受験経験のある方は、多分、選択式の1点の大切さ、
怖さは十分承知しているでしょう。
初めて受験される方も、そのような話を聞いたりしたことは
あるのではないでしょか。
選択対策ですが、意識過剰が一番ダメです。
確かに選択式は怖い試験です。
かといって、最近の問題を見てもらえればわかるように、
完璧な対策は不可能です。
条文ベースで対策が可能なものもありますが、まったく
対策できないというような感じの問題もあります。
そこで、個人的には、感覚を磨くのが一番と考えています。
見たことのないような文章でも、諸規定の考え方をしっかり
つかめば、必然と空欄に入る言葉が見つかるのでは。
最初から文章に空欄があるようなものを使って対策をしようと
すると、その言葉だけ妙に意識してしまうことになるでしょうね。
つまり、いきなりそのようなものを使うのではなく、
まずは、択一式の延長で勉強を進めていけば、いいのです。
諸規定の根っこを掴む、択一式の論点となるような箇所を意識しておく。
そして、最後は自分自身の力を信じれば、最低ラインは
クリアできます。
ということで、基本となる条文も大切ですが、その前提には
厚生労働省の考えがあるわけで、厚生労働行政や白書も意識して
おきましょう。
ただ、深入りは禁物です。新聞の見出しの感覚で、
なぜ、そのような施策をとるのかという、ポイントを抑えておけば、
大丈夫ですよ。
「選択を恐れない」
これが究極の対策ではないのでしょうか。