東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

猫ちぐら(ほぼろ版)を試作(4/9) 編み直しと猫穴作り開始

2023年02月13日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 ほぼろ版の猫ちぐらを試作していますが、四苦八苦しています。順調にわらを重ねるように編んでいたはずでしたが、途中二つのミスに気が付いたため、編んだ紐をほどいて編み直しました。一つ目のミスは中央が膨らんでしまったことです。もう一つのミスは紐の組み方です。編んでいると手前側のミスは気が付きますが、裏側は見えないためにミスに気が付かなかったことです。
 やれやれ数時間かけて紐をほどいたり、編み直したり、紐の組み方を直したりしました。良かったことは、紐の組み方を意識して変えると模様になることに気が付いたことです。ちなみに、青い紐は1ヶ月位前に藍染めした紐です。

         編み直した後、猫の通り口製作に取り掛かる


 ほぼろ版猫ちぐらを作った人はこれまでいないと思います。すべてオリジナルのため、編み直しやわらの重ね直しの連続です。嫌になりますが、場所によって編み方の方法が見えていることだけが頼りです。下手なりに一作目を完成させてみようと思います。

   中央部が膨らむ     裏側:わら外れ     裏側:組み誤り
  

 編み直した後、わらを重ねながら編み続けました。次に、猫が出入りする口の製作に取り掛かりました。ほぼろ版猫ちぐらの1番難しくて時間がかかる場所です。どのようにわらを組んで紐で止めたらいいか、頭の中で構想しながら作っています。猫がちゃんと通ってくれる出入り口になるでしょうか。

    誤った場所まで編み戻す       元の位置まで編み直す
 

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1ヶ月半ぶりにサトウキビを日光浴

2023年02月12日 | 麦,穀類,雑穀

 12月、サトウキビを越冬させるため部屋の中に退避しました。約1ヶ月半ぶりに部屋の外に出して日光浴させました。今のところ、順調に越冬中です。どのサトウキビも緑色で枯れている様子はありません。ただし、これから3月にかけてが越冬の本番です。この期間に半分近くのサトウキビが茶色に変色して枯れてしまうのです。このサトウキビは鹿児島以南でしか栽培できない品種のようで、毎年越冬には苦労しています。

        和三盆用サトウキビは、茎が細く耐寒性がある

 ところで、先日周防大島に行って和三盆用のサトウキビを入手しました。これで、私が栽培している甘みを収穫する植物は五種類になりました。
 ①サトウキビ。これは沖縄以南の世界中で砂糖用に栽培されています。
 ②和菓子の和三盆を作るためのサトウキビです。サトウキビよりも
  耐寒性があります。
 ③サトウモロコシ絞り汁でシロップを生産します。サトウキビで
  作るような黒砂糖になりません。水飴状になります。
 ④サトウカエデ。幹に傷をつけてその樹液を煮詰めてメイプルシロップに
  します。我家に数本植えているのですが、大木に育っていないため
  まだ樹液を収穫できせん。あと4年後頃には収穫できると思います。
 ⑤クルミ。最近クルミの樹液でシロップを作ることができることを
  知りました。我家のクルミで一度試してみたいものです。
今年の秋に、和三盆用サトウキビで黒砂糖を作ってみようと思っています。手回しで絞る機械がありますので。

   サトウキビ全てが綺麗な緑色     再び箱に入れて3月まで室内保存     
 

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今年度最後の放課後学習 成器塾 楽しいお汁粉作り

2023年02月11日 | 子供の育成関連

 今年度最後の小学校 放課後学習 成器塾でした。私が教えている「裁縫と調理」クラスは楽しい調理の時間です。前回、もち米やうるち米を手回し製粉したり、私の畑で収穫した小豆を鞘から取り出す体験をしてもらいました。
 そして今回、美味しいお汁粉を子供達は作りました。まずは、製粉した粉でお団子作りです。思いがけずドーナツ,ハート,肉球などの形をしたお団子を作っていました。お団子ができあがると、それを煮て柔らかくしました。そして、温めた小豆汁の中に入れました。最後に、子供達で好みの甘さに仕上げてもらいました。わいわいがやがやと、井戸端会議さながらの楽しい放課後学習でした。

