津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■私説 ミジンコ大全

2018-06-28 08:03:57 | 書籍・読書

 

   私説 ミジンコ大全
 
     晶文社


 著者はサックス奏者の坂田明、長年にわたるミジンコの研究普及活動が認められ、日本プランクトン学会より特別表彰を受けたという人だが、
大学は水産学部出身と聞くからなるほどと納得する。

我が家の「沢潟」を育てている鉢の中にも、相当量のミジンコが活動しているが、これは用土に市販の荒木田土をつかったからで、この土の中に生きていた。
時折メダカに生餌として与えているが、絶対量が足りない。

最近ミジンコを増殖させてみようかなどと思っていた処、ミジンコ博士の坂田氏の事を思い出し、この本を注文した。
CDがうれしい・・・今日は着くんじゃないかな。

                           「坂田明」の画像検索結果               


前代未聞!! ジャズCD+ミジンコ写真

  サックス奏者として名高い坂田明は、ミジンコにも造詣が深い。ミジンコの世界をカラー写真で紹介。
  飼い方・観察法、さらに三人の学者と、ミジンコを通して見た生態系(環境)、DNA(進化)の問題などを論じる。
  名曲“サイレント・プランクトン”を含む坂田明・幻の音源「海」(CD)を付録。

目次

  第1章 ミジンコ入門 (坂田明/飼育法、観察法)
  第2章 ミジンコ図鑑 (写真集)
  第3章 ミジンコの生態(対談・花里孝幸)
  第4章 ミジンコ研究史(対談・遠部卓)
  第5章 ミジンコの進化(対談・山形秀夫)

 

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■井田衍義・歛法條諭 十二・十三(18)

2018-06-28 06:54:04 | 史料

 一六一
 見積損引仕法書寫
一早田大唐之儀は、只今迄之通徳懸を受可申事
一中田・晩田之儀、差急キ成たけ一ㇳ下見ニ仕出、見積を
 受歟申事
   此儀一ㇳ下見ハ中田・晩田一帳ニ仕出申事ニてハ有
   之間敷、左候得は只今迄之通ニて、随分差急キ一同
   ニ仕出可申事と奉存候事、但割増極り不申候てハ、
   下方落付不申様子ニ付、向後ハ徳懸向ニて割増極メ
   可申候
一下見帳下地之儀、先名寄帳前之畝數・名前迄書抜、右下
 地帳田俵ニ持出、村役人幷惣百姓立合、田方一坪/\之
 有籾を極、免下地帳ニ書込可申候、勿論最初より通り方
 ニ相成候分ハ除置可申事
   但、下見方ニ付て、小百姓共疑敷存候者ハ、其節
   /\坪/\之籾反を書付置候儀、勝手次第ニ可致候
[付札]「此儀、當時迄ハ歩下之米高迄を御内檢より御惣庄
   屋え相渡來候得共、以來は割増をも付相渡申事と奉
   存候、尤御惣庄屋積書ハ當時迄之通差出、御内檢積
   と引合、其甲乙有之節は、私共存寄をも今迄之通申
   談ニて可有御座哉、尤貮割五歩了簡下をも被仰付事
   貮付、零落村ニ付て之取計は仕間敷事」
[付札]「此儀通方之者共ハ除置、損方ニ出候者共迄之名前
   書抜候儀と奉存候、且又下見前田表にて致封印置、
   惣毛上見積候迄ハ所ニより日數かゝり加申候間果敢
   取申間敷事」
[付札]「此儀付札之通ニ候、且又下見前田表にて致封印置
   候儀ハ、畢竟小百姓共疑を生不申ため之儀ニ候へ
   ハ、及延引申見込も候ハヽ本行書面を直可申事」
一下見ニて村役人共、壹坪之籾高を極候節、畜主納得致兼
 候ハヽ壹坪例を以あり籾を極可申事
一下見之儀、未熟の節より随分入念差急可申事
[付札]「本行未熟と申儀は被差止、随分差急候様被仰付度
   奉存候事
   本行直可申候」
一右下見前御百姓一人/\の田方しらへ候得は、土免前
 有無之儀相分り候、依之右躰土免にあひ通方成り候分ハ、
 畝付帳ニ仕出しはやく苅揚可申候、土免にあひかね候分
 ハ見積ニ出可申候事
[付札]「此文面惣下見仕候事と相見申候、最初より遠方ニ
   
