やれやれ何という不運!少年少女発明クラブの開講式前日、メダカを採ろうと近所の小川を覗き込みながら歩きました。結局のところ、メダカはおらずカワニナをいくつか取って駐車場まで戻りました。ところが、車の左後輪がペッタンコではありませんか。やれやれ、6年ぶりのタイヤのパンクです。
すぐにジャッキと補助タイヤを車から取り出しました。そして、パンクしたタイヤと補助タイヤを交換しました。その間15分位でしょうか。40年来、ほとんどのタイヤ交換は自分でしています。例えば、スタッドレスタイヤは自分で交換しています。
車をジャッキアップして補助タイヤに交換
次の日、補助タイヤを付けたまま田布施西小学校に行きました。少年少女発明クラブの令和四年度開講式に出席するためです。その開講式の祝辞として、子供達の前で今回のパンクのお話をしました。道具を使いこなすことができれば、パンクのようなリスクが将来起きた時に素早く対処ができるとのお話です。そして、工作しながら道具の使い方を体得して欲しいとのお話をしました。
開講式後パンクしたタイヤを見ると、タイヤの脇か裂けていました。これは、パンク修理材では直せません。同じサイズ(165/70 R14)のタイヤを購入して交換するしかありません。やれやれ、1万円 +α の痛い出費となりました。
取り付けた補助タイヤ サイズ165/70 R14 発明クラブ開講式
使っている手回し式ミシンの調子が悪いので修繕しました。一番の問題はボビンに糸を巻きつける箇所です。長い間にゴムの輪が硬くなり摩擦が無くなったのか回りにくくなりました。手でぎゅっと押さえないと回らないのです。これまで、そのような時はゴムを紙やすりで擦って直していました。先日、地元のミシン修理屋さんに行って、そのゴム製品を購入することができました。ゴムを取り替えた後、ボビンがよく回るように微調整しておきました。そして、ミシンの何ヶ所かに油を差しておきました。
手回し式ミシンを修繕後にボビンに糸を巻く
そのゴム部品を購入したのは、柳井市のサンビーム柳井近くにある山崎ミシン商会です。来年の史跡巡りウォーキングの候補を調べている時に立ち寄りました。すると、店主が這いずりながら出て行きました。ご高齢のためか、転倒して足腰を痛めて歩けなくなったそうです。店内には分解したいろいろなミシンが置いてありました。探していたゴム部品がありましたので即購入しました。私が愛用しているのと同じ手回し式ミシンも展示してありました。店主がおっしゃるには「最近はミシンを売るばかりで責任もって修理する店がない」と不満を漏らしておられました。
立ち寄った山崎ミシン 交換前のゴム製品 交換のため取り外す
私も最近思うのですが、店主がおっしゃるように修理できる技術を持った店が無くなりました。修理するよりも新しく購入する使い捨ての社会になってしまいました。マイクロプラスチック公害もそのような社会が原因の一つだと思います。もったいない精神は死んだも同然です。何でも修理してしまう私のような人は、今や変わり者かも知れません。あまりの社会の変わりように、ため息をついてしまいます。
右が新しく購入したゴム製品 新しいゴムに取り替え後
時間がとれなくてなかなか進まないハンマーナイフモアの修理です。エンジンはかかるようになったのですが、エンジンの回転がスムーズに吹き上がらないのです。その理由は、ハンドルに付いているエンジンの回転を上げるためのスロットルレバーが効かないためです。レバーを回しても、それがエンジンのキャブレターに伝わらないようです。色々調べたところ、キャブレターとレバーを繋げるケーブルと内部を通るワイヤーが固着していることが分かりました。ケーブルを取り外して修理することにしました。
スロットルレバーからケーブルを取り外す
まず始めにスロットルレバー側のケーブルを取り外してみました。すると、やはりケーブルのワイヤーがスムーズに動きません。ペンチで挟んで引っ張ると、ようやくワイヤーが動きました。続いて、キャブレター側のケーブルを外しました。すると、やはりスムーズにワイヤーが動きません。そこで、ワイヤーを少し抜いて内部に油を何度も吹き込みました。その後、ワイヤーを出したり入れたりを繰り返しました。すると、少しずつワイヤーが動くようになりました。とても古いハンマーナイフモアですので、ワイヤーやケーブルの部品の在庫は無いと思います。少なからず動くようになったケーブルを再利用するしかありません。
レバー側ケーブルを外す キャブレター側ケーブル 空気吸入口掃除
