東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

おたまじゃくしの幼生

2010年03月08日 | 生き物



 このところ天気が悪く毎日のように雨が降っています。このため、なかなか畑仕事ができません。ところで、一週間ほど前にカエルが産卵していましたが、その後どうなったか気になって田んぼに行ってみました。すると卵は姿も形も無くなっていました。最初、他の動物に食べられてしまったのかと思いました。しかし、水面下をよく見ると無数のおたまじゃくしの幼生がいました。

           水面下に無数に発生していたおたまじゃくしの幼生

 黒い幼生は冷たい水の中でじっとしていました。時々体をを震わせるように動かします。まだおたまじゃくしの形をしていませんが、もう少し水が温かくなれば水草などを食べて大きくなると思います。

            なめくじ状のとても小さな黒い幼生

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電子時計の製作(2)

2010年03月06日 | パソコン,電子機器



 今日は朝から雨のため農作業はできませんでした。このため、3年前に作りかけだった電子時計を思い出して今回完成させました。3年前は単に時計として動作させることができましたが、収めるケースを作っていませんでした。このため、基板むき出しの状態でした。今回アルミケースを購入・加工して時計として実用できるものにしました。

            アルミケース内に収める電子基板の位置決め
 

 まずアルミケースの加工をしました。電子基板を固定するネジを位置を決めると、ボール盤でネジを通す穴を開けました。ただ、電源ケーブルを通す穴はヤスリで径を大きくしました。

   ボール盤でネジを通す穴あけ       ヤスリで穴の径を大きく加工
 

 一通り穴を置け終わると、電子基板やトリマーをアルミケースにはめてみました。大きく位置がずれた穴は無かったので、うまく電子基板をケースに固定することができることを確認します。位置がずれていれば再度穴あけまたは加工を続行します。

         アルミケースに電子基板とトリマーをつけて位置を確認


 続いて、時計の時刻を見せるアルミケースの表の面を加工しました。時刻がよく見えるように広く穴を開けました。広い穴のため、穴の四つ角はボール盤であらかじめ穴を開けて次にハンドニプラーで穴を広げました。このハンドニプラーは私が学生時代に真空管ラジオを作った時によく使いました(アルミケースにトランスをのせる四角い穴を開けるときなどに使用)。大まかに穴を開けると、今度はヤスリで丁寧に磨くように擦りました。

     ハンドニプラーで穴を拡大          ヤスリで綺麗に磨く
 

 電子基板にトリマーを付けたままでは電子基板をアルミケースに取り付けることでできません。外したトリマーと電子基板は電線でつなぎました。つなぐとアルミケースに電子基板とトリマーを別々の位置に取り付けて固定しました。もう外すことはありません。

   トリマーと基板を電線で結ぶ     アルミケースに基板とトリマーを固定
 

 あとは電源を電子基板に取り付けて完成です。作りかけて3年もの間電子基板がむき出しの時計でしたが、今日からはアルミケースに収めて使います。目覚ましブザーも取り付けできますが、今のところ目覚まし時計として使う予定はないので、このまま使おうと思っています。

              3年ぶりに完成した電光掲示式電子時計

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耕耘機(管理機)の修理を依頼される(1)

2010年03月04日 | 農機具,工具

 先日知り合いの友達から耕耘機の修理を依頼されました。依頼されたのは家庭菜園などの小規模農園でよく使われている小型管理機(耕耘機)です。最初、その耕耘機が置かれていた畑に行ってみました。まずプラグに火花が飛ぶがチェックすると全く火花が飛びません。電気系統が故障しているようです。

              修理を依頼された小型管理機:クボタ製


 畑では十分なチェックや修理ができないので、いったん鈴木牧場に耕耘機を移しました。電気系統が故障であることが分かっていたので、テスターでどの電気部品が故障か探しました。まず、プラグとアースの間の抵抗を測定すると、12kΩありました。火花を飛ばす誘導コイルは大丈夫のようです。次に停止スイッチを測定するとONにしても抵抗が0Ωになりません。スイッチが入らないようです。スイッチの故障かも?

     誘導コイルは正常値             このスイッチは故障?
   

