すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

眠れなくなる本

2014年03月15日 | 雑記帳
 気まぐれにムック本を買ってみた。その名も『睡眠力』(宝島社)。寝つきは相当いいのだが,夜中に目が覚める。それから眠れないことがある。昼間に睡魔に襲われるときがある。巻頭の「快眠度セルフチェックリスト」では,10点超えである。6点以上が「すぐに対処すべき」という判断だ。だから買ったのだ。


 とは言いながら年齢相応のようにも思う。柄にあわず?クヨクヨと考え事をするタイプだから当然かという考えも頭の隅っこにある。それでも救いを求めたくてページを開くが,「健康オタク」を自称している身には,ほぼ8割程度は知っている事柄だ。もちろん残りの2割は貴重であり,そこを学べればいい。


 一番興味深かった項目は「『寝逃げしてしまえば悩みは消える』という箇所。なにしろ「寝逃げ」という言葉のインパクトが強い。一瞬,どんな意味かと考えるが,実はこんなことだ。「とりあえず寝る=寝逃げ」。そしてこんなふうに書いている。「悩みがあるときこそ,思い切って睡眠の世界へ逃げ込んでしまう」


 なんのこっちゃ!私は眠れない悩みを抱えているのですよ。睡眠の世界へ逃げ込めないから,あなたの本を買ったのですよ!坪田聡さん(注:監修しているお医者さん)。眠ることで記憶が整理され問題解決に結びつくとは以前から言われていた。ずうっと昔は「睡眠学習」なんて洒落のような言葉もあったはずだ。


 不眠という問題が,睡眠によって問題解決されたら素晴らしいだろう。寝ている間に,その不眠の理由はこの要素とあの要素が結びつき,こうした解決法があると頭の中で整理されたら…とまるで夢のようだ。この本によると夢はあまりよくないそうな。ではどうすれば…「睡眠力」一冊で,また眠れなくなるか。

コメントを投稿