フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」や「オデッサファイル」等を夢中で読んだ後、ある人から「日本では逢坂剛が面白いよ」と勧められて読んだのが、「百舌シリーズ」だった。随分以前の話だ。他にも「者よグラナダに死ね」「カディスの赤い星」等を繰り返し読んだものだった。
最近テレビドラマ等はほとんど見ないのだが、或る時TVをつけたらこれをやっていてちょっと眺めて、以来二三回欠かすことなく眺めている。西島秀俊という俳優は、先の大河ドラマ「八重の桜」の演技を見て、伸びる人だなーと思っていたら案の定ブレイクしたようだ。
私の「倉木刑事」の印象は、もっと体格の良い人を考えていたのだが、西島秀俊のシャープな感じも「有り」だなーと思ったりしている。
「百舌シリーズ」の文庫本も既に処分してしまっていて手元にないが、作中の倉木は案外そんな設定だったのかもしれない。
ちょっと目が離せないドラマではある。(用心の為に録画をしておこうといういうミーハーではないのだが)
百舌鳥のさけぶや その葉のちるや 山頭火