       井戸端会議さながらの、楽しいお汁粉タイムの子供達


 お汁粉作りをする前に、子供達にエプロンを着たり髪を覆うように言いました。子供達が着替え終わると、調理前の手の洗い方を教えました。石鹸を手に付けてから、手首,手の甲,指と指の隙間,爪,そして手のひらなどを順番に丁寧に洗います。最後に清潔な布巾で手を拭きます。布巾が無い子にはペーパータオルを渡しました。

  製粉白玉粉をボールに   粉相応の水を計量   粉に水を入れてこねる
  

 お汁粉は小豆を煮て作りますが、小豆が柔らかくなるまで時間がかかります。そのため、あらかじめ指導員の1人に煮ていただきました。そして、その小豆汁を小学校まで持ってきていただきました。そして、私が持ちこんだコンロで温めました。私個人はその小豆汁をミキサーで砕いてトロトロにするのが好きですが、今回は皮を残すよう煮ていただきました。

        いったん丸め、それを千切りながらお団子を作る


 お団子作りが一番賑やかでした。私が教えた水の量が足りなかったようで、なかなか粉がまとまりませんでした。子供達からはブーイング(笑)でした。そこで、私がコップに適当に水を入れてさっと粉の上にふりかけました。すると、ちょうど良い硬さのお団子になりました。調理はレシピどおりにいかないものです。それも一つの勉強です。お団子ができあがると、熱湯にお団子を入れました。

    好きな形のお団子も作る       お団子を熱湯に入れて煮る
 

 お団子が煮え上がると、取り出して温めたお汁粉に入れました。お砂糖で甘みをつけると、子供達みんなでお椀にお汁粉をよそりました。そして、テーブルに座って行儀よくお汁粉を食べました。
 食べた感想を子供達から聞くと、白玉粉のお団子は柔らかくて美味しかったとのこと。しかし、水分が少なかったのか上新粉のお団子は硬かったそうです。つまり、もち米を製粉して作ったお団子の方が美味しかったようです。

 テーブルセッティング   煮えたお団子取り出し   温めたお汁粉に入れる
  

 これで、今年度の放課後学習 成器塾「裁縫と調理」は終わりです。来年度はどんなメニューにしようかこれから考えます。決めているのは、子供達も指導員さんも共に楽しい放課後学習です。指導員の方々、この1年ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。

          できあがったお汁粉をお椀によそる

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しいたけ栽培のため、伐採したクヌギに植菌(1/2)

2023年02月10日 | 野菜:豆類ほか

 数日前、伐採後に乾燥させていたクヌギの原木をローダー付きトラクターで我家に運搬しました。その原木に、しいたけを栽培するための植菌作業をしました。次のような手順で植菌作業をしました。以前は電動ドリルだけではなく打ち込み専用の金槌も使っていました。
 ①電動ドリルで穴開け(径9mm)
 ②開けた穴にしいたけ菌の駒を挿入
 ③駒を金槌でたたいて穴に打ち込む
 ④原木を半日陰の場所に移動して立てる
 ⑤日が当たらず湿り気を保つように、黒い寒冷紗をかける。
①~③を繰り返してクヌギの原木全体にしいたけ菌の駒を打ち終わると、④⑤に進みます。原木の数ほど①~⑤を繰り返します。しいたけ菌を打ち込んだ原木、早ければ一年半後の秋には最初のしいたけを収穫できます。

