タマネギの種まきをしようと畑に行きました。隣に種をまいていた小松菜,チンゲンサイ,大根はすでに芽が出ていました。しかし、様子がおかしいのです。芽が出ているのは一部だけで、残りは芽が虫に食われてしまったようです。昼間は隠れている虫(ワラジ虫など)が、夜に出てきて芽を食べているようです。やれやれ、また種をまかなければなりません。再度、小松菜,チンゲンサイ,大根の種まきをしました。それが終わって、やっとタマネギの種まきです。
再度種まきをした小松菜横に、タマネギの種をまく
最初、タマネギの苗を育てる畝を三本クワで丁寧に耕しました。そして、レーキで鞍型に整形しました。そして、手グワで何本か筋を引きました。散まきしても良いのですが、私は雑草などを取りやすく管理しやすい筋まきをしています。天気予報だと、今後は雨があまり降らない見込みです。そのため、引いた筋にジョロで水をゆっくりとかけました。水が土に浸みこんだのを確認してから、筋に沿ってタマネギの種をまきしました。
手ぐわで筋を引く ジョロで筋に水やり 種を筋に沿って種まき
種まきが終わると、網を使って種の上に土を薄く被せました。土を被せ終わると、その上に籾殻を薄く敷きました。籾殻を掛ける理由は、大雨が降った時などに土がカチカチに硬くならないようにとの配慮です。一週間程度すれば、籾殻を持ち上げてタマネギが芽生えると思います。11月上旬には鉛筆の芯位に育ちます。その苗を本畑に移植しようと思います。
網を使って土を薄くかける 最後に籾殻を薄く被せる
一昨日、放課後学習 成器塾で染め物をしました。その時、藍の生葉をミキサーにかけて汁を絞りました。その絞った後に残った団子状の藍の生葉を、何か有効利用できないかと考えました。その藍団子には、まだまだ藍の青い色素がたくさん残っているはずです。藍団子を水に溶かすなどして藍染めをしてみました。意外に濃く藍染めできることが分かりました。
藍団子を水で溶かすなどした後、染めたい布片を浸ける
藍団子は生葉ですので草の匂いが漂いますが、構わずアルカリ性の水に溶かしました。この液をそのまま使っても藍染めできるとは思いましたが、このままでは薄くしか染まらないはずです。そこで、還元剤を入れました。紺屋での藍染めでは、糖分や糠などをいれて還元菌を育てます。そして、還元剤を入れたのと同じ効果にします。日本の古来からの藍染めは発酵なのです。
絞った後の藍団子 試し布を染めてみる 藍の残渣を取り除く
試しに白い布を浸して液から出すと、布が黄色く染まっているではありませんか。面白いことに、その黄色に染まった布はだんだん青く変色していきました。つまり、空気中の酸素を取り込んで藍染めされたのです。紺屋にある藍壺から布を取り出すと、やはり最初は黄色だったのが青くなります。ただし、酸素は布奥には届かないようです。青く染まった布をめくると黄色のままなのです。均一に染めるためには、何度も布の上下を入れ替えたり、めくったりする必要があります。なお、流水でも少し青くなりました。水に溶けた酸素でも青く染まるのでしょうか。
最初は黄色に染まる だんだん青く変色 濃い青色に変色
なお、藍団子を溶かしたままでは藍の葉の残渣がたくさん液に混じっています。そのままでは、染めにむらが出ることが分かりました。そのため、網を使って残渣を取り除きました。
布は3回位染めを繰り返すと濃く染まりました。また、田布施農工高校でいただいた羊の毛を染めてみました。やはり最初は黄色でしたが、だんだん濃い青色に染まりました。今回の実験で、藍の生葉でもなんとか濃く染まることが分かりました。ただし、生葉が手に入る夏~秋でないと染めることができません。夏~秋以外でも染められるように、乾燥した藍葉で同じように染められないか試そうと思います。
最初、黄色く染まった羊の毛 青く変色した羊の毛