片付候分ハ除置、下見前有籾を以積合、高分り仕候
   分本行之趣ニて、只今迄之通被仰付度奉存候事」
[付札]「此儀最初より通り方相成候分ハ下見ニ不及候、通
   り方・損方と難決もの共、下見ニ加り積り合高分ヶ
   候儀勿論之事候得共、一統差急せ可申為之書面ニて
   候事
    但、高分之儀村役人共随分心を用、小百姓へ納得
    致せ、早々相極候様取計可申候
一見積之儀は、中熟之時分より通り方ニも相成申事ニ候、
 依之刈揚不申内、強風雨、大蟲病等有之、土免ニあひ不
 申様徳米ニ極メ、殘毛分下見仕直シ徳懸を受、前後打込
 積立可申事
   但、右之通ニ付土免ニ通候者共、畝掛米請候節も毛
   上有前を以受置可申事
[付札]「本行之通御座候得ハ、最初より通り方相成候者も
   下見仕候様相見申候、畝懸を受候ハ勿論ニ御座候得
   共、惣下見ニ相成候得は、下方甚手數相増、立損之
   恐も不少候、依之若天災ニて殘毛下見仕直被下候様
   ニ有御座度奉存候事」
[付札]「此儀付札之通ニて、最初より通方ニ相成候分ハ下
   見ニは加り不申、今迄之通畝付帳を仕出、畝懸を受
   申事候、尤通り方相成候分ハ畢竟毛上宜有之候ニ
   付、其見計を以土反米少々割増を加、畝掛致し直
   候事
一初穂を受、土免ニ通候以後、萬一天災ニて見積損引願出
 候ハヽ、初穂前刈揚候分前徳米ニ極、殘分下見仕直、徳
 懸を受、是又前後打込積立か申候、依之土免ニ通り候者
 も下見ハ随分入念可申候
一御惣庄屋打廻毛上見分いたし、村々に舛を入、試置可申
 事
[付札]「此儀見積立合之節試立候儀も有之候ニ付、前以内
   舛を入候儀は御見合ニ相成候様有御座度奉存候事
   此儀御惣庄屋は村々内舛を入試置候得共、御内檢ハ
   一通之見分迄ニて見込違も可有之哉、左候てハ極方
   之難澁ニも相成申事ニ付、内舛を入試石かねふまへ
   にいたし候ニ付不苦候、御立合之節若受かね候ハ
   ヽ、歩例を以可被相極候事
   但、御内檢毛上見分ニ打廻候節、内舛を入試之儀
   ハ不苦候」
一一郡限見積相濟候上、地惣上之見込を以何村下り物成ニ
 何割何分、何村下り物成ニ何割と申儀御郡代へ相達、讃
 談之上了簡米之極可有之事
一諸帳面仕出方は只今迄之通ニ候、乍然所ニより少宛之違
 ハ可有之哉、依之帳面文案も相添候事
[付札]「此儀下り物成ニ貮割五歩ハ被為拝領候由候間、一
   支配限見積り相濟候上ニて、本行之通取計申度奉存
   候事
    但、御郡間へ仕出來候諸帳面、只今迄之通仕出可
    申候」
   此儀付札之通候事
一右帳面之内土免割帳手札數相成不申様、本方給知免違共
 ニ積寄ニ相成候得共、損引之仕法ハ只今迄之通、免切通
 方損引と引分ヶ申儀不苦候事
一右帳面之内、小前色付帳畑方迄品を出不及申候、萬一畑
 損引等願出候節は、名寄帳付札前より色品を書出可申候
 事
[付札]「此儀畑方色付を出申ニ不及と御座候ヘハ、積之節
   粟畝等も土より上り候儀は無御座候と奉存候事
   此儀畑損引之節ハ、本行相見へ候通、色品を書出申
   事ニ候、各別豊作之年柄ハ上り下り加有之候事
    但、山付在畑損引いたし來候所々ハ、只今迄之通
    小前色付帳色品を書出可申事」
一御郡ニより仕馴候儀、此節御仕法之通改替候得ハ、手數
 かヽり、其所之迷惑ニ成候儀有之候ハヽ、被指出候御役
 人へ申達、差圖を受嘉申事
一徳懸之節、下方受合かたく例願出候節ハ、御内檢幷下方
 見立之坪貮ヶ所にて三歩例いたし可申事
  但、例坪惣畝貮竿を入、延縮共ニ三歩ニ割合極可申
  候、三歩舛を入候所ハ其坪々毛上中分之所を見合入可
  申候
一中田・晩田見積徳懸之節、御内檢見込割増受合かたく候
 ハヽ、直ニ三歩例願可申候、此節割増之内了簡引難叶候
 事
  但、此節例之儀も、御内檢□下方見立之坪二ヶ所ニて       □印字不明
  三歩例シ可致事
一見積損引ニ出候分ハ下り米之手札を渡し、庭帳之拂ニ立
 可申事
 右之通相心得可申候、勿論御定法之通無損引等堅シ間敷
 候、以上
   安永三年七月

 

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