       クヌギの原木に穴あけ後、しいたけ菌の駒を打ち込み中


 去年は直径10cm程度の原木に植菌作業をしました。ところが、今年はクヌギの根元の太めの原木でした。そのため、一本の原木に多量のしいたけ菌を打ち込みました。とにかく重いので、転がしたり立てたりするのに力が必要で腰にも負担がかかります。来年はもう少し細い原木でしいたけ栽培をしようと思います。

  電動ドリルで穴あけ  穴にしいたけ菌の駒挿入   駒を金槌で打ち込む
  

 さて、原木にしいたけの菌を植え付けると、菌が原木内に繁殖するように保管します。そのため、日が当たらず、湿気を保つように、かと言って雨が直接当たらないようにします。しいたけ菌が繁殖しやすい状態を保つためです。その状態を保てないと、雑菌が繁殖します。例えばきくらげのようなキノコが生えてくることがあります。そうなると、その原木からはしいたけは生えません。

 しいたけ菌を植菌した原木を立てる     乾燥しないように黒寒冷紗
 

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マオランの葉から繊維を抽出する実験

2023年02月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 この夏はマオラン数株を育ててみようと思っています。そのマオランの葉から繊維を取り出して、ほぼろを編む縄又は紐を作ろうと思っています。どんな繊維が取り出せるのか実験してみました。
 最初、葉をそのまま木槌で叩きましたが、葉が崩れて繊維はぼろぼろです。そこで、先日クルミの皮を剥がした時のように煮沸してから木槌で叩きました。すると、葉が容易に繊維状になりました。その後、ぬめりを取って洗い乾燥しました。その乾燥した繊維を撚ると縄になりました。比較的色が白いので草木染めできるかもしれません。

       マオランの葉を煮沸後、繊維を取り出して縄に加工


 今回は煮沸する鍋の大きさに合わせて葉を切りました。ドラム缶で湯を沸かせば長いまま煮沸できると思います。蒸しても良いのかも知れません。マオランを煮ると葉の色が緑から黄土色になりました。鍋から取り出してすぐに木槌で叩きました。葉は柔らかくなっていて木槌で潰す感じです。葉を見ていると、しだいに繊維がほぐれていく様子が分かります。

 煮沸中のマオランの葉     木槌で葉を叩く     叩き終わった葉
  

 潰し終えた葉は、繊維,葉肉,そして葉の表皮に分かれました。その後、雑巾を使って葉肉と薄皮を取り除きました。取り除くと繊維分だけが残るのか、だんだん白くなりました。そして、繊維をほぐしながら何度も水洗い、天日干ししました。最後に、乾いた繊維を手で撚ってみると縄になりました。
 マオランで作られたロープはこんな風だったのでしょう。かつて周防大島などにあったと言われるマオラン工場ではこのようにしてロープが生産されたのかも知れません。

  水洗いしている途中の葉の繊維      天日乾燥後のマオランの繊維
 

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厳冬期の今、風が無い時にたき火で体を暖める

2023年02月08日 | ふるさと

 まだまだ寒い日が続いています。そんな時はたき火をして暖まるにかぎります。延焼しては困るため、風が無い時にひっそりとたき火を楽しみます。キャンプなどでは薪を燃やしますが、私は草刈りや下刈りで出た枯草や枯れ木を燃やします。
 最初の火付けには丸めた新聞紙を使い、次に段ボールを燃やし、続いて枯れた竹を燃やし、最後に枯れ木を燃やします。火に勢いがつけば、あとは何でも燃やせます。なお、火の用心として水道からパイプを伸ばして水を常に出せるようにしています。

          枯草や枯れ木を燃やして体を暖める


 キャンプで火を燃やす時は、すぐに薪が無くなってしまいます。しかし、我家では数え切れないほどの枯れ木があります。その枯れ木を切って薪割りすることに時間と労力がかかります。そのため、我家の周りの山や林に枯れた木々がたくさん放置されています。風呂焚きや暖房に枯れ木を使わなくなって以降、たくさん枯れ木が余っています。もったいない限りです。暖炉を設置してみたいものです。