8月末に9月の史跡巡りウォーキングの下見をする予定でした。しかし、当日は天候不順で今回に延期しました。9月とは言え、とても秋とは言えないような猛暑の中での下見ウォーキングでした。JR田布施駅に9:45に集合し、JR田布施駅9:54発でJR島田駅着10:04着の電車に乗りました。JR島田駅に降りたのは、一昨年の光市島田川沿い史跡巡りウォーキングの時以来です。駅を降りると、最初に訪れる永明寺に向かいました。このお寺は防陽八十八箇所霊場六十九番札所です。
難波覃庵が建てた向山(こうざん)文庫
永明寺に着くと最初、裏山にある変わった墓地(兼和裁師匠碑)に行きました。その墓の上部には和裁の針を模した石造が載せられていました。最初、その石造を砲弾かと思いました。続いて、永明寺を訪問しました。本番ウォーキング時に、本堂で仏様を拝ませていただくことを快諾していただきました。当日は法事でご住職がご不在とのことですが、ありがとうございます。
下車したJR島田駅 永明寺横の鳥居 和裁師匠の墓所
永明寺を出ると、立野の向山(こうざん)文庫に向かいました。その途中でお地蔵様を拝みました。四国十九番の延命寺地蔵です。その昔、四国八十八箇所巡りをした折に、持ち帰ったのかも知れません。再び歩いていると、3年前に歩いた虎ヶ岳の尾根が北側に見えました。
防陽八十八箇所霊場永明寺の本堂 北に広がる虎ヶ岳の尾根
どんどん歩いて、いったん山陽本線を跨ぎました。そして、もう一度跨いで目的地の向山文庫近くに到着しました。すると、建物が新しいお地蔵様がありました。近くで草刈りしている方にそのお地蔵様について聞きました。すると、その方のお母様が生前に管理していたそうです。そのお母様を亡くなった時に建物を新築したそうです。親子で守っているお地蔵様でした。
四国十九番の延命寺地蔵 親子で守るお地蔵様 平和三十二番札所
続いて、平和霊場三十二番札所の大師堂をお詣りしました。次に、その傍にある難波家の巨大な顕彰碑を見学しました。難波家は、備中高松城主清水宗治の家臣末裔一族とのこと。備中高松城主清水宗治は豊臣秀吉の水攻めで切腹し開城しました。清水家一族やその家臣はその後、毛利家の陪臣となりこの立野を治めました。戊申戦争時、一族の清水親春は第二奇兵隊で活躍しました。難波家の顕彰碑を見終わると、難波家屋敷内にある向山文庫に向かいました。
JR島田駅~JR岩田駅史跡巡りウォーキングの下見コース
久しぶりに麻郷小学校 放課後学習 成器塾がありました。前回はオリジナルエプロンの制作とテーブルセッティングでした。今回は、自然素材を使った安全な染め物です。合成着色剤はいっさい使いません。布を、代表的な色である黄色,赤色,青色,紫色に染めました。使った自然素材は、紅花と藍です。藍は新鮮さが大切なので、藍畑から根ごと抜いて小学校に持って行きました。紅花は、今年私が収穫したものに購入したものを足したものを使いました。
各種色に染まった布、藍は生葉を使ったため青色が薄い
小学生が教室にやってくると、さっそく今回の学習です。最初に、布を数枚縛って絞り染めの用意をしました。次は紅花を使っての黄色の染めをしました。紅花には2種類の色素があります。水溶性の黄色の色素と難水性の赤色です。紅花を水に浸けると、黄色の色素が溶け出してきます。その液を使って布を染めます。黄色の色素が溶け出た液は黄色と言うよりも、黒っぽい橙色をしています。染め上がった頃を見計らって布を水洗いします。そして、縛った布を解きました。すると、黄色の絞り染めの出来上がりです。
黄色の色素で染め 水で洗い糸をほどく 黄色の絞り染め完成
続いて赤色の染めをしました。黄色が溶けだした紅花には赤色の色素が残っています。その赤色を溶かして染めます。赤色の色素を溶かすにはアルカリ性の液を使います。昔は灰汁を使ったようです。しかし、アルカリ性のままでは布に染まりません。布に染まりやすくするように、アルカリ性を中性にしなければなりません。そのため、赤色の色素が溶けだしたタイミングを見計らって酸性の液を加えます。中性になった液に布を浸けて赤色に染めるのです。なお、染め液の時間が経つと、何故か赤色ではなく紫色に染まるようになります。
