ハワイのゴルフ場のレストランから始まったと言われる、アメリカ-日本クレオール食品、「スパむすび」は、なかなか癖になる味わいです。ご飯のおむすびの上に薄焼き卵とみりん醤油で甘辛に味付けした缶詰ハムのスライスが乗っているのですが、今や、ご飯にハンバーグと目玉焼き卵を乗せてグレービーソースをかけた「ロコモコ」と並んで、ハワイB級フードとして定着していると思います。スパむすびに使う缶詰ハムは勿論、Hormel食品のSPAMを使わねばなりません。SPAMは1937年にミネソタ州で生まれ、ランチョンミートとしての不動の地位を築きます。戦時中は兵士食として活躍し、アイゼンハワーは第二次世界大戦の勝利はSPAMのおかげであると述べたらしいです。そのSPAMがもっとも多く消費されているのがハワイで、代表料理としてスパむすびや寿司ロールをHormel食品のホームページでは紹介しています。少なからぬ量がハワイの日本人観光客によって消費されているのではないかと思います。
ところで、戦時中のイギリスでは食料不足から政府による食料配給があったようです。SPAMはプロセス肉食品の中でその食料配給の制限を受けなかったため、プロセス肉を使った肉料理の多くにSPAMがつかわれていたらしく、イギリス国民はSPAMには飽き飽きしていたようです。その様子がイギリスの人気コメディーであったMonty Pythonでのスケッチに使われています。SPAMは食べたくないのに、レストランで朝食を食べようとしたら、殆ど全てのメニューにSPAM使われていたという話で、このスケッチから、欲しくもないのに送られてくるe-mailのことがSPAM mailと呼ばれることになったそうです。Monty Pythonのこのスケッチは1970年のものですが、SPAM e-mailという言葉が最初に使われたのは1993年らしいです。日本でパソコン通信から始まって、e-mailが広く使われ出したのは、多分90年代の始めごろだと思いますが、それから考えると、e-mailが電話なみに普及したのはここ20年ほどということになります。しかし、BBCニュースによると最初のSPAM mailは30年前にさかのぼるらしく、今月は最初のSPAM mail から、ちょうど30年になります。最初のSPAM mailは1978年、5月3日に、今はもうないコンピューター製造会社、DECの広告が400名に送りつけられたものだそうです。30年後の今、SPAM mailは一大地下産業となり、毎日兆単位のSPAM mailが発送されており、85%以上のe-mailはSPAMもしくはJunk mailであるという数字もあります。
というわけで、急にスパむすびが食べたくなったから5月3日はSPAM記念日、となりました。
ところで、戦時中のイギリスでは食料不足から政府による食料配給があったようです。SPAMはプロセス肉食品の中でその食料配給の制限を受けなかったため、プロセス肉を使った肉料理の多くにSPAMがつかわれていたらしく、イギリス国民はSPAMには飽き飽きしていたようです。その様子がイギリスの人気コメディーであったMonty Pythonでのスケッチに使われています。SPAMは食べたくないのに、レストランで朝食を食べようとしたら、殆ど全てのメニューにSPAM使われていたという話で、このスケッチから、欲しくもないのに送られてくるe-mailのことがSPAM mailと呼ばれることになったそうです。Monty Pythonのこのスケッチは1970年のものですが、SPAM e-mailという言葉が最初に使われたのは1993年らしいです。日本でパソコン通信から始まって、e-mailが広く使われ出したのは、多分90年代の始めごろだと思いますが、それから考えると、e-mailが電話なみに普及したのはここ20年ほどということになります。しかし、BBCニュースによると最初のSPAM mailは30年前にさかのぼるらしく、今月は最初のSPAM mail から、ちょうど30年になります。最初のSPAM mailは1978年、5月3日に、今はもうないコンピューター製造会社、DECの広告が400名に送りつけられたものだそうです。30年後の今、SPAM mailは一大地下産業となり、毎日兆単位のSPAM mailが発送されており、85%以上のe-mailはSPAMもしくはJunk mailであるという数字もあります。
というわけで、急にスパむすびが食べたくなったから5月3日はSPAM記念日、となりました。