   燃える段ボール    水の噴射をテスト    どんどん燃えるたき火
  

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しいたけの原木運搬と麦畑の耕運除草

2023年02月07日 | 草刈り,整地

 年末、いつもの皆さんとしいたけ栽培用の樹(クヌギ)を伐採しました。数本を手分けして伐採し、幹や枝を1m間隔で切り分けました。そして、各人欲しい分だけ分けました。私は重くて運べない根元部分を四本ばかりいただきました。今回、その四本をローダー付きトラクタに載せて我家に運びました。ついでに、小さな草が生え始めた麦畑を軽く耕運除草しておきました。

      しいたけ用に伐採したクヌギの幹をローダーに載せる


 今は厳冬期なため、トラクターのエンジンがかかりにくくて困ります。新しいバッテリーを購入してもよいのですが数万円かかります。そのため、バッテリーをしっかり満充電してエンジンをかけています。しかし、一度スタートを失敗するとまた満充電しなければならず困ったことです。近いうちに新品のバッテリーを買うしかなさそうです。
 ところで、麦畑を耕運除草していると、どこからともなくの野鳥がたくさん集まりました。そして、耕運したばかりの土をつついていました。餌が少ないこの時期、土の中に潜んでいる虫を食べる絶好のチャンスなのでしょう。

        麦畑の表面に生える雑草をはぎ取るように除草

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猫ちぐら(ほぼろ版)を試作(3/9) 猫部屋の製作開始

2023年02月06日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 ほぼろ版猫ちぐらの底部が完成したので、猫の部屋を編み上げることにしました。ほぼろは単なる籠ですが、ほぼろ版猫ちぐらには猫が出入りする穴があります。その穴を開けておく工夫が必要です。そのため、穴を開けるための紐を取り付けるようにしました。今回は試作1号ですので、試行錯誤しながらの製作になりそうです。

     ほぼろ版猫ちぐら試作開始、矢印が猫が出入りする穴の位置


 ほぼろ版猫ちぐらを試作するにあたって、馬に掛ける駒の位置を決めました。単なるほぼろ製作ならば細縄は一つだけで済みますが、猫出入り口穴用に細縄を二本追加しました。そして、駒の数も6個増やしました。

 追加した駒6個に紐通し  メジャーで馬位置決め   駒位置にマーキング
  

 馬に駒を掛ける位置を決めると、駒に紐を巻いていきました。藍染めした紐を4個の駒に巻いておきました。これは出来上がった猫ちぐらのアクセントのつもりです。最初、猫出入り口を開けないで、わら束をどんどん編んでいきます。そして、出入り口の場所に来ると、編み方を変えます。とにかく試作1号ですので、いろいろ試行錯誤することになると思います。

   馬の所定の位置に駒を掛ける       追加の細縄2本を馬に置く
 

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今年も、各小学校で「昔の生活」を講義(1/x)

2023年02月05日 | 子供の育成関連

 郷土館は、小学校の社会科で学ぶ「昔の生活」学習の一端を担っています。コロナ惨禍が始まる前は、生徒さん達は小学校から歩いてきたりバスに乗ったりして郷土館に学習のため来館していました。ところが、コロナ惨禍で郷土館に来ることができなくなりました。そこで、郷土館から小学生まで行って社会科「昔の生活」を実物や写真を使って講義しています。今年も、町内全ての小学校から依頼されて講義に行く予定です。

        昔使っていた懐かしい家庭用品を、実物や写真で解説


 私が子供時代だった昭和30年代を主にした講義です。子供になじみやすいように、当時の子供の生活を中心にお話をしています。次のようなお話です。当時の子供の遊び、食べ物、手伝い、学校生活、服装、新聞少年、寄生虫、病気、薪割りや風呂焚き、鶏をさばいてお肉にしていたこと、酪農の手伝い、当時のお葬式や結婚、子供同士のルール、飼っていた動物、当時の乗物などのお話です。今の子供達が想像できないお話をたくさんしました。
 これらのお話、なるべく楽しく分かりやすく話すように努めました。