絞り染めにするため、布を糸で縛る 新鮮な藍の葉を数枚取る
続いて、藍の葉を使って藍染めをしました。根ごと畑から抜いてきた藍から、新鮮な葉だけを何枚か取ります。その葉を布に密着するように押し付けます。そして、布と藍の生葉をサランラップで挟んだ後、金槌でどんどんと葉汁が布に染みるほどに強く叩きます。いわゆる藍の叩き染めです。その後、葉汁が染みた布を流水で洗います。布を広げると、葉の形に青く染まったことが分かります。
葉汁が出るほど金づちで叩く 流水で布を綺麗に洗う
最後は藍の葉をミキサーで潰した青汁で藍染めをしました。生の葉を使っているため、通常の藍染めのようには濃く染まりません。しかし、生葉でも染まることを学習しました。一度では薄くしか染まりませんでが、20回程度?何度も染めを繰り返せば濃く染まると思います。なお、藍汁を素手でさわったため、指先や爪が薄い青に染まってしまいました。
今回は、いろんな色染めを体験した成器塾でした。手伝っていただいたボランティアや保護者の方々などありがとうございました。
藍の葉をちぎってミキサーの中に入れる
なかなか涼しい秋になりません。ちょうど今は、夏野菜と秋野菜の端境期です。昨日、秋冬野菜の種まきを済ませたと思っていたら、初夏に種をまいたモロッコインゲンが収穫時期を迎えました。残暑の影響でしょうか、9月になってからの収穫です。夏が9月に食い込んでいます。もはや、9月は秋ではなく夏ではないでしょうか。
手を伸ばしてモロッコインゲンの鞘を収穫
とは言え、日没はどんどん早くなっています。午後7時によくゴミ出しをするのですが、8月は明るかったのに今は懐中電気が必要になりました。また、あちこちの草むらでコオロギなどの虫がさかんに鳴いています。虫は気温ではなく日の長さが長くなるのを感じて鳴いているのでしょうか?それとも体内時計で秋が来ると知るのでしょうか?不思議です。
収穫したモロッコインゲンの鞘 美味しそうな今晩のおかず
モロッコインゲンが絡みつく支柱は、春に収穫を済ませた絹さやインゲンやグリーンピースを再利用したものです。枯れた絹さやインゲンやグリーンピースを刈り取った後、根本にモロッコインゲンの種をまきました。それがどんどん育ち、今や手の届かないほど高く育ちました。そのため、三脚に乗らないと実ったモロッコインゲンを収穫できません。今週の間は続けて収穫できそうです。
手が届かないほど、支柱の上に育ったモロッコインゲン
いつになったら秋らしい涼しさがやってくるのでしょうか。真夏と変わらない季節のなかで、秋冬葉物野菜の種まきなどをしました。種を蒔いたのは、小松菜、チンゲンサイ、大根です。ワケギは球根を植えました。苗を植えたのは長ネギです。種と球根は購入しました。長ネギは近くの畑にあるヒョロヒョロの半分枯れた状態の長ネギを掘り出して植え替えしました。白菜やキャベツは、時期的に種まきは諦めました。後日、園芸店で苗を購入して植え付けようと思っています。
秋冬葉物野菜の種を数粒ずつ穴に蒔く
小松菜とチンゲンサイは1ヶ月位で収穫できます。食べられないほどたくさん収穫できても困ります。次々と収穫できるように、二週間ごとに種まきできる空きを作っておきました。ワケギは球根の皮をきれいに剥いで植えました。この方法が芽や根が早く出やすいとのこと。毎年そのようにしています。ワケギは毎年食べきっていますが、食べきらずに球根を残そうかなと思っています。そうすれば、球根を買わないで再利用できるからです。
チンゲンサイの種をまく ワケギの皮を剥ぐ ワケギの球根を植える
大根は冬に収穫しますまが、冬に時間があればたくあん漬けに加工しようかと思います。我家ではそれほど食べないので、今年は小型の大根にしました。種をまき終わり、球根を植え終わり、苗を植え付けが終わると、最後にジョロで水をまいておきました。数日後に小松菜やチンゲンサイの芽が出ると思います。今後は、ビオラや花菱草などの冬から春にかけて咲く花の苗を作ろうと思います。秋はどんどん気温が下がります。苗づくりは待ったなしです。
株間を広げて大根の種まき 最後にジョロで水をまく
里芋の出来具合を見ていたら、栗が落ちていることに気が付きました。雑草がなければもっと早く気が付いたはずですが、暑くて草刈りをしていませんでした。そのため、雑草を踏みながら歩いていて、雑草に隠れていた栗に気が付いたのです。周りを見ると、あちこちに栗やイガが落ちているではありませんか。たくさんの栗を雑草の下に見つけました。さらに、上を見上げるとこれから落ちてきそうな栗がありました。数日間は栗拾いを楽しめそうです。
明日にでも落ちてきそうな頭上の栗
拾った栗をよく見ると、何粒かは虫が食った小さな穴がありました。昔は水を入れたバケツに栗をごっそり入れていました。すると、次の日には中の虫が出て水面に浮いていました。水に沈められて息が苦しくなって虫が這い出たのでしょう。この方法はどんぐりやトチの実でも使えます。水に沈めて数時間経つと実から虫が出てくるのです。今回は、すぐに食べたいので虫が潜んでいそうな栗は山に放り投げました。我家の栗の食べ方ですが、まずは栗を煮た後に包丁で半分に割ります。そして、スプーンで中の実を掘り出して食べます。
雑草の根本に落ちた栗とイガ 虫が入っている栗を捨てる
まだまだ暑い日が続いていますが、秋は確実にやってきます。急いで秋冬野菜の種まきの準備を始めました。すべての雑草を刈り取ってから準備すると良いのですが、今年はあれやこれやと忙しい日々が続きました。そのため、草刈りは後回しにして秋冬野菜の種まきの優先順位をあげることにしました。今回は秋冬に収穫するための畝を作りました。仕事から帰ってからの農作業のため、しかも最近は夜が早いため、穴あき黒マルチを覆う作業だけしかできませんでした。種まきは明日か明後日にします。
秋冬野菜の種をまくための穴あき黒マルチを被覆
あらかじめ耕耘機で耕していた畑を、もう一度耕耘機で丁寧に耕しました。そして、クワを使って土を寄せるようにして鞍型の畝を作りました。次に、その鞍型の畝をレーキで丁寧に整形しました。続いて、穴あき黒マルチを被覆しました。最後に、黒マルチの両脇に土を寄せて完成です。明日か明後日種をまきますが、今はタマネギの種まき適期です。黒マルチ前に、タマネギを育苗のための畝を作っておきました。秋はどんどん気温が下がっていきますので、のんびりすることができません。今年は、白菜もキャベツも種から育てる余裕がありませんでした。苗を買うしかないかなと思っています。
クワで鞍型畝作り レーキで畝を整形 穴あき黒マルチを被覆
去年は8月末には最初の綿を収穫しました。しかし、今年は猛烈に暑かったためか、世話がおろそかだったためか、あるいは肥料が少なかったのか、綿の収穫が遅れています。昨日、初めて綿を収穫しました。この綿は去年Eさんにいただいた毛色が灰色の綿です。なお、多く栽培している和綿と洋綿(バルバゼンセ)はまだ収穫できません。ただ、どの綿もそのうち次々に実が割れ始めると思います。そして、収穫がピークになるのは10月ではないかと思います。綿の種類が多いので、それぞれ専用の箱を用意しようと思います。綿が収穫できるようになれば、綿繰り,カーディング,そして糸紡ぎにかける時間が増えそうです。
今年になって初めて収穫した綿(毛が灰色の品種)
