あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

破天荒な私?

2007-04-06 23:40:39 | 思い出

春うららかなる今日は小中学校の入学式だった。
午前中に買い物をして帰る道すがら、両親の手に引かれた赤いランドセルの女の子。
桜こそ咲かなかったが、入学式に相応しい日ではなかっただろうか。

むかし、小学校ではなく保育園だった頃の話だが
当時私が小さい頃は、家が貧しく…いや そんなには貧しくなかったのかもしれないが
女ばかりの三姉妹だったからか、私達の母親は姑である祖母に
保育園を出すお金がもらえなかった…そんな事をよく話していた。
農家に跡取りの出来ない女腹の嫁であった母は
子供を保育園に出したいとは言い出せなかったに違いなかった。

だから私の上二人の姉達も保育園には行かずに小学校へと就学した。

私はといえば、そんな中でも末っ子だったからか、さほどの不自由さも感じる事もなく
それでも近所の幼馴染が保育園に行ってしまうと遊び相手が居なくなってしまって
何も考えずに、幼馴染と一緒に保育園に行ってしまっていたらしい。
今考えれば、お昼ご飯はどうしてたのか? オヤツはしっかり貰って食べていたようだ。

今は子供が幼稚園なり保育園に通うのに、親とかバスの送迎付きだが
昔はテクテク…と、子供同士で歩いて行ったものだ。
きっと遊びの一環として、幼馴染も私も深く考えてなかったんだろうな。

そんな事をして一週間か十日か、入園もせずに毎日保育園に通って
今ならば、電話とかでお引き取りください。とかって連絡があるんだろうけど
昔の事でその辺は鷹揚だったのか、考えようによっては良い時代だったのかもしれない。

その後、三姉妹の中で私だけが保育園に通える事となり
おかげで、母は当時としてはあまり類をみなかったパートタイマーとして
働きに出る事になったのは私のせいなのだろうか?
小さい子供にそこら辺の事情など分かるわけもなく
あの頃から私ってヤツは破天荒だったのかもしれないなぁ~(笑)

注:破天荒とは「天荒」は天地未開の時の混沌たる様で
これを破り開く…という意味で今まで誰もしなかった事をする事。



という事で今日の一枚 庭の片隅に咲いた匂いスミレ


ニオイスミレ(匂い菫) 英名:Sweet violet 
学名,英名ともに“匂いのよいスミレ”の意味で、香料として料理にも使われたり
「花」も「葉」も「根」も、薬用としても用いられているらしい。



コメント (24)
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