 講義のタイトル(PPT)   黒板に絵をかいて解説   古道具運搬の手伝い
  

 私の子供の頃を思い出してみると、どの家庭も貧しかったように思います。そのため、子供もそれなりに無休で働いていました。
 私の場合ですが、高校卒業まではほぼ毎日、風呂を薪で焚いていました。薪は事前に山に行って枯れ木を見つけては持って帰り、ノコギリで切っては斧で割っていました。当然のことながら雨の日にそなえて余分に薪を作っていました。それが当時の子供の普通の生活でした。おかずにする貝や魚なども捕まえていました。
 嬉しいことに、講義をしたその日の夕方や日曜日に、子供達が郷土館にたくさんやってきました。もう少しくわしく昔のお話を聞きたくなったのでしょう。また、私が解説をした以外の昔の道具に興味を持ったのでしょう。

   講義後も熱心に古い道具を見学     郷土館にやってきた子供達
 

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マオランを日当たりの良い畑に植え付け

2023年02月04日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 先日周防大島でいただいたマオランを日当たりが良い畑に植え付けました。厳冬期真っ最中なので、ちゃんと根付くかどうか心配です。5月頃になれば根付いたかどうか分かると思います。もし根付くことができれば、夏や秋に葉を収穫できます。
 葉を収穫することができれば、葉を裂いて紐にするか編んで敷物にしてみようかなどを考えています。そもそもマオランがどんな植物か分からないため、いろいろな特性を調べてみようと思います。

        1.5m位の間隔をあけてマオランの株を植え付ける


 マオランを植えた場所は麦畑の南端です。一年を通じて一番日が当たる場所です。この場所はチガヤなどの雑草が最も元気な場所です。そのため、一年を通じて頻繁に草刈りをしなければなりません。背が高いマオランが根付けば、雑草を押さえてくれるのではないかと期待しています。

  マオランの株を置く   1.5m間隔で穴を掘る  穴にマオランを植え付け
  

 今回植え付けたマオランは二種類です。一つは周防大島でいただいたもので、もう一つは購入したもので葉がブロンズ色のマオランです。乾燥するとどんな葉色なるか両者をテスト中です。もし乾燥して色の違いがあれば、紐にしたり編んでも模様を付けることができます。とは言え、とにかく今は根付いてくれることを願っています。

  ブロンズ色のマオランを植え付け     植え付けを完了したマオラン
 

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銭壺山 日積側から積雪の急斜面を登る(3/3)

2023年02月03日 | 歴史探訪他ウォーキング

  銭壺山の東屋は空気が澄み切って天気は良かったのですが、風が冷たいのでじきに体が冷えてきました。そのため、すぐに下山することにしました。同じ道を降りるので、道に迷う心配はありません。トイレの裏から日積に続く道をどんどん降りました。最初、天狗堂へ向かう参道を通りました。そして、軽い下り坂を通って天狗堂に降りました。

      銭壺山の東屋から見下ろした周防大島,笠佐島,上関方面


 天狗堂から降りる山道がこれまた大変です。登りは二歩進んで一歩ずり落ちましたが、下りは注意しないと転がり落ちてしまいます。なるべく樹の幹を手で掴みながらよろよろと降りました。厚く積もった落ち葉と積雪に足を取られないように細心の注意をしました。

  周防大島の久賀方面    天狗堂を後にして    登ってきた道の跡
  

 距離と時間が短いのだけがとりえの急坂でした。30分位降りて谷底に着くと急坂は終わりです。その谷底から上を見ると、何段にも連なる棚田がありました。今は杉林になってしまった棚田、昭和30年頃までは何家族もこの谷底で生活を営んでいたことが分かります。

