津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「中院通勝の研究」を借りる

2014-02-21 15:54:59 | 徒然

 今日はなんとなく春の気配、昨日来熊本県立図書館の蔵書検索から見つけ出した資料をコピーするべく図書館行き・・・
車の窓をあけて走ると風は爽やかである。60枚ほどのコピーをしたが汗が出るような感じである。

一応の成果を得て満足しながら新刊書コーナーをみると、表記の「中院通勝の研究」が目に飛び込んできた。
頁をめくると最初から弘治二年から慶長十五年に至る年譜稿がこの本の約半分270頁を費やして載せられている。
これはすばらしいと即貸し出しの手続きをする。勅勘を得て丹後で暮らした天正八年から慶長四年までのものも含まれており、内容が豊かである。
細川家とのかかわりが垣間見えて興味わくわくである。数日この本の読書で過ごすことに在りそうだ。

しかし今日コピーした資料も、熊本史談会で使いたいので早々の読み下しにかからなければならない。
まあ、オリンピックもそろそろ終わりだし、頑張らずばなるまい。

ちなみにこの本のデータは
           著者:龍谷大学教授 日下幸男氏
           発行:勉誠出版株式会社
           全479頁・索引41頁 
           定価 12,000円+税 

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■獨禮とは

2014-02-21 09:01:10 | 徒然

「獨禮とは式日に藩主に謁するに當つて單獨に進むものを謂ふ」

昨晩はNHKで「よみがえる江戸城」を再放送していた。いかにもNHKらしく、一方では学術的にも素晴らしいと思われるCGで江戸城を紹介しているかと思えば、くだらぬキャラクターが登場してうんざりさせる。それでも我慢をしてみる価値はあった。

「獨禮」についての解説を詳しくみせられ、将軍の権力をさまざまと思い知らされた。
また大名家における「獨禮」とはどういうものであったのかを考えさせられた。
かって熊本史談会に於いて、家老・有吉家の文書を勉強したとき、細川藩の御規式の決まりごとの細やかさに驚かされたことを思いだした。
まるで茶道における御道具の位置をたたみ目を見ながら置くように、自らのすわる位置や、刀をおく位置など誠にこまごまとした決まりごとが数十ページに亘って記されていた。「獨禮」についての詳細はまだ資料に触れたことは無いが、昨晩の番組から推察するに、100石取りの我が家などは、仮に「近う」とお声が掛っても部屋内に入る事もならず廊下でただただ頭をたれていたのであろう。
あらためて侍の宮仕えがいかに大変であったろう事を思い知る感じであった。(ご先祖様ごくろうさま)

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