影響で
三重苦の大打撃を受けている。
中にはそんな福島県を排除しようとしている所があるのを耳にすると
何も悪い事をしていないのにと悔しく腹ただしくもなる。
朝の風景 ーキッチンの窓からー
福島県、特に浜通りと中通りの一部の農業、水産業、畜産業は
廃業に追い詰められているのを見るにつけ…本当に切なく
新聞では大手加工トマト業者が福島県内のトマトを買い入れを中止にした。
誰が悪いわけではないのは重々に分っている。
だけど…これからの福島県の生産業はどうなるのだろう。
それでも我が会津はようやく稲作の準備を進めてもいいとの通知があり
いつもの年よりも遅れ気味だったが、コシヒカリの種籾を
水に浸す事が出来、それから約二週間後に種蒔きの予定となる。
その間に育苗用のハウスにビニールを張るのも大仕事で
早めに張ってハウス内の地温を上げておかなくてはならないからだ。
大きいビニールをハウスの屋根の部分に持ち上げて
それを広げる事から始まるので、風があっては仕事にならない。
春の日は晴れていても午後になると風が出て来る事が多く
張るとしたら午前中にと…見ればあちこちで
ハウスのビニール張りの仕事をしている姿が見受けられた。
最初は腰回りからビニールをパッカーで止めて行くので
屋根を張る時になったら呼んで~と
その間に朝食の片付けなどの家事を済ませておく事にした。
屋根用のビニールも温かい場所に置いて
全体に柔らかくして置かないと、引っ張った時に切れやすい。
そろそろ良い頃かと外に出てみたら、すでに脚立に乗っかって
ビニールをハウスの屋根に広げている夫の姿があった。
広げたビニールを下の方に引っ張りながら中心に合わせ
夫が微調整をしているうちにマイカ線を下のパイプに片方だけを結んでおく。
@マイカ線とはビニールハウスの天幕を両端で結んで固定するために使われ
結び目がほどけにくいのが特徴!
そして使わなくなったサンダル…こんなのを使うのは我が家だけかも!
結んだマイカ線の先にサンダルを結んで、ハウスの向こう側に居る夫に投げる。
投げたサンダルを受け取ってマイカ線を結んで、また投げ返す…の繰り返し。
下手に投げるとハウスの屋根の上で止まってしまったり
相手を直撃する事になるので…(実際に経験アリの我が家。)
声を掛け合いながらの作業に、知らない人が見たら何をやってるんだかと思うだろうと
自分たちでやってながら笑えてしまう。
ようやく屋根を張り終え、後は扉を付けたら完了となった。
こうして会津産コシヒカリの作付け準備が着々と整えられているが
実際に収穫の頃になればどうなるか分らない状態であり
気が滅入ってしまうけど、作れるだけでも良し!とし前向きに頑張ろうと思う。
今日の一枚 暮れゆく春の陽をUP!