農作業小屋で探し物をしていると、陰で何か動くものがいました。そっと近づくとアカテガニでした。手をそのまま差し出すと、大きなハサミで挟まれて痛い思いをします。そのため、たまたま近くにあった軍手で掴み、カニの両脇を指で掴みました。捕まえたアカテガニは怒ってハサミを振り回していました。そのアカテガニ、顔に近づけて久しぶりによく観察しました。
両脇を指で挟んで捕まえたアカテガニ
最近このアカテガニを見かけることが無くなりました。理由は海岸の堤防や護岸工事です。アカテガニは幼生時代を海で過ごします。その後、海から陸に上がるのですが、高い堤防に遮られて上陸できないのです。また、堤防に遮られて親のアカテガニは卵を産むために海に行けないのです。カニにとって住みにくい世の中になってしまったようです。
赤く立派なハサミ 壮観な面構えで お腹を見ると雄です