動きが良くないもののケーブルを元の位置に取り付けました。そして、ハンマーナイフモアのエンジンを動かして試運転することにしました。燃料コックを開いて2,3回始動ロープを引くとエンジンがかかりました。まず最初に、前1,前2,後退の切り替えが効くか試しました。するとちゃんと動作しました。また、草を刈るハンマーナイフがちゃんと回転すると試しました。ちゃんと回転しました。そこで、試しに草が茂る畑に行きました。そして、正常に草を刈ることができるか試しました。
すると、ちゃんと設定した高さで草を刈ることができました。しかし、左右タイヤの回転を制御する左右のクラッチがうまく効きません。特に左のタイヤを動作させるクラッチが正常に効きません。タイヤのクラッチ故障を修理しなければなりません。やれやれ!ハンマーナイフモアは、なかなか修理完了となりません。
キャブレターに燃料ホースを繋ぐ 試しに草を刈ってみる
ガソリンをキャブレターまで送る燃料ホースは全て新品に取り替えました。続いて、ハンマーナイフモアのキャブレターの分解・修理をしました。とても古い農機具のため、最初キャブレターの分解方法が分かりませんでした。しかし、しばらくキャブレターの取り付け部分やフロートの部分などを観察していると、分解手順が頭の中に浮かんできました。まずはスロットル部分の金棒とバネを外しました。次に、キャブレターの取り付け部分のナットを外しました。指先がやっと入る狭さなので、ナットをゆるゆると外しました。また、ナットを落とさないように注意を集中しました。
ハンマーナイフモア本体から取り外したキャブレター
取り外したキャブレターは、今のものに比べて大きめです。取り外しは困難でしたが、その後の分解修理は比較的楽でした。ガソリンや空気が通る穴に、キャブクリーナーを吹き付けました。また、圧搾空気を吹き付けたりしました。次にフロート底部を取り外しました。フロートはよく動きました。しかし、ガソリン量を調節するニードルバルブが固着していました。
キャブの取り外し 外したキャブレター フロート部を分解
そこで、フロートを取り外すと同時に、ニードルバルブも取り外しました。ニードルバルブは極小ですので、メガネがないとよく見えません。ニードルバルブをよく見ると、側面がわずかに錆びていました。ガソリン内に侵入した水分で錆びたのかも知れません。ニードルバルブがスルスル動くように磨いた後、元の位置に戻しました。次に吸入口のエアーフィルターを取り外して、圧搾空気でゴミを飛ばしました。
分解・修理したキャブレターをハンマーナイフモア本体に取り付けました。ガソリンを入れて 始動ロープを引くと、エンジンがかかりました。ですが、スロットルが硬くて回転を上げることが困難です。次回は、スロットル部の修理をしました。
取り外したニードルバルブ 吸入口のエアーフィルター
燃料ホースが硬化していたため、取り外した時に縮んでしまいました。そのため元の位置に繋げることができなくなってしまいました。このさい、新しい燃料ホースを1m購入しました。そして、新しい燃料ホースに取り替えました。ところが、燃料コック~キャブレター間はピッタリ繋げることができました。ところで、燃料タンク~燃料コック間は燃料ホースの内径は合ったのですが、外径が合わないのです。こんなことがあるのですね。外径が太い燃料ホースを買わなければなりません。とりあえず、内径は合ったので繋ぎました。燃料タンクからガソリンを流して、始動ロープを勢いよく引っ張りました。すると、一瞬ですがエンジンがかかりました。一歩進みました。
燃料ホースの外径が合わない燃料タンク~燃料コック間
燃料ホースは本来ゴムのはずが、長年の間に硬化してプラスチックのように硬くなっていました。そのため、なかなか外せませんでした。そこで、ナイフを使ってホースに切れ目を入れました。その切れ目に沿って強く引っ張ると、剥がれるように外れました。燃料コック~キャブレター間に新しい燃料ホースを取り付けました。難なく取り替えることができました。
購入した燃料ホース1m キャブレター側を外す 新品燃料ホースに交換
続いて、燃料タンク~燃料コック間の燃料ホースを取り替えることにしました。同じように硬化した燃料ホースを取り外しました。そして、新しい燃料ホースを取り付けようとすると、あれっ!と気が付きました。燃料ホースの内径はピッタリ合うのですが、燃料ホースの外側に取りつけるクリップがスカスカなのです。つまり燃料ホースを締め付けることができないのです。明らかに外径が細いのです。やれやれ、外径の太い燃料ホースを買いに行かなければなりません。仕方ありません。
新しい燃料ホースの取り付け スカスカのクリップ、やれやれ!
