この連休に田子倉ダムへでも行ってみっかと誘ってくれた夫。
なんだって珍しい事もあるもんだと…雨でも降るのではないかと思ったけど
ちょうど日照り続きだったので、降ってくれたら幸と
気が変わらないうちに出掛ける事にした。
きっと この間布引山の風車を見に行った時
バイクのツーリングで田子倉ダムへ行った話などをして
今度行ってみたいって言っていたのを思い出したのかもしれない。
途中コンビニに立ち寄りドリンクを買い
車は会津若松市から坂下町を経て柳津町へと
途中虚空蔵尊方面に曲がらずにまっすぐ国道252号線を
どこまでも道なりに走って行く。
麻生大橋を通って西会津へと抜けられるようだ。
これから行く奥会津へと続く只見川の風景
走り始めての最初の休憩地点 麻生大橋で路肩に車を停めて
夫はタバコをくゆらして、私は橋の上まで歩いて写真を撮った。
亜鉛めっきを施した橋梁は、赤とか青とかの派手な色合いではないが
ペイント塗り替えの必要が無く維持費の軽減がはかれるのだそうだ。
しばらく休んで…さあ出発!
途中何組かのツーリングのバイクとすれ違ったが
ひと組のスーパーカブだけの集団には笑えた。
車は桐の里三島町へと、川沿いの道をどこまでも走り
ところどころにあるスノーシェルターと連結したトンネルと
冬にはかなりの積雪があるのが分るような気がする。
国道に沿うように只見川、金山町の標識が見え始める。
エメラルドグリーンの流れは緩やかで穏やかで…。
かなりの長さと、いくつものトンネルを越えて
目的地が遠い為に、三島町は素通りをしたけど
美坂高原とか、桐材の工芸だとか…けっこう見どころがありそうな
またいつかじっくりと訪れてみたいものだと思わせる町だった。
桐の里 会津三島町とは こちらをポチっと!
次の休憩地点は会津川口駅で、東北の駅100選に選ばれている。
只見川の雄大な流れに沿い船着場のように見え
駅舎は昭和62年に農協、郵便局、JRの三社が合築した複合公共施設となって
近くには沼沢湖があり、約5600年前にできた楕円形をした複式のカルデラ湖で
湖面標高475m、周囲12km、最深部は96m…ヒメマスが放流され、生育している。
この線路はずっと会津若松市まで続いているんだね^^
会津川口駅 こちらをポチっと!
金山町を過ぎて、いよいよ田子倉ダムのある只見町へと
相変わらずに道路に沿うように流れる只見側は、コバルトブルーの美しい川だが
残念な事に、東日本震災があった年の夏に集中豪雨に見舞われて
未曽有の被害を被った地域で、未だに復興がなされていなかった。
東日本大震災では会津方部は最小の被害で済んだが
その何ヶ月か後に、誰もが想像をもしなかった集中豪雨の被害があり
こういう集中豪雨が今も西日本側にあり、大地震や集中豪雨の被害
いったい日本はどうなってしまうのだろうか…脅威さえ感じる。
美しい風景にそぐわない災害の爪跡。
寸断されたままの鉄橋
流されてしまった橋は、まだつながってないまま工事中となっていた。
川に沈んだ橋の残骸だとか、途中で落ちてしまっている鉄橋だとか
まざまざと当時の災害大きさを感じずには居られずに
あちこちで写真を撮っていたら、報道カメラマンみてだ!と言われてしまったが
やはり同じような場所に車を停めて写真を撮っている人を見かけた。
さらにいくつかのスノーシェルターを越えて、ようやく田子倉ダムへの道へと
ところが、ところがだ…工事中に為に通行止めで
遠くに見える田子倉ダムを目の前にして引き返すより他なかった。
たぶん…国道沿いを迂回すれば、田子倉ダムへ行く道はあるのかもしれないが
思い付きのドライブだったので、帰る時間を考えれば冒険する事は出来ずに
工事関係者の方が、バック誘導をしてくれたが
せめてもと、遠くに見える田子倉ダムをカメラに納めて来た。
田子倉ダムを目の前にして断念!!
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あのダムの向こう側には遊覧船の発着所とかがあって
満々と水を蓄えたダム湖周辺の景色…見せたかったなと夫。
ここに来るまでにも美しい景色を見れたので
また今度、復活した田子倉ダムへ行く楽しみが出来たジャン!と
ものは考えようだよね…来た道を戻る事となった。
帰り三島の道の駅で、遅いお昼を食べようかと立ち寄ったが
やっぱり土日祝日…まして三連休の中日とあってか
店内も食堂も混み合っていて、柳津の道の駅へと期待したけど
やっぱり同じような状態で、待つ事が嫌いなB型夫。
三島町道の駅
特産物の桐製品が並んでいる。
結局坂下町まで降りて、幸楽苑のラーメンとなってしまったが
かなり走り応えのあったドライブで、11時頃に出掛けて
帰って来たのが四時を回っていた。
最後のシメにしてはショボイが390円の極旨ラーメン♪
注:煮タマゴはオプションです。