三十年近い昔、オーストラリアのダーウィンでの夕食を何度もとった「 Latin Tavern」と言うレストラン。今はもうないのだが、イタリア語訛りの英語を話す一家が経営していた。私たちは、ダーウィン滞在中何度も足を運んだ。当時は、移民たちの店が頼りだった。というのも、土日はほとんど店は宗教上の理由で休業するのだ。しかし
、移民たちの店は別だった。中国人のやっている小さなスーパー、イタリア人らのレストラン。
そんな想い出のひとつが、「スカロッピーニ・ア・ラ・レモン」というメニュー。まあ、正確に再現できたとは思えないが、それなりに近かったような。要は、ビフカツにレモン味のタマネギが載せられてくるのだ。ネットを見ると、肉のソテーのレモンソース煮なんだけれど、Latin Tavernはこうだったんだけれどなあ!
スカロッピーニ・ア・ラ・レモン(ランプステーキ肉を包丁の背でたたいて、広げておく。表裏に塩胡椒。この間、タマネギ薄切りとニンニク薄切りをオリーブオイルで炒めて、少しきつね色になったところで白ワインを少々。続いてレモン汁。塩胡椒。バターをひとかけ。レモンの皮をむいて、内側の白い苦い部分をそいで、細く刻んでおいてくわえて炒める。これをとっておく。ランプステーキ肉を溶き卵に通して、生パン粉をまぶして、160度のサラダオイルでじっくりと上げて、仕上げは、180度まで温度を上げる。このカツレツの上に、電子レンジ等で再加熱した炒めたタマネギを載せて供する)
ゴルゴンゾーラパスタ(ゴルゴンゾーラチーズをフライパンで加熱。ここに生クリームをくわえて、じっくりと加熱。アルデンテのリンギーネをくわえてからめて出来上がり)
ルッコラとパルメジャーののサラダ(江南の畑から来たルッコラの間引き。ここにカタツムリがついてきていて、雨だったので、マンション入口の植え込みに逃がしてやった。冷蔵庫の中はさぞかし冷たかっただろう)