11月10日に、
平成29年度社会保険労務士試験の合格発表がありました。
平成29年度の試験の
受験申込者数 49,902人(前年51,953人、対前年 3.9%減)
受験者数 38,685人(前年 39,972人、対前年 3.2%減)
そのうち、合格された方は 2,613人でした。
合格された方、
おめでとうございます。
で、合格率は 6.8%(前年 4.4%)です。
昨年の合格率に比べると高くなっていますが、6%台ですから、
かなり低い水準です。
平成29年度試験の合格基準ですが、
<選択式試験>
総得点24点以上 かつ 各科目3点以上 です。
ただし、「雇用保険法」、「健康保険法」は2点以上です。
<択一式試験>
総得点45点以上 かつ 各科目4点以上 です。
ただし、「厚生年金保険法」、は3点以上です。
選択式の基準点、
総得点としての24点というのは、問題の質から考えても順当なところでしょう。
科目別の基準点は、2科目の引き下げで、
「健康保険法」は出題内容から、得点し難い空欄があり、
厚生労働省発表の平均点でも、2点を下回っているので、順当なところでしょう。
「雇用保険法」は、難しいとはいえないレベルの内容でしたが、雇用保険法は
そのようなレベルでも得点が伸びない傾向があり、平成29年度も、そのようだった
というところです。
「労務管理その他の労働に関する一般常識」も、3点以上の受験生の割合が5割に
満たない状況だったのですが、2点以上とした場合に基準点を満たす受験生の割合が
7割以上となってしまうことから、引下げが行われなかったようです。
択一式については、
平成23年度から25年度まで3年連続の46点、平成26年度と平成27年度は45点で、
平成28年度は42点と下がりましたが、再び45点という水準まで上がりました。
平成28年度の問題に比べると解きやすい問題が多かったというところがありますし、
個数問題が減ったという点も影響したかもしれません。
平成28年度は、合格基準点が高かったわけではないにもかかわらず、合格率が低く、
平成29年度においても、問題、基準点との関係で考えると、やはり、合格率が低い
という感じです。
これは、ここ数年、同じように思えるのですが、
基本がしっかりとできていないことにより、正解すべきレベルの問題で正解する
ことができないという受験生がかなりいるのではないでしょうか。
また、基本がしっかりできていないので、応用的な問題に対応することが
できないというところもあるのではないでしょうか。
ですので、平成29年度試験は、残念な結果になった方、
平成30年度試験の合格を目指すのであれば、
まず、当然、基本を確固たるものとして、「正確な知識」を身に付けて、
得点できる問題を確実に得点できるようにしていきましょう。
それに加えて、ここのところは、事例などの応用問題がかなり出ているので、
そのような問題に対応することができる応用力を養うようにしましょう。
平成29年度社会保険労務士試験の合格発表がありました。
平成29年度の試験の
受験申込者数 49,902人(前年51,953人、対前年 3.9%減)
受験者数 38,685人(前年 39,972人、対前年 3.2%減)
そのうち、合格された方は 2,613人でした。
合格された方、
おめでとうございます。
で、合格率は 6.8%(前年 4.4%)です。
昨年の合格率に比べると高くなっていますが、6%台ですから、
かなり低い水準です。
平成29年度試験の合格基準ですが、
<選択式試験>
総得点24点以上 かつ 各科目3点以上 です。
ただし、「雇用保険法」、「健康保険法」は2点以上です。
<択一式試験>
総得点45点以上 かつ 各科目4点以上 です。
ただし、「厚生年金保険法」、は3点以上です。
選択式の基準点、
総得点としての24点というのは、問題の質から考えても順当なところでしょう。
科目別の基準点は、2科目の引き下げで、
「健康保険法」は出題内容から、得点し難い空欄があり、
厚生労働省発表の平均点でも、2点を下回っているので、順当なところでしょう。
「雇用保険法」は、難しいとはいえないレベルの内容でしたが、雇用保険法は
そのようなレベルでも得点が伸びない傾向があり、平成29年度も、そのようだった
というところです。
「労務管理その他の労働に関する一般常識」も、3点以上の受験生の割合が5割に
満たない状況だったのですが、2点以上とした場合に基準点を満たす受験生の割合が
7割以上となってしまうことから、引下げが行われなかったようです。
択一式については、
平成23年度から25年度まで3年連続の46点、平成26年度と平成27年度は45点で、
平成28年度は42点と下がりましたが、再び45点という水準まで上がりました。
平成28年度の問題に比べると解きやすい問題が多かったというところがありますし、
個数問題が減ったという点も影響したかもしれません。
平成28年度は、合格基準点が高かったわけではないにもかかわらず、合格率が低く、
平成29年度においても、問題、基準点との関係で考えると、やはり、合格率が低い
という感じです。
これは、ここ数年、同じように思えるのですが、
基本がしっかりとできていないことにより、正解すべきレベルの問題で正解する
ことができないという受験生がかなりいるのではないでしょうか。
また、基本がしっかりできていないので、応用的な問題に対応することが
できないというところもあるのではないでしょうか。
ですので、平成29年度試験は、残念な結果になった方、
平成30年度試験の合格を目指すのであれば、
まず、当然、基本を確固たるものとして、「正確な知識」を身に付けて、
得点できる問題を確実に得点できるようにしていきましょう。
それに加えて、ここのところは、事例などの応用問題がかなり出ているので、
そのような問題に対応することができる応用力を養うようにしましょう。