この日は雪の確率午前午後とも50%で、どうなる事かと思っていた。
法要の開始時間は10時半、会津時間を見計らってお使い状は10時とした。
ちなみに! 会津時間とは…よく集会などに必ず遅れて来る人がいる。
昔からの良くない風習なのだが、それでも最近は時間よりも少し早めに来るようになった。
しかし! その会津時間を考えての30分早いお使いなのだが
来るお客さまの為に、早く朝ごはんを食べてと思っていたところに
お客さま第一号は8時半にやって来たって…いくらなんでも早過ぎ!!
種髪後のガガイモの殻
私は朝ごはんを食べる間もなく、お茶を出したりで
その後9時を過ぎると、次々にお客さまが来て
彼氏君と一緒に帰省していた次女にお茶出しを頼んで
慌てて支度をする羽目に陥った。
やがてご住職さまが来られ、しめやかに法要が始まる。
一周忌は亡くなってから満一年め、そしてじいちゃんの親の50回忌は
弔い上げの意味で、これをもって年忌法要を終了する事となる。
仏教の世界では、どんな人でも五十年たてば無罪となり
極楽浄土に行くことができると考えられているのだそうだ。
これをもって個人としてではなく先祖の霊として祀られるようになるらしい。
光芒
最初と締めくくりの法要が一緒に出来るのは珍しいのだろうか。
普段は眠くなるお経だが、我が家に来たご住職さまの
ある意味超音波級なお経を唱える声の良さに
頭の中にぐいぐいと入って、眠気も吹っ飛んでしまった。
お経が終り喪主から身内親族へとお線香を手向けて
すでに迎えに来ている料理屋さんの送迎バスに乗り込み
途中 お墓参りをしてから会食となるのだが
家を出る頃から雪がチラつき始めて、お墓に付く頃には吹雪状態。
いったい、誰の行いが悪かったんだろか?
吹雪の中そそくさとお墓参りを済ませて、持って来たお供えを
出席者でお墓の前で食べるとされている…とくに米粉で作った団子は
脳やみをしないとされるが、ホンの数年前まで脳やみとは
脳病み…脳の病気にならない事だと思っていた私。
本当は脳悩み…心配事が無くなるようにとの意味合いなそうだ。
あんな吹雪だったのに、会食会場へ着く頃には雪も止み始めて
いったい何だったんだろうか? 意味分んな~~い(~_~;)
夫の挨拶から出席者代表の献杯の言葉に、和やかに会食は始まる。
私と夫は席で食事を楽しむ間もなく、ご住職さまや親せきの方々にお酌をして回り
その後息子もお酌を始め…ひと段落ついた頃にようやくお膳にありつけた。
孫太郎を相手に遊びを興じたり、昔話を始めたり
なかには息子はまだ結婚しないのかだとか
大おんつぁま(大伯父)方の賑やかな事ったら!
いつもの散歩コースにあるお稲荷様
そろそろバスの時間だと、各自料理屋さんから直に帰る人や
また家に戻って飲み直す人、すでに出来あがったヨッパの親戚…など
と言っても、メンバーはいつも決まってるのだけどね^^;
これが長い、なかなか帰りたがらない。
酒は熱燗にしてくれだとか、ヨッパだからくどくって
何度同じ話を聞かされる事か!
こっちも疲れてるのだから早くお開きにしたいのだけど
これが辛い所で、顔で笑って心で泣いて…はぁ~ くたびれる。
影法師
ようやくヨッパおんつぁまの家族が迎えに来て、終ったのがすでに夕刻。
来年の3回忌も同じような事の繰り返しだと思うとシンドイけど
これも供養のひとつだと思いながら
まさに戦いすんで日が暮れて…状態だった。