このところ雨ばかり降っているため野良仕事ができません。少しの時間ですが、ハンマーナイフモアの修理を続けることにしました。この前は燃料ホースや燃料コックの詰まりを直しました。いよいよキャブレター周りの修理に入ることにしました。まずは、キャブレターに繋がる燃料ホースをキャブクリーナーで綺麗にしました。そして、ガソリンを通しました。綺麗なガソリンが流れるようになったので、元通りに燃料ホースを繋ぐことにしました。ところが、その燃料ホースが何故だか縮んでしまいキャブレターに繋がらないのです。やれやれ困ってしまいました。
キャブレターに繋がる燃料ホースをキャブクリーナーで綺麗に
キャブレターに繋がる燃料ホースは、ギリギリの長さで繋がっていたに違いありません。外したとたんに縮んでしまったようです。どう引っ張っても元に長さになりません。無理に引っ張るとひび割れてしまいます。そのため、今回の修理はここまでとしました。次回はドライヤーで温めて伸ばそうと思います。それでもダメならば新しい燃料ホースを購入するしかありません。修理は遅々として進みません。
燃料ホースにガソリンを通す 縮んでしまい繋げることができず
我家に古いハンマーナイフモアがあります。8年位前に使っていたのですが、エンジンのかかりがとても悪かったハンマーナイフモアでした。そして、エンジンを始動できても回転を上げることができませんでした。そのため、低い草しか刈れませんでした。当然ながら負荷がかかる生い茂る草を刈ることができませんでした。
今回このハンマーナイフモアを修理してみることにしました。ガソリンを少しばかり入れて始動ローブを引っ張りましたが、エンジンはピクリとも動きません。点検した所、燃料コックが詰まっているようです。この様子だと、当分治りそうもありません。空いた時間で数ヵ月かけて直そうと思います。
時間をかけて修理することにしたハンマナイフモア
そこで、燃料タンクからガソリンを燃料コックに流すホースを外しました。なんと、ガソリンは流れてきません。あきらかに燃料ホースが詰まっています。そこで、燃料ホースを針金でしこしこ突きながら通すとガソリンが流れるようになりました。最初黄色の液体がながれ、だんだん本来のガソリンの色になりました。ガソリンが流れるようになったことを確認後、燃料コックに燃料ホースを繋げると、これまたガソリンが流れません。燃料コックも詰まっているようです。
ガソリンをタンクに補給 矢印のように流れるはず 燃料ホースを掃除
同じように針金でしこしこ燃料コックを突いて通すと、今度は粘りのある液体がどろりと流れ出してきました。これはもうキャブクリーナーで内部を掃除するしかありません。燃料ホースを再び外して、燃料コックにキャブクリーナーを吹き込みました。これを何度もしていると、燃料コックの通りが良くなりました。まだ汚れが燃料コックに残っているようなので、キャブクリーナーを吹き込んだまま一日置くことにしました。燃料コックそのものを外して、ガソリンに浸しておいてもいいかも知れません。
燃料コック内を針金で掃除 燃料コック内にクリーナーを吹き込む
スタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)のノーマルタイヤへの交換が、忙しさにかまけて今日まで伸びてしまいました。これは私の怠慢に他なりません。4~7月の4ヵ月間無駄にスタッドレスタイヤで走行していたわけです。これは冬の1シーズン分です。今回やっと交換しました。久しぶりに自分でタイヤ交換して体力が落ちたことを実感しました。車を上げるジャッキのハンドルを回すことがことのほか大変でした。また、タイヤを持ち上げたり下ろしたりも大変でした。真夏であるためか汗が出まくりでした。今後は、車屋さんで交換してもらった方がいいかも知れません。交換完了後に自分にご褒美として、涼しい日陰でアイスを食べました。車屋さんでのタイヤ交換賃を考えれば、アイス1個は安いものです。
トルクレンチを使ってタイヤのナットを締めあげる
