そよりともせいで秋立つことかいな 鬼貫
上島鬼貫とういう俳諧師の句で、この人物については良く知らないが、この句だけはぱっと口を衝いてで出てくる。
今年の立秋は昨日の7日、本当に暑いばかりである。怪しからぬ暑さが連日続き、体がもつかしらと年寄りはついつい考えてしまう。
昨晩は10時過ぎにベッドに入って頭を動かしてごそごそ枕の具合を定めていたら、すっかりお月様に覗かれていることに気付いた。
月齢は8日、半月がやや太った感じで光り輝いている。(乱視だから何やらまん丸いものがオマケについている)
私は北枕で寝ているが、月の高度が低くて首を起こさずとも寝ていてよい角度で見える。
良く見えるというより、本当に覗かれている感じ・・、直ぐ近くに下げている風鈴が鳴っているが、そよりと吹く風は熱風である。
四六時中クーラーを入れっぱなしにしているので、毛布を引き寄せて20分ほど鑑賞したが、しばらくして寝入ってしまった。
朝夕に涼しさを感じるまではまだ一月以上がんばねばならぬ。がんばれ傘寿じい。