ナント! 『即席ハウスカレー<復刻版>』
なつかしい昭和の時代のカレーの味わいや黄色いソースの彩りを再現した顆粒状のルウカレー
『即席ハウスカレー<復刻版>』を、4月9日から全国で数量限定で発売している。
懐かしさに駆られて、思わず買ってしまった顆粒タイプのカレールー。
お馴染みの黄色いカレーの定番!!
そして、もっと昔私が子供だった頃。
こういうカレールーってのはなくて、丸い缶に入ったカレー粉を使っていた。
肉など一生懸命に探さないと見つけられないくらいの
小麦粉とカレー粉とでトロミをつけた黄色いカレー。
まれに肉なしのカレーの時もあったし、それでもカレーはご馳走だった。
遊び疲れて帰る道すがら、通りの家の夕げの匂いがもれて来る中で
カレーの匂いはまた特別な匂いで、子供心にうちも今日はカレーだと良いのに…って
そんなふうに思いながら、でも大概は期待を裏切られる事が多かった。
ジャガイモとニンジン・タマネギと、肉も今のような塊りのではなく
細切れってヤツなんだろうなぁ~ 脂身の所に紫にハンコの跡がくっ付いてたっけ。
きっと、子供達にこんな話をしても分からないだろうなぁ。。。
お店で食べるカレーライスにはタマネギの溶けた様な…大きな塊りの肉ばかり。
専門店は別として、普通のレストランではどうして野菜は入ってないんだろう?
あれはカレーライスではなくインド料理のカリーライスと呼びたいなぁ。
それでもカレーの日は朝からウキウキ気分で、意味もないのに友達に自慢していた記憶がある。
水っぽかったり、時としてモッタリとしていたり、黄色くてそれでもカレーはカレーであって
今のような茶色いカレーに塊りの肉が入っていて…そんなカレーではなかったけど
何もない時代だったからこそだろうか、たまらなく美味しい食事メニューだった。
今のカレーは本格的に作るのではないにせよ
カレーにはワインをアルコール抜きして入れるだとか、チョコを隠し味にするだとか
一晩寝かせたり、はたまたインスタントコーヒーを入れたり
ケチャップや醤油だとか、各個人のアイデアを生かして
いかにして美味しく食べられるか…と工夫を凝らしているカレー。
今のカレーと比べたら雲泥の差であろう、私が子供の頃に食べていたカレー。
それでも、時としてこういうカレーを食べてみたくなる時がある。
蛍光灯ではない電球のレトロだったあの頃のカレーライスを。
という事で今日の一枚
庭の紅梅から約2週間後に、ようやく咲き始めた白梅の花
今日会津にも桜の開花宣言があった。