以前乗っていた四輪駆動のレガシーはやや重い車でした。ところが、当時はタイヤ交換はそれほど苦になりませんでした。当時は若かったからでしょう。冬になる前と春になった後に毎年のように自分でタイヤ交換をしていました。そして、毎年のように冬山やスキーに行っていました。そう言えば、スタッドレスタイヤが出る前にはスパイクタイヤもありました。雪の降る現地ではさらにチェーンを取り付けていたものでした。
ジャッキで車を上げる ナットを緩める タイヤを取り外す
私が子供の頃は田布施でも雪が降りました。よく長靴で雪道を学校に行っていました。最近暖冬のためか田布施は雪が降らなくなりました。スタッドレスタイヤはまず不要です。ところがこの冬、日本海側や山間部に行く用事がありました。そのため、道の凍結などを懸念してスタッドレスタイヤに交換しました。この時はスタッドレスタイヤを購入したタイヤ屋さんにタイヤを交換してもらいました。
最近とみに力仕事がおっとくうになる自分です。都会では意識しないと力仕事はありません。しかし、田舎は意識しなくても草刈りや木の伐採などの力仕事が多いです。良い意味では体力温存やリハビリになりますが。
ホイールカバーを取り付け ようやく4個目のタイヤ交換
猛暑にも関わらず、朝夕に草刈りをしています。もちろん、熱射病にならないように水分を取ったり30分ごとに日陰で休憩しています。昨日も夕方草刈りをしていると、私が熱射病にならないか心配なようで、見回り中の友達が寄ってきました。彼は民生委員で、定期的に地域を見回りしているのです。草刈りを止めて彼と立ち話をしました。偶然ですが、立ち話中に雄のカブトムシを捕まえました。そのカブトムシ、彼の孫用に差し上げました。
ところで日中の暑い時間帯(10:00~15:00)、木陰で農機具のメンテナンスをしていることが多いです。今回は、父親が10年位前に使っていた草刈機を持ち出してメンテナンスしました。2サイクルエンジンの草刈機です。その草刈機を持って、とても軽いことに気が付きました。機構上4サイクルエンジンより2サイクルエンジンの方が軽いのですがこれほどとは。
古い2サイクルエンジン草刈機のキャブレターを分解
古い草刈機のためかエンジンのかかりがとても悪いです。そのため、比較的故障が多いキャブレターの詰まりを想定してキャブレターを分解してみました。分解していると、黒く固形化した油が手や指に付きました。そのため、時々石鹸で手を洗いながら作業しました。気が付いたのはジェットニードル付近の汚れです。アルミの錆にも見えます。もしかして、ガソリンに水が入っていたためにキャブレター内に錆が出たのでしょうか。スチールたわしが磨いておきました。
取り外したキャブ キャブを何段かに分解 アクセルワイヤーを外す
結局どこが悪いのか分かりませんでした。そこで、キャブレター各部をキャブクリーナーを吹きかけて洗いました。そして、分解したキャブレターを組み立てて元に戻しました。最後にエアクリーナーのスポンジを取り付けて、カバーを取り付けてメンテナンス終了です。
ちゃんと治っているか、混合ガソリンを入れて始動ロープを引っ張りました。しかし、エンジンは掛かりませんでした。そこで、今度はチョークを入れて始動ロープを引っ張りました。すると一発でエンジンがかかりました。こんなものでしょう。夕方の草刈りに使いました。
キャブレターを取り付け エアークリーナーを取り付け
草刈機の調子がまた悪くなりました。山の下草を刈ろうと思い、ガソリンを入れ、刃もチップソーに変えました。いざ、草刈機のエンジンをかける直前に、プライマーポンプを押しました。ところが、スカスカするではありません。ガソリンタンクからガソリンが吸い上がりません。当然のことながら始動ロープを何度引っ張ってもエンジンは掛かりません。ついこの前、キャブレターを掃除・点検したばかりなのに、がっくりです。原因はプライマリーポンプのひび割れです。これはもう、交換修理しかありません。貴重な数時間を草刈機の修理に費やしました。
地べたに座って草刈機の修理、日差しが暑い!