ところで、初収穫した毛色が灰色の綿ですが、ほぐしてみると毛がとても短いことが分かりました。毛色が茶色の綿も綿毛が短いのですが、さらに短いように思います。その毛の長さは、ざっと見て犬猫の毛位なのです。それはつまり、糸紡ぎが難しい綿であることを示します。この灰色綿は野生に近いのか、品種改良途上だった綿なのかも知れません。時間が空いた時に、糸に紡いで確かめようと思います。
畑で摘まんだ灰色綿 ほぐすと短い綿毛
毎年、秋ジャガイモはお盆頃に種芋を植え付けします。しかし、今年は何かと忙しかったため秋ジャガイモのことをすっかり忘れていました。たまたま別件で園芸店に行くと、売れ残った秋ジャガイモの種芋がたくさん積んでありました。いろいろ調べてみると、ギリギリ9月上旬に植え付けても何とか収穫できるようです。ジャガイモは冷涼な気候が合っています。そのため、この9~11月上旬の期間に小さいながらも芋ができるのではないかと思いました。そのため急遽、ダメ元で秋ジャガイモ(品種:デジマ)の種芋を植え付けました。
耕した畝に巻き尺を張り、45cm間隔で種芋を置く
植え付ける前に、空いていた畑の雑草を刈り取りました。そして、耕耘機を使って何度も往復しながら耕しました。ロータリーに絡みつく雑草の根は、絡みつくたびに外して遠くに投げ捨てました。最後に畑の中央に窪んだ筋が付くように耕しました。耕耘が終わると、その窪んだ筋に沿って巻き尺を張りました。そして、種芋をその窪みに45cm間隔で置きました。なお、秋ジャガイモは春ジャガイモのように切断しません。すべての種芋を窪んだ筋に置き終わると、レーキを使って種芋に被せるように土寄せをしました。最後に土の上からトントンと押さえました。さて、霜が降りる頃、秋ジャガイモはどれほど収穫できるでしょうか。
何度も往復して畝作り レーキで種ジャガイモに土寄せ
5月に種をまいたインド藍がぐんぐん育っています。主に熱帯で栽培されているらしいインド藍、日本の寒い気候ではあまり育たないのではないかと思っていました。実際、春から初夏にかけてあまり育ちませんでした。そもそも発芽率が極端に悪いのです。20粒位種をまいて、2粒しか発芽しませんでした。古い種だったのか、水をもっとやらないとだめなのか、寒いと発芽しないのか、いまだに発芽率が悪い理由が分かりません。しかし、発芽したインド藍は7月下旬からはどんどん大きくなりました。すでに私の背を追い越しました。枝の節々をよく見ると、小さな花が咲いているではありませんか。
青い空に向かって大きく枝葉を伸ばすインド藍
インド藍はマメ科の植物のようです。花がマメ科特有の形をしています。ただし、枝豆や小豆などと比べて花が極端に小さいです。この小さな花に花粉を媒介する虫がやってくるのでしょうか。花を見ていると、アリが来ていることが分かりました。アリが花粉を媒介してくれるのでしょうか。今のところチョウチョ類は来ていません。ちゃんと花粉が付けば、鞘が大きくなり種子が取れるはずです。もし種子が取ることができれば、藍染めができるほどのインド藍を来年育ててみたいと思います。なお、先日試したインド藍の生葉染めではごく薄く生葉藍染めできました。
たくさん茂ったインド藍の葉 インド藍の花房とアリ
3月に種芋を植え付けたジャガイモ、畝半分は予定通り7月までに収穫しました。しかし、残り半分の収穫が遅れに遅れてしまいました。9月になった今日、やっと残りのジャガイモを収穫しました。収穫がこれほど遅れたのは初めてです。さらに、忙しくて秋ジャガイモの植え付けができなかったことも初めてです。何かの仕事かボランティアを減らさないとスムーズに農作業ができません。この春に観光協会の理事を退任しましたが、その位では農作業時間の確保には役に立ちませんでした。根本的に困っているのは、亡き父親が増やし続けた山や農地です。昔は土地の面積と豊かさが比例してしていました。しかし、今やお荷物です。草刈りだけでも大変です。困ったことに、何の価値も生まないのに税金だけは払い続けなければなりません。今や負債です。
残り半分のジャガイモを掘りあげる