   滑り落ちるような急坂を下山     日差しの当たる鳩子の里に到着
 

 谷底の棚田跡をぬうように走る山道をどんどん過ぎると、ようやく鳩子の滝に着きました。ここまで来ると道が開けています。鳩子の滝近くのお地蔵様傍で小休止しました。そして、ふれあいどころ437に向かって歩き続けました。大変な山道でしたが、寒くて休憩する時間があまり取れませんでした。そのため、思いがけなく早くふれあいどころ437に到着しました。歩き通して体が熱く甘みを求めていたのでしょう、野外のテーブルに座ってアイスクリームを食べました。今回の下見に参加された方々お疲れさまでした。
 ところで、今年の史跡巡り予定は次の通りです。よろしくお願い致します。

 1月 柳井市街の昭和の建物 
 2月 柳井市日積~銭壺山
 3月 光市戸仲大師堂~冠梅園
 4月 光市岩田周辺 
 5月 上関町長島
 6月 大畠町神西地区
 7月 平生町山田~伊保荘
 9月 町内田布施川全橋を渡る
 10月 伊保荘~大星山~佐賀
 11月 周防大島源明山

         日積側から銭壺山に登った、積雪の山道コース

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少年少女発明クラブで電子工作、はんだ付けの思い出

2023年02月02日 | 子供の育成関連

 前回に続いて、少年少女発明クラブの子供達は田布施農業工業高校で電子工作をしました。今回は前回よりも難しくなり、ICチップを基板にはんだ付けして取り付けしました。細いはんだ線とはんだごてを使うため、目が良くない私には難作業です。
 今の私には、子供の頃に製作した真空管ラジオなどがちょうど良い大きさです。今のようなICチップは取り付け距離は2mm位です。そのため、老眼鏡をかけないと私にはとても工作できません。子供達を見ていると、初めてのはんだ付けにしては器用に取り付けていました。個人差はありますが裸眼で取り付けていました。次回は今年度最後の発明クラブです。電子工作を完成してみんなで動作の確認をします。

         はんだごてを使って器用にICチップ基板を取り付け


 はんだ付けで思い出しました。私が就職した当時、日本ではラジオやテレビが生産されていました。私がとある工場に赴任した時、100m近いベルトコンベアが何台もありました。そのベルトコンベアの両脇に、去年まで中学生だった子達が100人近く並んでいました。そして、一生懸命はんだ付けしていました。壮観な光景でした。

   昼間はテレビ製造ではんだ付け作業、夜は夜間高校生の子達 1975年


 その子達は、仕事が終わると一斉にセーラー服に着替えてバス数台で夜間高校に通っていたのです。親しくした子達の顔を今でも覚えています。この子達のうちの一人の家に一週間ほど遊びに行ったことがあります。岐阜県の山奥出身の男の子でした。あどけなかったその子達は今、60代の年齢のはずです。自分の若い頃をどう孫達に話をしているのでしょうか。

  発明クラブの開始    コントローラの充電   工作の要領を聞く子達
  

 今回、はんだ付けを子供達は体験しましたが、最新の技術では、今やはんだ付けは自動化されています。基板を溶けたはんだに送り込んで自動的にはんだ付けしています。今や、半導体回路を設計したり、配線をCADでアートワークする技術が主な仕事になっています。また、プログラミングして回路を自動設計しているようです。日本では製造ではなく設計がメインな仕事になっているようです。とにかく技術の進歩の速さに目が回ります。

   高校生にはんだ付けを教わる     うーん!なかなか難しい回路工作
 

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周防大島の史跡探索 和三盆用サトウキビ,マオランをいただく