2年前にもプライマリーポンプの交換修理をしたことがあります。最近、プライマリーポンプの故障が多いように思います。草刈機の製造メーカーが、耐久性のあるプライマリーポンプを採用していないのではないかと思います。安い部品しか使わないのではないでしょうか。プライマリーポンプや燃料ホースなどのゴム製品の経年劣化が早いように思います。
劣化して割れたポンプ 吸入口の取り外し キャブレターの取り外し
何種類かのプライマリーポンプのうち適合するポンプを購入しました。すぐに家に帰り、交換修理に入りました。いつものようにキャブレターを取り外して、ひび割れたプライマリーポンプを取り外しました。そして、新しいポンプに取り替えました。日差しは暑いし、手は油で汚れるし、やれやれでした。
新品に交換したプライマリーポンプ
修理したのは友達にもらった4サイクルエンジンの草刈機です。4サイクルエンジン草刈機は故障しやすいのでしょうか。4サイクルエンジンの構造上、カム機構が故障しやすいようです。10年以上前のことですが、使っていた4サイクルエンジン草刈機2台が共にカムが壊れて使用不能になりました。高速時の振動でカムが故障するようです。2サイクルエンジンの草刈機はカムがないためか、経験上故障が少ないように思います。
アクセルワイヤを取り付け カバーを取り付けて修理完
かねてから、カーナビ,ETC,ドライブレコーダーを車に取り付けたいと思っていました。カーナビはスマホを取り付けることで解決しました。残り二つのうち、思いがけずドライブレコーダーを取り付けることになりました。先日のバッテリー上がりのドタバタがきっかけで、任意保険を変えることにしました。その任意保険の中に、ドライブレコーダー付きがありました。ドライブを見守ってくれる上に、安全運転を続けると保険料が下がるとのこと。これにしました。契約後数日してから、ドライブレコーダーが届きました。さっそく取り付けてみました。すると、
バックミラー付近に取り付けたドライブレコーダー
うるさいほどにドライブレコーダーが喋るのです。運転を始めるとほぼ毎回、前回の安全運転度を喋ります。良いとA判定、悪いとC判定です。どういう訳か、まだB判定はありません。そして、曲がりくねった道を運転すると、誤判定なのか「急ハンドルに気を付けましょう」などと喋ります。少しばかり、うっとおしいです。ただ、自分の運転を見守っているようなので、しばらくはこのままにしようと思います。あと、ETCを取り付けるかどうか迷っています。私はあまり高速に入らないのですが、たまに入ると料金の支払いで車外に出なければなりません。今後、高速に入る予定が決まったら取り付けようかと思います。
届いたドライブレコーダー 床下に線を這わす シガレット電源に接続
郷土館で仕事をしていると、思いがけずY君がやってきました。そして、少しばかり型が古い電動チェーンソーを持ってきました。チェーンソーを動かしても、なかなか木が切れないとのことです。その刃を見ると、錆びていて刃がだいぶ摩耗していました。チェーンソーの刃は丸ヤスリで磨くのですが、長年磨いていると刃先が後退して刃先が無くなります。その結果、切れなくなってきます。私が持っているのはガソリンエンジンのチェーンソーです。やはり刃が摩耗したことがあり、3年前にチェーン刃を交換したことがあります。
チェーン刃を取り外すため、ガイドバーと保護カバーを外す
私はエンジンチェーンソーを2台持っています。片方が故障したときに、もう片方が使えるようにとのことです。ただ、混合ガソリンのためか、長い間使っているとキャブレターの故障が多くなりがちです。そのため、この次に購入するならば電動チェーンソーにしようかと思っています。ただ、100V電動なのか、蓄電池式が良いか迷っています。山の中では蓄電池しか使えないのですが、どの程度電池がもつのか心配です。
修繕するチェーンソー 摩耗したチェーン刃 ガイドバーを外す
最近、蓄電池式の電動工具が増えています。例えば電動ドリルですが、35年位前に初めて100Vの電動ドリルを購入しました。今でも、シイタケ菌を植菌する穴を開けるなどに使っています。利点は力が強いことです。一方、5年位前に蓄電池式の電動ドリルを購入しました。力はやや弱いものの、場所を選ばないため野外でよく使っています。蓄電池式の電動カンナ、電動草刈機、電動グラインダ、電動ノコギリなどを買おうか買うまいか悩ましい日々です。
摩耗したチェーン刃を取り外し 取り外したチェーン刃
修理途中だった蓄音機を直しました。前回、蓄音機を分解して故障個所を調べました。主な故障個所は次の通りでした。①ターンテーブルが回転するとごとごと音がする。②ラッパ管に穴が開いており音が抜ける。③ピックアップ部がグラグラしてターンテーブルに当たり摩擦音が発生する。
これらの故障は、経年変化で故障した箇所と素人が直そうとして逆に傷つけた箇所と思われます。素人が直そうとした形跡がよく分かるのは、ネジの大きさや種類がバラバラだからです。手持ちのネジをとりあえず使ったと思われます。そして、塗装が醜いことです。特にラッパ管の目張りにコールタールが使われていることです。
修理完了の確認のため、SP盤レコードを鑑賞
最初にラッパ管の穴をふさぎました。ラッパ管全体にコールタールが塗られているため、紙を貼ってもすぐに隙間が空いてしまいます。そこで、布地のガムテープを張ってみました。しばらく押し付けていると、完璧ではないものの隙間がふさがりました。続いて、ピックアップ部のグラグラを直しました。このグラグラは以前修理した方も困ったようです。醜い修繕が施されていました。合わない大きさのネジが使われていたのです。さらに、ターンテーブル台を固定する横板が外れていました。合うネジを探して強めに押し込んでおきました。横板のグラグラは接着剤を付けて固定しました。
ラッパ管の穴をふさぐ 横板を接着剤で固定 ネジを強めに押し込む
さて、一番困ったのはターンテーブルが回転する時の金属音です。原因は、調速機の回転を安定化する革が擦り切れていたことです。そのため、金属と金属がが擦れて音が出ていたのです。革がすぐに手に入らないため、手に入るまで応急処置をしておきました。革ではなく綿紐を取り付けておきました。これでだいぶ改善されました。修繕後、SP盤レコードを載せて曲を聞いてみました。まだ少し雑音が出ますが、だいぶ改善されました。今回はこれで良しとしました。
数日前に面白いことがありました。友達から電磁治療器の修理を頼まれました。故障個所を調査しようと、試しに100V電源に繋ぎました。ところが、ちゃんと動作するではありませんか。原因は、その友達の家の100Vコンセントに電気が来ていない故障でした。治療器の故障を信じて、最初から分解しなくてよかったです。
ピックアップ先端部を取り付け 革が擦り切れた調速機の回転部
仕事が忙しかったり天候が悪かったりしたため、ハーベストのベルト交換作業が遅れていました。ようやくベルトを交換する時間を取れました。耕運機のベルト交換は何度も経験済みですが、ハーベスタは初めてです。一番困ったのは、長いベルトを交換する時にベルトを緩める箇所が分からなかったことです。二ヶ箇所も緩める箇所があるとは思いませんでした。
そんなこんなでベルトを交換後、最初に脱穀したのは砂糖モロコシです。砂糖モロコシの穂は箒にすることができます。ところがハーベスタの力が強すぎたのか穂がかなりちぎれてしまいました。これでは箒にできるかどうか分かりません。その後、残していた麦を脱穀しましたが、これまた穂先がちぎれて無くなりました。回転数を調整する必要があります。小麦の脱穀をする初夏までに最適回転数に調節しようと思います。
試しに砂糖モロコシの穂を脱穀するも、残念!
