津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■アオサギ

2022-05-27 11:36:39 | 熊本

 図書館にある本を借るために出かけたが、なんとなんと今日は定休日だった。
毎週火曜日が定休日なのだが、最後の週は金曜日だという事で仕方なく江津湖の遊歩道に出てみる。
水前寺公園から図書館の脇を通る加勢川の上流部はいつきても清らかな水の流れと水の音には癒される。
今の季節夜間には、蛍が飛び交っているらしい。保存会の皆様のご努力のお陰である。

          

 しばらく進むと中州の草むらの中に鳥がうずくまっていた。アオサギだ。
スマホを向けると、随分の距離なのに警戒しているのが判る。営巣して卵を抱いているようだ。
スマホで最大限にして撮影したのが、この写真。雰囲気だけでもという証拠写真である。
明日か明後日か又図書館へ出向かねばならない。その時はカメラを持参することにしよう。
少し上流の芭蕉園では、カワセミを撮影しようと望遠レンズでシャッターチャンスを待つ人がニ三人おられたが、こっちもお願いしたいところだ。
太陽光をうけてきれいな水の水面がキラキラ輝いている。
市民数十万人を賄う水道が、湧き水というこの自然の恵みに感謝しなければならない。
多くに散歩をする人や、イーゼルを立てて絵を描く人、緑陰のベンチで肩を並べているご夫婦らしいカップルなど様々にこの恵みを楽しんでおられる。
これ全て阿蘇の伏流水である。阿蘇に感謝。

             

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■六所宮と歌舞妓興行

2022-05-27 06:44:36 | 歴史

 かっての藤崎宮の横手(豆腐谷側)に「六所宮」があった。私の記憶が正しければ、お六様(光尚)が誕生した時に忠利が創建したと言われる。
ここにご紹介する絵図は、熊本県立図書館が所蔵する古文書「御警固心得」に在るものである。
藩主が六所宮に参詣された折の、所々警固について、種々の決まりごとが絵図も含め記載されている
           

 この資料を読みながら、熊本藩士の弟で津山藩の世子の教育係として招かれた大村荘助が表した「肥後経済録」にこの六所宮についての記述があったことを思い出した。
八代古文書の会叢書・第6巻「熊本経済録ー細川重賢の宝暦の改革ー」を取り出して確認してみると間違いなかった。
該当項はいたって短文なので引用する。

       侍に浄瑠璃禁制、歌舞妓(伎)禁制被申付、歌舞伎の儀ハ城下六所宮に御座候、見物不苦候、六所宮と申は先君代々
  の氏神ニて、
豊前国より国替の節引移申候社ニ御座候、氏子無之社ニ付、禄も付居申候得共、外の入も無御座候ニ
  付、毎年九月中歌舞伎
芝居御座候、此芝居計り見物不苦候(以下略)

 これはあくまでも重賢公の時代の話であり、以降に於いては変更があるかもしれないが、なかなか厳しい規制である。
藩主家の氏神様で氏子が存在せず、禄も十分ではなく維持するのも大変であったろう。応分の入場料などが科され、維持費などに宛てられたのであろうか。
武士ならずとも、近郷の百姓や町民なども楽しんだのであろう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする