よくよく聞いてみたら、うちの息子よりも4歳年上で
少しくらい年上でも本人次第だとは言っていたが
さすがに自分の姉と同じくらいともなると~っと
そんな感じで、その話は自然消滅しちゃった…ようだ。
そんなで思い出した自分のお見合い体験をひとつ。
足もとの紅葉 南天の葉
私がお見合いなるものをしたのは、なんとうら若き二十歳前の事。
いくらなんでも早過ぎると言う両親に、押しの強い保険屋のオバちゃんに
良い人がいるからと…どうもごり押しされたようで、渋々お見合いを初体験。
この保険のオバちゃんって、こういう仲人みたいな事やってたようで
だよね~ ひとつ結婚を決めたら、なにがしかの保険をかけてくれるだろうし
子どもなんか生まれたら、子どもの保険と…なかなかオイシイ事なのかもしれない。
足もとの紅葉 色づいたホウキ草…コキアともいう。
私と言えば、まだ市内のデパートに勤めたばっかりで
化粧のけの字もしない…紅顔の田舎娘なので
売り場の先輩に話したら、お見合い当日に化粧なんかしてくれたりしたのだが
現れたかの人は背は低め…頭部後退っぽく…そんな感じの人で
性格はバツグンなんだろうけど、いちおう私にも好みのタイプってのはあって
いささか…いや、かなり私のタイプとはかけ離れていた。
足もとの紅葉 何の葉っぱだか忘れたが庭から…。
少し話して例の如く若い二人でといわれて、当時のメインストリートから奥まった
昔はたくさんあった喫茶店へと、お茶を飲んで話をしようって運びとなる。
お休みの日は何をしてるのだとか、趣味だとかありきたりの事で
しばらくして食事をする事になり喫茶店を出たのだが
案内されたお店は、なんとラーメン屋さん…ここ美味しいんだよって。
知ってるわ~~い!! メインストリート沿いのデパガだもん。
いちおうお見合いって事に夢があった。
景色のきれいな所をドライブした後、ちょっとしたレストランなんかで
普段食べられないようなオシャレなランチ…これは最低必須条件だった。
それなのに、そこのラーメン屋さんは確かに美味しい!
だけど、当時そのお店は汚いので有名だった。
だって、何度かそのお店でラーメンを食べた事があったし…。
足もとの紅葉 ブルーベリー
なにも最初のお見合いにそんなとこじゃなくってもなぁ~
い、いや…お腹はすいてないと辞退し、早々に帰るという私に
送って行くというかの人は、何を思ったかバナナを一房お土産に買って寄こした。
うっそ! なんでバナナか?(~_~;)
30年以上経った今でも、思い出深いお見合いだった。
顔は思い出せないが、結婚したらすごく素朴で良い旦那さんになったであろうかの人には
保険屋のオバちゃんへ、丁寧にお断りの電話をしてもらったのは言うまでもなかった。
という事で、色づいて来た会津身しらず柿をUP♪