緩める二ヶ箇所を除けば、比較的スムーズにベルト交換できました。ベルト交換後、エンジンを回しながらプーリーに油を差しました。ところで、10年以上前に東京で使っていたハーベスタは旧式でとても古いものでした。修理しながらだましだまし使っていました。今考えれば骨董の部類に入る農業機械でした。今のハーベスタは左右のキャタピラで前後左右移動します。しかし、私が使っていた旧式ハーベスタは左右のキャタピラは前後しか動きませんでした。前輪を左右に振って動く方向を決めていました。私が何度も修理したこともあり、思い出のあるハーベスタでした。
回しながら油を差す 箒でゴミを掃除 ベルトのテンション調整
ところで、このハーベスタはディーゼルエンジンで動きます。寒い時は始動がめんどうです。エンジン内に少量のガソリンを溜めて、寒い時にガソリンを少し吸入口に入れるようです。しかし、どこにガソリンを溜めるのか場所が分かりません。これから暖かい季節になるので始動困難になることはないと思います。来冬までにその場所を探しておこうと思います。今のところ、暖かい日は機嫌よく始動するディーゼルエンジンです。
保護カバーを取り付け終わる 残念なサトウモロコシの穂
使い込まれた古い蓄音機が郷土館に持ち込まれました。あちこちがガタついています。まずは一つずつ動作具合をチェックしました。まずは、レコードを載せる円盤(ターンテーブル)がどこかで擦れるようでギシギシと音がでます。音の周期から円盤が偏心しているのに違いありません。次に、音を拾うピックアップを引き出すとレコードに接触しまいます。そして、回転するレコードが次第に止まってしまいます。ピックアップの根元がぐらぐらしてすることが原因です。ちなみに、ゼンマイを巻き取るレバーは正常に回せます。そして、ピックアップを軽く持ち上げると音が出ます。続いて、蓄音機を分解してみることにしました。
根元がぐらぐらするピックアップ、回転するレコードに接触
分解するためには、あちこちのネギを取らなければなりません。そのネジの規格がバラバラでした。何度か修理したようですが、その都度手持ちのネジを使ったようです。困ったのは、昔のネジはほとんどすべてマイナスネジです。今のようにプラスネジではないため、ネジが回しずらいこと。それでも何とか蓄音機を分解することができました。
角が擦れた蓄音機 ピックアップ用鉄針箱 ゼンマイを巻き締め
分解して一番驚いたのは、ピックアップの音を拡声する装置がコールタールのようなものが塗られていたことです。そして、拡声装置のラッパ部に大穴が開いてしかもつぶれていたことです。このような穴が開いていると音が抜けてしまいます。そして、レコードから拾った音が拡声できなくなります。これは何かでふさぐしかありません。また、機械部は調速器の動きが滑らかではありませんでした。摩耗が見られました。最低限油を差すなどの処置が必要です。ちなみに調速器の役割は回転速度を一定に保つ働きがあります。
大穴が開き、つぶれた拡声部 動きがなめらかでない調速器