畝にフォークを突き立てて、ジャガイモを掘り起こします。まだまだ暑い季節のため、汗が額を流れて顎から滴のように落ちていきます。その汗の臭いに誘われるのでしょうか、それとも吐く息に誘われるのでしょうか、蚊の大群が襲ってきます。その蚊を見ていると、手首や首筋などの露出した箇所を狙っているようです。あるいは、シャツの上にとまって布の上から血を吸います。今の季節の蚊を、この地方?では「9月の落ち蚊」と呼びます。「落ち武者」に例えた諺なのでしょう。叩いても叩いても、しつこく襲ってきます。
顔を出したジャガイモ ジャガイモを掘り出す 収穫したジャガイモ
ジャガイモを全て掘り出すと、それらを手箕に集めます。そして、水道の蛇口まで持って行き、ジャガイモの泥を洗い落としました。次に、そのジャガイモを軽く干しました。ただし、日に当てると緑化するため、ジャガイモの表面が乾くとすぐに室内に入れました。フォークが刺さって傷ついたジャガイモは腐りやすいため、早いうちに食べようと思います。ところで、園芸店には売れ残ったたくさんの秋ジャガイモが置いてあります。今植えれば、小さなジャガイモばかりでしょうが晩秋に収穫できるかも知れません。明日、その秋ジャガイモを購入して試しに植えてみようかと思っています。さてどうなるでしょうか。
掘り上げたジャガイモを洗う 洗ったばかりのジャガイモを干す
JR田布施駅前の友末旅館にて、同級生N君による落語公演2日目がありました。私は受付を担当しました。そして、来られた方々にチケットをお渡しするなどしました。去年はやはりN君による人情落語「文七元結」の受付などをしました。去年は1時間ものの人情落語1話でしたが、今回は笑いがある短め落語2話でした。5年前の1人芝居「赤い取調室」,3年前の「走れメロス」,そして去年の「文七元結」は、話が長いため少し心配しながら聞きました。しかし、今年は安心して落語を楽しむことができたように思います。N君お疲れ様でした。明日3日は最終日です。ぜひ頑張ってください。
落語「井戸の茶碗」を熱演するN君
落語が催された友末旅館は、建てられてから110年以上経つとのこと。JR田布施駅が作られた明治時代に建てられたのではないかと思います。入口はとても趣があります。ちょうど今、画家でもある友末旅館さんの絵が2階に展示されていました。落語の休憩タイムの間にその絵画を鑑賞させていただきました。ありがとうございました。落語は2話共に笑いが絶えず、楽しい雰囲気でずっと聞くことができました。来年もN君による落語があると思います。来年を楽しみにしています。
趣のある友末旅客 拍手をして笑う方々 2階の絵画展示室
せっかくの日曜日、久しぶりの休日です。そのため、滞っていた畑作業をしようと思いました。しかし、残念ながら朝から雨でした。野外の活動ができないため、引き続いてラジオの修理をすることにしました。音が小さい故障が分かっていますが、まずは各部を順にトレースして調査することにしました。そのため、基板の各部分が正常に働いているか確認することにしました。調べるために二つの測定器を使いました。一つは、私が自作したシグナルトレーサーです。もう一つは50年近く使っているオシロスコープです。まずは、シグナルトレーサーでバーアンテナが受信した電波を受け取る高周波部分から順にトレースしました。
高周波部から順番にシグナルトレーサーの端子を当てる
トレースの結果、中間周波を含めた高周波部分には大きな故障は見つかりませんでした。AM変調された電波が、ちゃんと中間周波に変換されていました。そして中間周波が検波回路まで来ていました。さらに、検波されて中間周波がちゃんと低周波に変換されていました。難を言えばやや低周波がひずんでいました。なめらかなサイン波ではないようです。
400HzをAM変調 搬送波は1MHz 自作のシグナルトレーサー