 しかしながら、このスイッチの故障だけでは火花が飛ばない理由にはなりません。誘導コイルに電気を送る点火部品の故障が疑われます。そこで、耕耘機を分解してみることにしました。カバーを外して点火装置を露出しました。露出してみるとこの耕耘機はCDI方式の点火装置でした。

    耕耘機カバーを外す          冷却ファン傍に露出したCDI装置


 CDI装置はそれ以上分解できないので、交換するしか修理の方法はありません。サイリスタなどの部品が露出していれば電子部品の交換もできるのですが、すべての電子部品はユニットとして一体化してエポキシ樹脂に封入してあるのでこれ以上手が出ません。高圧電圧の漏電などの可能性もあるのでもう少し調査をしようと思います。やれやれ。

        サイリスタやコンデンサなどが封入されたCDI点火装置

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耕耘機の回転数調整のためのベルト架けかえ

2010年03月03日 | 農機具,工具

 先日燃料タンクを白く塗った耕耘機のベルトを架けかえて回転数を調整しました。もともとロータリーの回転数が速かったため、作業効率が良いのですが逆に思わぬ動きをするなど操作性がよくありませんでした。

       耕耘機のベルトカバーをはずす、このVベルトで回転数を調整


 私はよくこの耕耘機を使っているので問題はありませんが、初めての人や女性が使うためには回転数を落とした方が良いと思いました。今回回転数を落とすためにVベルトを低回転側のプーリーに架けかえました。

  ベルトを架けるプーリー取り外し        Vベルトの位置を低回転側に  

 Vベルトを低回転側に架けかえようとしましたが、駆動側プーリーとロータリー側のプーリー大きさが異なるため新たに長めのVベルトを購入して架けました。ただ新品のVベルトは硬いのでクラッチが切りづらいのが難点です。

    駆動側のプーリーを外す        駆動側プーリーの入れ替え             
 

 この耕耘機は新規購入時からベルトを交換したことが無いようでした。このため、プーリーを外したり新規のVベルトをはめ込むために、何度もネジを外したり緩めたりしなければなりませんでした。
 Vベルトを架けかえて耕耘機を試運転すると、ロータリーがほどよく低回転で回るようになりました。実際に畑で耕耘してみると操作性が格段によくなりました。作業効率は下がりますが、これからは女性でも使えるようになります。

               Vベルトを低回転側に設定完了

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カエルが産卵

2010年03月02日 | 生き物
 田んぼを巡回していると、カエルの卵塊を発見しました。今年になって始めてのカエルの産卵です。卵塊は細かい土が付いてすっかり茶色になっていました。先日雨が降って田んぼ内の水が濁っていましたのでその土が付いたようです。雨の前か雨が降っている最中に産卵したようです。

          細かい土が付いて茶色になったカエルの卵塊


 卵の形状は粒に見えるのでアカガエルかトノサマガエルの卵のようです。しかし、この付近でアカガエルを見ることはまれです。トノサマガエルは一度も見たことはありません。産卵してから日が経っているようですので、ひも状のヒキガエルの卵が崩れて粒状になったのかも知れませんが?
 ヒキガエルだとすればこの田んぼの傍には山が隣接してるのでその山から出てきたようです。以前この田んぼに出てきて網にからまったヒキガエルがいました。この山にはたくさんのヒキガエルがいるようですので。

              ゼリー状の卵塊内は黒い卵粒がたくさん
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ソラマメの植え付け

2010年03月01日 | 野菜:豆類ほか
 ソラマメの植え付けをしました。去年の晩秋にソラマメの種蒔きする時間が無かったため苗を購入して植えました。最近はこの季節になるとソラマメやエンドウ豆の苗を売っています。豆類は一般的に移植が嫌いですが、根さえ傷めなければ移植ができるようです。

              購入したソラマメの苗、1箱に8個の苗
 

 ソラマメは同じ豆類でも移植に強いようです。去年、スナップエンドウ苗を買って移植しましたが、あまり育ちませんでした。植え方が悪かったのか、土壌が合わなかったようです。しかし、ソラマメは比較的良く育ちました。

     一つずつ丁寧に苗を移植           約30cm間隔で移植
 

 ソラマメを育てる上で一番大変なのは、害虫です。春先になるとアブラムシが大発生して豆の生育が阻害されます。農薬を使いたくないので私は次のような工夫をしています。それは、天敵のテントウムシがたくさん来る工夫と、アリが来ないようにする工夫です。
 アリはアブラムシを守るために天敵のテントウムシなどを追い払います。このため、ソラマメの根元にアリが来ないようにハーブなどを敷いたり植えます。テントウムシが来るようになると、アブラムシがこころもち少なくなるようです。また、また寄生蜂がたくさん来てアブラムシに寄生して穴を開けます。

                 植え付けを終わった畝
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