久しぶりに高い山に登ってきました。八ヶ岳の最高峰赤岳(標高2899m))です。実は一昨年の秋に登頂を試みたのですが、朝から晩までずっと雨でした。そのため登頂を諦めました。今回は再チャレンジの八ヶ岳の赤岳登頂でした。ところで、私にとって赤岳登頂は2度目のことです。初めて登ったのは、私が20代の頃の真冬でした。耐寒訓練をした上で八ヶ岳の硫黄岳~赤岳間を縦走しました。とにかく寒かったことを覚えています。
赤岳鉱泉小屋での楽しい夕食
八ヶ岳に向かう前、運悪く台風6号も来ていました。そのため、今回も赤岳登頂を諦めなければならないのではと憂鬱でした。「やまのこ村」まで車で行きそこから歩きました。台風が近づいていたため、あらかじめカッパを着てのスタートでした。ところで、私が初めて赤岳に登頂した20代、美濃戸口バス停でバスを降りて歩きました。真冬でしたので、登山靴には当然アイゼンを付けていました。
出発した「やまのこ村」 小休止した美濃戸山荘 赤岳鉱泉小屋に向かう
台風の影響のためか時々雨が降りましたが、雑談しながらのんびりと川筋を上流に向かって歩きました。雨が降ると石や木が濡れて靴が滑ることがあります。一昨年同じ道を通った経験が生きたのか、滑ったり転びそうになることは皆無でした。歩いていると、木道などにたくさんの修理の跡がありました。日々道を点検したり、修理している方がいるのでしょう。登山者にとってありがたいことです。感謝!
ザックが濡れないようザックカバー 濡れた木道を注意深く渡る
歩き始めて3時間位経ったでしょうか、宿泊する赤岳鉱泉小屋が見えてきました。私が20代の時に初めてこの小屋に来ました。その時は、宿泊しないで小屋の外にテントを張りました。来たのが大晦日でしたので、私は小さな注連縄を持ってきました。氷点下だったため、張ったテントの内側に付着した息が凍ってキラキラ光っていたのを覚えています。今回は小屋内に宿泊です。夕食は美味しいステーキが出ました。子供や女性を宿泊しやすいようにとの工夫なのでしょう。私が20代だった40年前とは雲泥の差です。
赤岳鉱泉小屋に到着 受付に到着を連絡 ロープワーク講習会
赤岳鉱泉小屋で一つ良いことがありました。夕食後の19時頃、ロープメーカーのMAMMUT(マムート:スイスのアウトドアブランド)によるロープワークの講習会がありました。講習会が一通り終わるとクイズがありました。正解するとMAMMUTからプレゼントが渡されるのです。我々のグループは4人参加しました。クイズの終わり頃になると、私だけがプレゼント無しとなり少々焦りました。ところが、私が得意にしているロープワークの出題がありました。見事MAMMUTのタオルをゲットしました。なお、講習会参加者全員にカラビナとローブのプレゼントがありました。その後、寝床につきました。その夜から朝にかけてだんだん雨が激しくなり、台風が通過していきました。
八ヶ岳赤岳鉱泉小屋までの道のり