検波回路までは正常のようですので、今後は低周波増幅部を重点的にチェックしようと思います。ところで、回路基板をあらためて見ると、とても効率の悪い配線をしています。低周波回路が何故だか高周波回路でぶつ切りされているのです。その間が細い電線で結ばれています。また、コンデンサが寝ているのです。回路基板がお粗末に作られていることが分かります。このトランジスタラジオはSONY製です。当時のSONYはまだまだ基板の作り方がお粗末だったことが分かります。あるいは、製造がひっ迫してしたため、SONYの名を冠したOEMだったのでしょうか。
高周波から低周波に変換(検波) 検波直前の高周波波形
長かった真夏8月の最終日、田布施町少年少女発明クラブのチャレンジ創造コンテストが開催されました。参加したのは、男の子だけの3チーム,女の子だけの2チーム,男女混合1チームの計6チームです。
コンテスト開始直前、子供達が作った動力車と山車が規格に合っているかどうか車検をしました。規格とは、動力車と山車の縦・横・長さの規格、使っているギヤやタイヤの数などの規格です。車検に通ると合格証明書が張られます。1チームだけ高さの規格に抵触しましたが、すぐに上部を削って直しました。その結果、6チーム全てが車検に合格しました。
合格後は指導者や保護者はいっさい関わることができません。トラブルがあっても子供達だけで解決しなればなりません。チームごとに写真を撮影後、いよいよコンテスト開催です。会長の挨拶が終わると、コンテストの方法や採点方法などを来場者に解説しました。そして、待ちに待ったコンテストのスタートです。
子供達、指導者、そして保護者が見守る中でコンテスト
コンテストが始まる前に採点係などの役割分担の確認をしました。私は、スタートの号令を発したり,ストップウォッチで計時したり,走行中のミスなどの判定をしました。
コンテストの概要は「①スタート位置から動力車はバック②バックして山車と自動連結③連結が終わると動力車は山車を連結したまま前進④障害を避けながらゴールに向かう⑤途中からくりの解説」などです。手で連結したり,障害物に接触したり,制限時間1分を越えたりなどすると、どんどん減点されます。また動作以外に、からくりパフォーマンスがあるかどうか、そのからくりが正常に動くかどうかなども採点されます。
車検前に入念に調整 車検合格後写真撮影 スタート後、山車と連結
各チーム3回走行します。それぞれの採点で一番良い点数を採用します。コンテストの結果、6チームはそれぞれ40~90点台でした。ちゃんと動作して,ミスが一度もなく,規定時間の1分内にゴールに到着して、からくりパフォーマンスが良かったチームは点数が良かったです。
面白かったはタイヤの回転数の選び方です。チームを構成する子供達の性格が出たように思います。早く動かそうとしてタイヤの回転数を上げたチームは、操縦が難しくなりミスが多く出ました。逆にタイヤの回転数を遅くしたチームは、動作が遅くても操縦性が良いためミスはありませんでした。あえて言えば、このコンテストではウサギ型よりもカメ型の車の方が点数が良い傾向がありました。
遅くても、ミスなく手堅く進む 慎重に障害を避けながら進む
コンテストが終わると採点計算後に結果発表です。各チームは順番に会長の前に出て賞状を受け取りました。そして点数が発表されました。上位のチームは結果が県に提出されて、その結果を元に県代表に選ばれるかどうかが決まります。
ふだんはアイデア工作を作りながら、6月に希望者を募って編成した6チームです。工作の丁寧さ,動きの速さ,色の配分や模様,練習数,からくりの数やち密さなどに、各チームの性格が面白いほど現れたように思います。
毎年のこととは言え、子供達はよく頑張りました。疲れましたが、無事にコンテストが終わってホッとしました。
静かに採点を待つ いよいよ結果発表 会長より賞状授与