ずっと訪問してみたいと思っていた軍艦島に上陸しました。
20世紀の日本の経済発展を支えた炭鉱島。
東京の9倍で当時世界一の人口密度、鉄筋コンクリートのアパート群、
TV普及率も昭和30年代にほぼ100%に近い状況だったようです。
【軍艦島コンシェルジュ】のツアーを利用しました。
天気予報はずーっと

予報で、傘を使用できない決まりの為
カッパを準備していましたが、船に乗り込む頃あがりました。
やっぱり持ってます

常盤桟橋 この時は傘をさして受付に向かいました。

この船で軍艦島に向かいます。
雨上がりの中、風があたって寒かったですが、上に座りました。
この軍艦島は今年の世界文化遺産登録を狙っていますが、
長崎にある三菱を中心とした各施設もその一連の遺産群に入っています。

世界最古のクレーン、現役で稼働中。

三菱重工

巨大な客船2隻を受注したとのことでそのうちの一つがこれ。

ドッグ№3も。

ながさき女神大橋

神ノ島 マリア像と教会

伊王島 聖ミカエル天主堂

常盤桟橋から約20分、軍艦島(端島)が見えてきました!

最も軍艦らしく見えるというポイントから。

居住地区を中心に

学校など

真ん中の山の上に上級階層の人が住んだマンション

あの櫓は神社の後

上陸しました! 屋上の屋根が崩落していますが、最近のことらしいです。
この廃墟の島の建物群を維持していくのは相当に難しい・コストのかかることだと思います。

上級階層の人が住んだ建物はかなり高い位置にあることがわかります。

ここも暴風によって倒れてしまったようです。

このあたりは炭鉱から出てきた石炭を船に運ぶなどの作業場だったところの一部

右下写真の階段は炭鉱への入口へと続くもの。この上から真下に降りていくエレベーターのようなものがあったようです。

炭鉱から上がった作業員は真っ黒になっており、まずは作業着を洗い、そして体を洗う。
その銭湯がこの辺りに。
真水が出ない島なので海水を沸かして風呂に入り、上がり湯のみ真水だったとのこと。
長崎市から上水が引かれるまでかなり厳しい生活環境だったことがわかります。

ここが長崎市が作った歩道の最奥。

このスペースは数年前B'zが
【MY LONELY TOWN】プロモーションビデオで撮影したところ。
(それ以外のところでも撮影されていますけど。帰りの船の中で観ました。)

この並んでいる柱のようなものはベルトコンベアーが通されていて、掘り出された石炭を運んでいたものです。
そして軍艦島を後にしました。

軍艦島の空撮
最後に…
長崎港に戻る直前、これも文化遺産群の一つというものを見られました。

奥に見える小さな建物。
ガイドをしてくれたおばさんは
池島炭鉱に住んでいたという方で、その実体験なども織り交ぜながら
説明してくれて非常にわかりやすいものでした。
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