2023年02月01日 | 歴史探訪他ウォーキング

 周防大島に、お友達とマオランの調査や史跡巡りに行ってきました。いろいろと嬉しいことがありました。最初、八幡生涯学習のむらで開催中の大島今昔写真展を見学しました。ついでに、隣の久賀歴史資料館を覗いてみました。私が制作しているほぼろが何点か展示されていました。ミカンの収穫に使われていたためか、「ほぼろ」ではなく「みかんてぼ」と呼ばれていたようです。
 隣に併設された体験館に小さなサトウキビがたくさん置かれていました。そのサトウキビのお話を伺っていると、思いがけなく安価で売っていただくことができました。そして、長めの茎をプレゼントされました。このサトウキビ、四国で和三盆の原料として栽培されている品種です。この夏に栽培して、子供達にかじらせたり黒砂糖を作らせてみようと思います。

         山羊達に歓迎された上に、たくさんの株をいただいたマオラン


 久賀歴史資料館へは以前、何度か来たことがありました。今回はロープの材料になったマオランに関わる展示がないか調べてみました。すると、直接マオランに関わる物はありませんでしたが、ロープを製造する機械が数点展示されていました。また、いろいろな籠が展示されていました。その中に一点だけシダ籠がありました。なお、資料館の館長さんにお聞きすると、昔マオラン工場があったとのこと。
 その他、興味深い資料がたくさんありましたが、時間が迫っていたため切り上げました。切り上げようとした直後、偶然に体験館で和三盆用のサトウキビを見つけました。史跡調査などでは、とにかく図太く遠慮なく聞いてみることが大事です。おかげで、和三盆用のサトウキビを入手できました。 

  ロープを編む機械     たくさんの農機具    和三盆用のサトウキビ
  

 その後、お昼休憩をするために道の駅に行きました。混んでいたため、やむなくテイクアウトでうどんを食べました。道の駅を散策した後、片添ヶ浜近くの和佐地区に行きました。和佐八幡宮前で、シニアカーに乗っている古老にマオランについてお聞きしました。すると、子供の頃にマオランが家に植えてあったとのこと。また、山向こうにマオラン工場があったとのことをお聞きしました。その後、和佐の史跡である建武二年宝篋印塔(1335年)を見学しに行きました。

  和佐の建武二年宝篋印塔(1335年)   森地区に生えていた野良マオラン
 

 和佐地区を出て車を進めていると、森地区で枯草の捨て場に野良マオランが生えているのを発見しました。続いて、片添ヶ浜を過ぎて小積地区に行きました。そこで、坂を登りながら枝分かれする道をマオランを探して歩きましたが、見つかりませんでした。ついでに小積地区の二尊院をお参りしました。
 次に小積地区を諦めて隣の大積地区を通りました。すると、バス停近くで今にも絶えそうなマオランを見つけました。笹に押されて、5年以内に枯れるのではないかと思われます。

  小積地区の二尊院   外入の小屋で番をする猫  掘ったマオランを株分け
  

 大積地区を出ると、地家室地区に向かって崖上の桜並木道を進みました。途中シーボルト上陸記念碑がありました。沖家室島に立ち寄ろうかと思いましたが、時間がないため今回は止めました。地家室地区から外入に向かうには半島側の伊崎を通ります。しかし、工事中とのことで山越えして外入に行きました。その途中で野良マオランを見つけました。山越えをして外入地区に入ってすぐ、外入湾を見下ろす高台に「夕日の丘展望台」がありました。夕日時に外入湾の夕焼けが美しいのでしょう。

        出迎えてくれた山羊達、マオランが生える傍で飼育


 外入地区に降りると、マオランが生えた場所に着きました。傍で飼われている山羊達がメーメー出迎えてくれました。傍の小屋におられたお二人の方に声をおかけました。すると、マオランを分けていただくことを快くご了解いただきました。「夕日の丘展望台」を管理している地元グルーブの方々だそうです。
 いただいたマオランの株、我家の畑に植え付けようと思います。サトウキビにマオランに、久しぶりに楽しかった周防大島史跡巡りでした。同行していただいたiさんありがとうございました。

         史跡巡りやマオランを探した周防大島ルート

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